起業家のエネルギーの渦を巻き起こす「ANRI VORTEX」
こんにちは！ANRI 広報の興梠です。
先日、ANRIの新投資プログラム「ANRI VORTEX」の開始を発表いたしました！
今回は、ANRI 代表パートナー 佐俣アンリと ANRIのベンチャーキャピタリストであり、VORTEXの企画・運営担当 丸山太郎に、どのようなプログラムなのか、なぜ始めることにしたのか、その想いなどをインタビューいたしましたので、よろしければご覧ください。
ひとりでも多くの起業家にチャレンジしてほしい
ー2023年2月にANRI初の投資プログラムである「ANRI VORTEX」開始を発表いたしました。どのようなプログラムになっているのでしょうか？
丸山：簡単に言うとVORTEXはANRIの通常の投資活動を型に落とし込んだ投資プログラムです。つまり支援内容は通常ルートで投資を受けた場合と大きな差はありません。では何故わざわざプログラム化しているかというと、起業に挑戦をする入口を広げたかった、というのがあります。VORTEXの一つの狙いは起業家にANRIの投資をより身近に感じてもらうことです。Equity調達の数や額が年々増えているとはいえ、会社を作り・VCへアプローチし・資金調達を実施する一連の流れにはまだ心理的なハードルが多く存在するのは事実です。このハードルを少しでも下げ、起業の良いきっかけになってくれれば良いなと思っています。
そのためVORTEXは「アクセラ」のような運用ではなく、僕らが投資をしたら普段から提供している支援内容が揃っています。CIRCLE by ANRIへの入居、ネットワーキングのお手伝い、主担当キャピタリストによる支援など。
一点、通常と異なる部分は投資条件を明示していることです。「J-KISSを活用しPost Cap 3億円、3,000万円の出資、Discount無し」ということを決めているので、そこは少し違うかなと思っています。
興梠：ここはANRI VORTEXのこだわりポイントですよね。しっかりと明示することで、応募する方も安心するかと思います。
佐俣：出資してもらおうと思ったら、起業家とVC側で期待値が異なることってあるんですけど、それは起業家に失礼だなと。期待して応募したのに想像していたより厳しい条件の投資だった、だと起業家の貴重な時間を無駄にするので。そのため、条件を明言したらすごい起業家は応募しやすいかと思い、ここまでハッキリと決めました。
起業家のエネルギーの渦を巻き起こす「ANRI VORTEX」
ーVORTEXという名前の由来、どうしてこの言葉を選んだのですか？
丸山：名前考えるときに、30個ぐらい案を出していたんですが、VORTEXが一番最初に思いついた案でした。
ANRIのロゴのデザインは「イノベーションの循環を起こす」というテーマから来ていて「円」が何重にも重なっています。
そして新インキュベーション施設CIRCLE by ANRIも「円」がテーマ。
たくさんの起業家がインキュベーション施設で苦楽を共にしながら一緒に成長していく環境を「円」にかけれないかなと思ったときに、ひとつめに思いついたのが、渦 (VORTEX) でした。他にも色々と考えたんですけど、結局これが一番しっくりきましたね。
起業家のエネルギーの渦を巻き起こすみたいな、そういうイメージです。
佐俣：他が使っていない言葉がいいなと思っていたので、僕も気に入っています！
モメンタムを加速させ、創業期をサポートしたい
ーなぜ今このプログラムを始めようと思ったのでしょうか？
佐俣：僕は10年以上シード投資しているんですけど、投資・起業って実はモメンタムが非常に大事な仕事だと思っています。起業したての人が、自分と同じような境遇で勢いがありそうな人の近くにいたいって自然なことだと思っています。
そのため、勢いがある人や環境の回りにはどんどん人が集まってくる。これは僕が前職のEast Venturesでインドネシアで初めてのVCを作った時も、20代でANRIを創業した時もそうでした。若者が一人でファンド作るなんて珍しかったので、色々な人が近くに来てくれたんですよね。
そもそもCIRCLEの開設・運営を開始したのはこのモメンタムを作りたいからです。既に投資先16社が入居していて、毎日のように様々な領域の起業家が遊びに来てくれています。「とりあえずANRIやCIRCLEの近くにいれば何かうまくいかもしれない」と期待を持てる場所を目指しています。
そしてこの「モメンタム」を更に加速させるために、移転と同タイミングでVORTEXを発表することにしました。採択企業にはCIRCLEへ入居して頂くので、このコミュニティに更なる勢いをつけてくれると思っています。
起業への道を切り開くための第一歩として
ー最後に、この投資プログラムを通して、おふたりはどんな起業家に会えることを期待していますか？
丸山：僕は社会人になって10年弱スタートアップと対極にいるような世界で働いていたのでわかるのですが、「起業・VC・調達」って時には違う世界の話に聞こえてしまいます。VCをしているといわゆる「起業家っぽい」人にたくさんお会いしますが、凄く優秀で熱意もあるのに最初の一歩が踏み出せずにいる人も世の中にはたくさんいます。僕はこの高いポテンシャルを持っている人が日本には大勢いると思っているので、そういう人たちにとって良い一歩目になるようなプログラムなってほしいなと思っています。
佐俣：「地方・アカデミア・女性」というキーワードは大事にしたいなと思っています。
どうしても構造的に情報が遅れやすかったり、最先端の人たちが集まる中心地に入り込めない人はたくさん存在します。先ほど言ったように、CIRCLE by ANRIはその中心地になろうとしています。
VORTEXを通じてCIRCLEに入居することで、一気に秘めていたポテンシャルを解放できる場所が提供できると思っています。だからこそ「VCってよく分からないけどVORTEXに応募してみれば道が開けるかも」と少しでも思って頂ける方に応募して頂きたいです。ANRIのコミュニティの中で、起業家仲間と一緒に成長していけたらと思います。
興梠：ありがとうございます！たくさんのご応募、お待ちしております！
最後にANRI VORTEXに関する情報のまとめを掲載しております。不安・不明点がある方はVORTEXのウェブページにある「問合せフォーム」から遠慮なくご連絡ください。可能な限り個別で返信をしております。
応募に関して
各種リンク
ANRI VORTEX詳細ページ：https://www.anri-vortex.com/
CIRCLE by ANRI：https://www.anri-vortex.com/circle
ANRI HP：https://anri.vc/
プログラム概要
構想段階～シード期のスタートアップを対象にANRIより投資を実行
投資条件は「J-KISS、Post Valuation Cap 3億円、Discount 無し」で一律3,000万円の出資
プログラム実施中は六本木ヒルズ森タワーに開設されたCIRCLE by ANRIへ無料入居
採択企業は～5社程度
書類選考・面談を通じて5月中に採択者決定（※選考スケジュールは前後する可能性がございます）
ANRI VORTEXの応募の締め切りは
【2023年3月17日（金）まで】です！
たくさんの方からのご応募をお待ちしております。
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