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新人ナースの恋?職場での密かな楽しみ。

この記事を読んでくださっている方は、職場にどんな楽しみがありますか?

また、看護師を目指している方々はどんな楽しみが職場にあると思いますか?

きっと色んな楽しみを持っていたりすると思いますが、これからお話させていただくのは、新卒1年目の職場で唯一私が楽しみにしていたことのお話です。


看護師としてお仕事ができるようになってからは自分自身なかなか余裕がない日々が続きました。

新卒1年目の頃は何処にも寄ることなく帰宅し、振り返りや翌日の手術の勉強、レポートの作成等に追われ、仕事でいっぱいいっぱいな日々を送っていたのです。


そのような中でも、私には仕事に行く唯一の楽しみがありました。それは大好きな先生の手術を担当することです。

手術に入る先生、特に執刀をする先生は、普段は優しかったり穏やかな先生であっても術中はピリピリすることが多く、それは命の現場であるため仕方のないこと、当たり前のことだと思っていました。

しかし、その先生は特別見た目がカッコイイという訳ではなかったのですが、普段から優しいだけでなく、術中も変わらない優しさで、どんなにピンチな状況であっても声をあげることなく、冷静に対処できる先生でした。

術中、ガウンを着て無影灯の光に照らされながら、手術をする先生の姿は本当に格好良かったのを覚えています。


その先生は結婚をされていたので、その先生とどうなりたいといった思いはなかったのですが、ただ私の中でその先生の存在が職場での「癒やし」となっていましたし、先生の手術を担当することが私の楽しみになっていました。

担当する前日の夜はパックをしてみたり、早めに就寝して肌の調子を整えたり…
また術中は先生の真横に立ち距離も近くなるため、当日は普段と違うコロンを使用したりもしました。

また、職場での飲み会の際には普段の仕事の時とは違った姿を見せようと、洋服をわざわざ買いに行ったりしていました。

飲み会の帰りは自宅が同じ方向であったため、二人で電車やタクシーに乗ったりして、ドキドキ感やデート気分を味わうこともありました。

密かに恋を楽しんでいた新卒1年目の「職場での唯一の私の楽しみ」でした。

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