死にたい人への処方箋①


まず「死にたい人への処方箋」なんて偉そうなタイトルと、名前に釣られて安楽死の方法を求めてきた人もいると思うけど、そんなものは載ってません。ごめんねw

そんな方法があったら私が実行してます。

そして、死にたいのにこんな世界の端の端まで来てくれてありがとう。
この後の長い文章を読むか読まないかはあなたの自由だけど、読んでくれたら嬉しい。
そしてもし読んだとしても、あなたがなにを思うか、考えるかは自由だ。
しかし、画面を見ている他の人がなにを思うかも自由だし、その他の人間にも当たり前だけどあなたと同じように感情がある。
あなたがなにを思うか発信をするかは自由だけど、そこには必ず責任が付きまとう。その点だけ覚えておいてください。

前置きが長くなったけども、以下本編(もっともっと長いよ)
※書いてみたら長すぎたのでタイトルに①を付けました。今後②や③で続きを書くつもりでいますが、とりあえず今回は話の途中で終わることをご了承ください。


死にたいあなたへ

あなたがそう思うことは冒頭に書いた通り自由だ。
そして、あなたが辛いとか悲しいとかしんどいとか思うのも自由だし、あなたがそう思ってるのは紛れもない事実だ。
誰もそれを否定することは出来ない。

だからといって、「はいそうですか。どうぞ死んでください」、なんてことも私は言えない。
とはいえ、私はあなた個人を知っているわけではないし、あなたに起こっていることを知っているわけではないので、軽々しく「死なないで!あなたが死んだら私は悲しいよ」なんて偽善者みたいなことは言わない。
あなたが死にたいほど辛かったり悲しかったりしんどかったりしているのも否定しない。
軽々しく「そっか、辛かったんだね、大変だったね」なんてことも言わない。私はあなたではないから、あなたがなにが辛いとかなにを考えているかとかをわかってあげられるとは思ってない。

私も生きたいか、死にたいの二択なら間違いなく死にたいの人間だ。

毎日起きてご飯食べて、学校や仕事、ニートだとしても暇な嫌な時間が過ぎるのをこなさなきゃいけない。そりゃあ苦痛だ。死にたくもなっちゃうよねー。

現代は生きにくい。昔とか未来とか知らないけど、私は今、生きづらいと感じている。うん。

だけどさ、世の中簡単には死なせてくれないのよ。人間って意外と丈夫に出来てんの。もちろん死ねちゃうときはぽっくり死ねちゃうんだろうけど。

それから、すごく偽善者っぽいし、そのために社会貢献しますなんて偉そうなことは言うつもりもやるつもりもないけど、私はなるべくなら死にたいほど苦しいとか辛いとか思う人が減ったらいいなとは思っている。

きっと一番楽な死に方は老衰だから、幸せじゃなくてもいいけど死にたいほど辛くはないくらいでだらだら死なないでいてみませんか。
別に死ぬのは今すぐじゃなくてもいいでしょう?もうちょっとだけ先延ばしにして、明日になったらまたちょっと更に先延ばしにして、
そうやって、”とりあえず死んでない今”を一緒に積みませんか。

とりあえず、死にたかった私が実際に死のうとしたお話をしようと思います。
リアルです。でも、もうこれは過去のお話です。今更なにを言おうが言ってもらおうが、もう起こってしまったことなので変わることはありません。
でも、これを読んでこれから死ぬのをやめようって思う人がいるかもしれないし、「こんなんなのwくだらないワロタw」って笑ってくれるひとがいるかもしれない。なんなら、この文章を読んでいる今この瞬間のあなたは死んでいないし、この先の文章を読んでいる間もあなたは死んでいない。
そうやって、ダラダラ死んでないだけの時間でいい。とりあえず今この瞬間の「死にたい」から離れよう。

そう思うから、私は書きます。


自殺のリアル

そう、私もずっと死にたかった。死にたいと思うだけならたぶんもう小学生になったくらいから死にたかった。初めて自殺をしようと思ったのは小4、10歳の時だ。
理由とかその他諸々はクソ長ーい自己紹介を後々少額有料で配信したくて書いている途中なので気になる人は配信されたら買ってね(宣伝)

まぁ小学生の知識もない、衝動的な自殺なんて自殺未遂の範疇にもならないんだけど、最初はね、家じゅうのありとあらゆる薬を飲んだよ。
とはいっても平凡な核家族の薬箱にある薬なんて処方薬を含めても大したもんないし、メインはバ〇ァリンとかそういうやつね。かわいいでしょw
当然そんなものいくら飲んでも気持ち悪くなって吐きまくって終わりなので、めちゃくちゃ吐いて病院に連れていかれておまけレベルの胃洗浄と8時間くらい点滴されて終わりよ。

さて、ここからが本題だ。

私は20代になってもなお死にたかった。とてつもなく死にたかった。
家を捨てて一人暮らしをしても、それなりの会社でそれなりに働いても、それなりに恋愛をしても、それなりに趣味にのめりこんでも、それでも死にたかった。
若いなりに結構調べた方だと思う。メンヘラ的趣味で集めた某完全〇殺マ〇ュアルやら自〇のコスト、死にカ〇ログなんてのも読み込んだ。
だからうんこが垂れ流しになっちゃうから首つりはやめようとか、それなりの高層階に住んでるけども下歩いてる人巻き込んじゃうのは嫌だなとか、電車は自分が遅延に巻き込まれてうんざりしてるからやめようとか、色々考えた。
若い女の子らしく、どうせなら最後は綺麗に死にたいなと思ってもいた。
残念ながらくそくそド貧乏なので免許なんぞ持ってないから車で練炭は選択肢に入れられなかった。練炭で死ぬと全身ピンクなんですって!ファンシー!

そこで選んだのが薬と凍死のハイブリッドだった。まぁ今考えたら甘ちゃんなのはわかっている。

某年2月、そこそこ寒い日だった。雪が降るという予報もあった。
仕事も辞めた。彼氏とも綺麗に別れた。マンションも今月分の家賃くらいしか口座に残ってないから夏まで放置されて腐乱して異臭騒ぎになることはないだろう。

某完全自〇マニュアルにも出てくる市販薬とメンタルクリニックでもらったけどあんまり飲んでなくて貯まった薬、いわゆる致死量の倍くらいはそれぞれあった。
残念ながらお酒は飲めない体質かつ、味も嫌いなので、OD界隈では有名なあのシロップをエナジードリンクで割ったもので流し込んだ。めんどくさかったから砕いたりはしていない。ジャラジャラガブガブ飲んだ。
ベランダに出た。クッソ寒い!これは死ねるはず!テンションが上がった。

私の記憶はここ途切れた。

次に目が覚めたのは某大学病院のICUだった。何日後とかは申し訳ないが記憶にないのだ。ここからもしばらくは記憶があやふやなので詳しいことはわからなかったり、記憶違いもあるかもしれない。

目が覚めた時にとにかくすごく顔がかゆかったのは覚えている。
だがしかし、手が動かない!縛られている。
ナースコール的なものを見つけたものの当然手が動かせないから押せない。そのうち尻もかゆくなってきた。尻なら手の近くにあるからかけそうだ。
が、かけないのである。かゆいかゆいかゆい!!!!
なんでかっていうとね、なんか手にカバーみたいなのされてるんですよ。指も動かないの。
そして目が覚めたら当然おしっこも行きたくなるの。で、なんかわかんないけどお腹もぎゅるぎゅるしてる。うんこも漏れそう!!!
死にたいとか死にたかったなんて頭から抜けてトイレトイレ!
もうね、ちょっとしたパニックよwかゆいしおしっこもうんこもしたいし。
必死で首を動かして看護師さん探すんだけど、見当たらないのね。でもICUだからまわりに今にも死ぬんじゃないかなレベルの患者さんが寝てたりとかして。

ちょっとして見回りの看護師さんが来たから、おそるおそる「あのー…」って声かけるんですよ。頭の中はもうトイレトイレトイレ!なんだけど。
そしてそこからがまぁ長い。「目が覚めましたか。気分はどうですか?」って点滴調べられたり心電図みたいなのチェックされてるんだけど、そうじゃねぇ!トイレ!
私「あの、トイレ行きたいんですけど」
看「管繋がってるしオムツはいてるんでしちゃって大丈夫ですよ」
(そっちが大丈夫でもこっちは大丈夫じゃねえ!トイレだトイレ!)
私「でもお腹痛くて、トイレ行きたいんですけど…」とごねる。
看「わかりました、トイレ行きましょうか」
私(よっしゃー!)
ってなるんだけど、管とか点滴とかいっぱいついてるし縛られてるもんだからそこからもまぁまぁ長いのね。まじ、あの時の私トイレのこと本当に焦がれてた。
そこからなんとか点滴のガラガラを引き連れて、看護師さんに連れられて車椅子でICU内のトイレに行く。ICUのトイレは倉庫と多目的トイレの中間みたいだった。
看「ひとりでできますか?」
私「大丈夫です」
看「尿の量測らないといけないのでこれに入れてきてください」
(でっかい計量カップ渡される)
……ちょw私お腹痛いの!たぶん下痢なの!
想像してください。究極にお腹痛くてトイレ我慢して、やっとトイレに辿り着いて…。ねえ、おしっことうんこ分けてできる?無理じゃね?
看「トイレのドアはちょっと開けておいてくださいね^^」
いや、あの、もういろいろ突っ込みたい。いろいろアウトだと思うけど、でもね、その時の私はトイレトイレトイレ!だったから諦めて、ちょっとドアの開いたしかも看護師さんがその外で待ってるたぶん音とかニオイとかダダ洩れのトイレで排泄したよ。めっちゃ出た。
点滴とか胃洗浄で炭とかめっちゃ入ってるからめちゃくちゃおしっこ出るのね。その後も何度もトイレに行って何度も羞恥プレイした。

トイレに行ってない間はICUで患者やるとめちゃくちゃ暇です。看護師さんが途中でラジオつけてくれた。そこでやっと早朝だということをかろうじて知る。
しばらくして、たぶん朝になって精神科のお医者さんが出勤してくると、当然面接というか問診というかをしにきます。
医「お薬いっぱい飲んじゃったみたいだけど、覚えてる?」
私「ええまぁ」
医「どうして飲んじゃったの?」
私「いや、あの、まぁ死にたかったんで」(正直)
医「まだ死にたいとかある?」
私「どうでしょうねー」
医「でも死にたい気持ちがなかったら、あんな量の薬飲まないよねえ」
私(ハッ!たぶん私地雷踏んだ)
そう、これ地雷。今後の地獄のはじまりはじまり。

既に羞恥プレイとか緊縛プレイとかしてるけど、そんなのもうどうでもよくなるくらいの地獄がここから始まるんですよ。


今日はここまで、次はまたの機会に(´・ω・`)


社会に貢献します、とか偉そうなことはいいません。貰ったらハーゲンダッツを食べたりヒトカラしたり、いっぱい貰ったら新しいパソコンを買ったりして「私が」幸せになります。