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厚底シューズへの適応って!?女子マラソン日本新記録誕生と合わせて考える

 先日、大阪国際女子マラソンでの前田穂南選手日本新記録誕生の余韻の中で記事をアップしました⤵

 多くの方に目を通してもらえて感謝ですm(_ _)m

 その中でも僕は

「厚底シューズ」

について少し触れているのですが、それについて前田選手を通して語る記事を見つけました⤵


 ご存じの方も多いでしょうが、前田選手は優勝した東京五輪代表選考のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)、そして東京五輪本番とも厚底シューズは使用していませんでした❗ 

 昨年、故障で出場を回避した大阪国際女子から間を空けず出場した3月の名古屋ウィメンズが

「初厚底マラソン」

 そこで万全ではないながらも当時の自己ベストを更新。

 その後、惜しくも代表権を逃した10月のMGCを経て、厚底3回目となった今年1月の大阪国際女子でめでたく日本記録更新となった次第です。

 レース後の疲労は薄底当時と比べると全体的には少ないものの、すねと腓骨に疲労が残るとのことでした。

 つまりは概して膝下の前側ということ。

 厚底シューズ独特の

「前に進もうとする強い推進力・反発力」

の影響かなと考えるわけです。

 今詳しい症状などは申し上げられませんが、厚底シューズによる故障の話を時々耳にすることがあります。

 いくらトップランナーといえども、走り方の特徴は選手により千差万別で、皆が一律に厚底シューズを履くことで後々問題が出てこないかを心配してしまうのも不自然なことではないでしょう。

 1988年のソウル五輪男子マラソンは、当時の日本のエース・瀬古利彦さんと中山竹通さんが出場しました。

 この二人がもし厚底シューズを履いていたら!?と考えた場合、典型的日本人体型のピッチ走法である瀬古さんより、大迫傑選手ばりのバネのあるストライド走法で、かつほとんどつま先着地(フォアフット)走法とも評された長身の中山さんの方が圧倒的に厚底シューズへの適性はあったでしょう。

 これはあくまで僕の推測ですが、少なくとも選手それぞれの個性で今回の超越的な

「シューズ革命」

が及ぼす影響を少しでも頭に入れておいてもらえればと思います🙏

 特に前田選手については、かなり厚底シューズへの移行が進んでいた2019年のMGCに薄底で勝っているのです❢

 今回の日本記録更新は勿論嬉しいですが、フォーム等走りのスタイル変更が

「理にかなったモノ」

であることを祈らずにはいられません。


 今回は専門知識がないと踏み込まないような内容に踏み入れてしまいましたが🙏、このあたりのことも語れないと

「マラソンジャーナリスト」

にはなれませんネ💦

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