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【大阪マラソン】平林清澄選手の快挙で思ったコト

 さる2月25日の大阪マラソン、国学院大学3年の平林清澄(きよと)選手がやってくれました❢

 日本歴代7位&初マラソン日本記録の2時間6分18秒で優勝。

 これまで大学生でもある程度マラソンで好成績をおさめた選手は何人もいますが、おそらくインパクトとしては早稲田大学2年〜4年時(1977〜79年)に福岡国際マラソンに出場し、かつ3年と4年時には優勝を果たした瀬古利彦氏以来ではないでしょうか❓

 ただし厳密に言えばですが、瀬古さんは高校卒業後いわば「一浪」の形で早稲田大学に入学していますので、21歳という若さでこれだけの記録、かつ優勝を果たした平林選手は圧巻です❢

 平林選手に対してはどのマスコミもこぞって

「2028年ロス五輪の新星❢エース❢」

ともてはやしています。

 結果としてそうなるのは一向に構わないのですが、彼をはじめとして、現在の大学選手の中には

「マラソンでも大学在学中に才能を開花するいわば『早熟型ランナー』もいる💪」

というのが持論です。

 僕は平林選手が今年の箱根駅伝を制した青山学院大学、或いは2位の駒澤大学でもない国学院大学であることがすごく嬉しいし意味も大きいと思います。

 青山学院大学や駒澤大学にも平林選手級のマラソンランナーはいるかもしれませんし、これから登場することは必至と思います❗


 つまりは何を言いたいかといいますと、一つは平林選手にはご自身の調子のピークをうまく捉え、ロス五輪等ビッグイベントとは別に、早い段階でもさらなる記録更新、つまりは

「日本記録」

をも目指して突っ走ってほしいものです❢

 先日来noteでアップさせてもらっている佐藤圭汰選手(駒澤大学)のように、今は室内レースも含むトラックレースで実力を発揮するランナーもいますが、平林選手は

「軽量ボディー(168センチ 44キロ)」

というメッチャマラソン向きの選手。

 トラックレースの記録は先の佐藤選手ほどではありません(イイ意味で❣)。

 もちろん指導者サイドとしては長い目で育成し、先々の五輪を視野に成長するのは大歓迎ですが、選手により「旬の時期」は様々ですので♪


 少し話は変わりますが、大阪マラソンの平林選手はよほど調子が良かったのか、レース中も笑顔やガッツポーズなどパフォーマンスも賑やかでした(失礼🙏)。

 タラレバですが、パリ五輪代表選考設定記録の2時間5分50秒はそこを目指せば破れたと思います❣

 ただ当然のことながら「初マラソン」であったがゆえに、その記録を目指すモチベーションは不要だったのです。

 というかパリ五輪マラソンの出場資格はナシと。

 さらにタラレバですが、もし平林選手が事前に

「パリ五輪代表を目指す💪」

と焦点を合わせていれば、事前にパリ五輪選考対象資格を得ておくことは可能だったわけです。

 詳しくはこちらデス⤵



 簡単に言うと最低限、

「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権獲得対象レース(MGCチャレンジ)で完走」

さえしていれば、今回の大阪マラソンで五輪切符をもぎ取れる可能性はあったわけです。

 もちろん、来る日曜の東京マラソンの結果もからんできますが...

 各大学の指導者の方々には、もし大学生ランナーで今回の平林選手レベルのランナーが登場され、かつ

「今が旬❣」と判断されるに足るのであれば、そこへ向けての道筋も考えてほしいものです。

 昔の話ではあれ、瀬古さんは早稲田大学時代に宗兄弟を福岡国際マラソンで破っていたのですからネ♪


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