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図書館を使い倒すための3つの考え方

はじめに

読みたい本を入手する方法はいくつかあるが、私の場合は頻度順に並べると以下のとおり。
・図書館で借りる
・中古で買う
・電子書籍で買う
・オーディオブックで買う
・新品で買う
それぞれに違った利点があるので、使い分けについては改めて書いてみたいと思う。私にとっては一番頻度が高い「図書館で借りる」ことに対して、否定的に考えている人も多いと思うので、想定意見と私なりの反論を書いてみる。

①新しい本が手に入らない… →古くても価値が下がらない本もある!

借りるのに適したジャンルは、まず物語系。時代背景も含めて作品なので、古いからといって価値は下がらない。
他にも言語の学習、スポーツなどの入門書など、細かい変化があっても大筋が変わらないものは、発刊が多少古くても問題ない。
また、買うまでもない目的の場合は、図書館で古い本を借りて十分なことが多い。おもしろいと紹介された著者の本を試しに読んでみるとか、浅く広く知っておきたい分野とか。
一方で、スピード感の速い技術や新しい概念については、新刊を読まないと時代遅れになりかねないので図書館は不向き。図書館の新着情報をチェックして気になるものがあっても、注目度が高いので予約がいっぱいだったりする。(『ファクトフルネス』は予約120件超えで、借りるのは断念した)


②期限が来たら返さなければならない… →期限があるからこそちゃんと読める!

図書館で借りた本の返却期限はだいたい2週間だと思うが、返却期限が決まっていることは、いまその本を読む理由を強化し、モチベーションを高めることになると考える。私の場合は、借りてから2週間で読み切れなかった本より、買ったのに何か月も読んでいない本の方が多い。
購入する場合は、お金は払うが読める期間は無制限。図書館で借りると、読める期間は限定されるがお金は払わなくてよい。いや、まったくノーコストかと言えば、公共の図書館は税金で運営されているはずなので、税金を先払いした見返りのサブスクリプションって考えてもいいかも。


③タダで借りた本には愛着がわかない… →読んで気に入ったら買えばいい!

借りた本を図書館に返して、新品なり中古なりで買ってしまえばいい。最初から購入した場合と比較してコストは変わらないし、買ったけどイマイチだった…というリスクを下げることにもなる。書店に行くと何ページか立ち読みして買うかどうか決めるが、図書館で借りれば2週間がかりで立ち読みして、購入するか決められる、と考えることもできる。
この考え方で、図書館で借りた『トヨタの片付け』を購入した。本当に価値のあると思える本だけを手元に置くことができるので、モノの整理にもつながる。


以上、よき図書館ライフを!

いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。