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子供の成績って、子供にかかってるんですよ!

私ですあんぷです。今日は塾でバイトをしている私から「子供の成績が伸びない!」と悩んでいる親御様へのメッセージとなります!

まあ別に考え方や育て方、人によって分かれることは重々承知しておりますゆえ、私なりの「一般論」をかまさせていただきたいです!

子供ってやる気ないのが当たり前なんですよ

つかぬことをお伺いしますが、皆さんって最初から勉強好きでした?…この質問には数多くの種類の返答が予想されます。
因みに僕は吐くほど嫌いでした。
勉強好きだって公言してる奴は人として信用できなかった、そんなレベルで勉強が嫌いでした。

そこで昔の私はなぜ、勉強が好きな奴がいるのか考えました。そこでたどり着いた答えが

勉強が好きな奴らは勉強の楽しいところを知っているから勉強が好きなんだ

というところに落ち着きました。
何故こんなアバウトで突飛な考えに落ち着いてしまったかというと、勉強自体は辛いということを勉強好きな奴らが言っていたからです。

「なんでそんなに勉強するの?本当に大好きだよね」

これは、思春期真っ盛りのひねくれまくった私の質問。これに対し、今でも一緒に飯を食いに行ったりしている親友(当時仲良くはなかった)は

「勉強は嫌いだよ。でもやらなきゃいけないし、わかってくると楽しいよ」

と言ったのです。当時の私はその言葉の真意を理解していませんでした。この言葉の意味を理解することができたのは恥ずかしながらこのバイトを始めてからです。

私が教えてるのは小中高生。初めの頃、ほとんどの子は勉強嫌いで宿題を出してもやってきてくれる子の方が少なかったです。

宿題をやってこなかった子たちに何故やってこないの?と聞いても返ってくるのは曖昧な答えだけ。まあ、一度や二度は正直許してしまう甘い先生ではあるのですが、何度も連続して忘れてくる子に対しては厳しく接しました。

「どうして宿題をやる気がないの?」

これは、怒りを押し殺した私。

「宿題やる意味なくない?」

これは、私の生徒。


…このタイミングで気付きました。この生徒を昔の自分自身と重ね合わせることができることに。
勉強に意味はあるのかと問われた瞬間でもあります。
ある程度歳をとると勉強の意味がわかると思います。それは一般常識であったり、努力するという行為の価値を知ることであったり、自分の専門性を高めることであったり…。

人の数だけ、その人にとっての勉強の大事な目的を見つけることができるはずなんです。
そこを伝えなければ、将来のためだなんて曖昧な言葉で誤魔化したりしてしまったら、その瞬間にも子供の興味は失われていくのです。

子供は基本、勉強に関して興味がないです

ここからは親御様に向けてのお話です。

勉強を強制することは絶対に良い手段であるというわけではありません

これは、私自身も学んだこと。

「勉強しろよ」

これをいうのは簡単です。息を吸って、唇を弾いて、喉から声を出す。これだけのことで勉強をさせる立場の人間は勉強を強制することができます。
子供にストレスを与えることができます。

あなたは、勉強しろよって言われて育ちました?

私は死ぬほど言われました。勉強を休憩している時に。トイレでお腹を壊している時に。夜ご飯を食べている時に。

これって半端じゃないストレスじゃないですか?

私はこれを言われ続けて本当に死にたくなったことがあります。マンションのベランダの柵に足をかけたこともあります。

たしかに、勉強しない子を見るとまず勉強しろよ、と思うかもしれません。私もそう思います。
しかし、そこで短絡的に勉強しろよ、と声を出すのは間違っているのではないでしょうか?人によるとは思いますが、この行動は確実な解決策ではないことは明らかです。

ではどうすれば良いか
それは

大人である自分にとっての勉強の意味を、勉強の何が大切かを子供に優しく教えてあげれば良いのです

例えば、勉強しないと将来の選択肢が狭まるぞ、だとか、勉強すれば自分のつきたい職業ができた時に、そこに就職できる可能性を上げられるぞ、だとか。

ここの教え方はそれぞれの方で変わってくると思います。しかし、自分の経験をもとに語れば、その言葉は決して軽い言葉にはなりません。

逆に言えば、勉強しろよという一言にはなんの重みもありません。ただのストレスです。

もし、このnoteを見ている方で、子供の成績で悩んでいる方がいらっしゃれば肝に銘じておいてほしいです。

今の子供はテストの100点に魅力を感じていません。私も子供の時に100点を取りたいと思ったことはありません。100点をとったその先に何があるのか、良い成績を取ることによって得られるその子供にとってのメリットは…

そんなところを教えてあげてください。子供にとってかっこいい親でいてください。

私は、自分の生徒の成績を上げる際、授業態度を見ます。そこで勉強に意味を感じているかを判断します。そうすることによって生徒の教え方を変えてみたり、それぞれに対策を取りました。

今では宿題を忘れる生徒はほとんどいません。

教育って、子供って、簡単ですけど、複雑ですよね笑
一緒に学んでいきましょう!

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