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一人旅の醍醐味 in奄美大島

奄美大島の宿の大浴場。
入り口をあけたとたん、ある白髪のおばさまに話しかけられた。

「こんばんは〜。今日は夏みたいな暑さだったね〜」

大浴場にはおばさまと私の二人きり。

そのおばさまは和歌山から来て、一人旅をしているという。

「昨日は沖縄でレンタカー借りてね、一本道の両側がさとうきび畑で、さとうきび作ってる人と買ってる人と両方とも知り合ったりしてね。
そのうち70代くらいの人に、『その年齢で一人旅って勇気をもらいました』って言われたのよね〜」

「え...!ちなみにおいくつですか?」
おそるおそる聞くわたし。

「干支を7回なのよ〜」

84歳!?
それでレンタカー借りたり一人旅したり!??
同年代のわたしの祖母は介護してもらっているのに、この違いはなんなのだろう...??

「性格よ〜笑
子供も育ったし、この年齢だといまのうちにやりたいことしないとね」

昔は農家をされていて、いまは他にご自分の仕事があるとかで、月に一度一人旅をしているとのこと。

やっぱり運動やら体を動かすたり、鍛える習慣や環境の違いなのかもなぁ。

「旅してるといろんな人と知り合えて楽しいわよね。」

「はい!わかります〜!幸せだな〜って思います」

「そうよね。ではまたどこかでね」

旅人ならではの素敵なセリフ。
旅の醍醐味は、やっぱり素敵な人との出会い。