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J-PlatPat特許・実用新案検索メニューの論理式をうまく使いこなそう

一昨日よりお盆休みに入った方も多いのではないでしょうか?

本日のトピックはJ-PlatPat特許・実用新案メニューの論理式です。

J-PlatPat特許・実用新案メニューのデフォルトは選択入力といって、各行の検索項目(キーワードやIPC・FIなど)を選択して、右側のブランクに検索項目を入力します。

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各行の検索項目同士はAND演算されるのが選択入力で、これはJ-PlatPatの前身であるIPDL(特許電子図書館)時代と変わりません。

もちろん、選択入力でもそこそこの特許検索式を作成することはできるのですが、論理式入力を覚えていただくと、より効率的に検索式を作成することができます。

もちろん有料の特許検索データベースをお使いの方は「いや、別にJ-PlatPatの論理式なんて使わないし、覚えなくても良いよ」と思われるかもしれませんが、ログイン等の手間がかからずアクセスできて、かつ、1971年以前から明治時代に遡る古い特許公報も収録しているのはJ-PlatPatのメリットですから、覚えておいて損はないと思います。

実際に私自身、有料の特許検索データベースを複数契約していますが、予備検索を行う場合や、クライアント先で打ち合わせしながら出てきたアイデアについてその場でリアルタイムに検索する場合はJ-PlatPatを使っています。

それでは、本日の内容にいきましょう。

1.J-PlatPat論理式入力を使うメリット

まずJ-PlatPat論理式を使うメリットについて説明します。

a. 同じキーワード・特許分類の異なる検索項目のOR演算ができる
b. 
同じ検索項目のOR演算ができる
b. 
有料の特許検索データベースのような集合演算(に近い検索)ができる

の3つがメリットとなります。

それでは、この3つそれぞれについて実例を示しながら説明していきます。

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