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Weekly 特許検索・特許分析

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#特許調査

特許検索・特許分析において課題・目的を調べる際のコツ

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 今日のテーマは「特許検索・特許分析において課題・目的を調べる際のコツ」です。 SDGs(持続可能な開発目標)のような社会課題もありますが、今回焦点を当てるのは低コスト化、小型化、耐熱性といったような技術的な課題になります。 1 キーワード範囲ごとの課題・目的キーワードのヒット件数の違いまず最初にキーワード範囲ごとの課題・目的キーワードのヒット件数の違いについて確認しておきます。 たと

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コストの観点から考える知財情報の収集・分析のあり方

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「適正な知財コストの考え方と権利化、維持、放棄の決め方」(2024年5月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、後発参入時の特許情報や技術情報の収集・分析方法について習得していただければ幸いです。 はじめに知財情報収集・分析に限らず、コストパフォーマンス(コスパ)を追求することはビジネスを行う上で重要である。最近はコスパだけではなく“タイパ(タイムパフォーマンス)”

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特許検索式のNOT演算は注意する-NOT演算を使う際の留意点-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許検索式を作成する際の演算子としては、 AND OR NOT の3つがありますが、私はNOT演算子はあまり使いません。というのは、NOT演算を用いると、欲しい特許まで除外されてしまう可能性があるからです。 そこで今回はNOT演算をどのように使えば良いのか?というテーマで解説していきます。 NOT演算の確認まずは演算子について確認しておきます。 AとBという2つの概念(キーワ

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ChatGPTの進化を確かめてみる-特許請求の範囲を書けるのか?-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 とうとうGPT4がリリースされましたね。 ChatGPTについてはリリース当初から有料で利用していたのですが、以前のバージョンの際に以下のような記事を書いていました。 今回はGPT3.5からGPT4に進化したということで、特許請求の範囲が書けるのか?を確認してみました。 ちなみに私は弁理士ではありませんので、特許明細書作成を行っていません。あくまでGPTの進化を確認するために同じ質問

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特許検索・特許分析にChatGPTを使ってみる

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 2022年11月に公開されたChatGPTに注目が集まっています。 私も少し使ってみましたが、なかなかスゴいです。以下はパテントマップについて聞いた回答です。 今回は特許検索・特許分析にChatGPTをこんな感じで使えるのではないか?という現段階のアイデア・トライアルについてご紹介したいと思います。 1 ChatGPTの特許検索への活用

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AIを活用した特許調査・分析の考え方と留意点

本記事は情報機構「特許調査へのAI導入と業務効率化および特許情報の有効活用方法」(2022年9月)に寄稿した論考です。 日本で初めてAIを用いた特許調査ツールである「Lit i View PATENT EXPLORER」(UBIC、現在FRONTEO)1)が登場したのは2015年秋であった。それから7年が経過して、現在は様々なAIを利用した特許調査ツールが各社からリリースされていると同時に、日本特許庁でもAIを活用した先行技術調査や技術動向分析の分類展開への検討を進めている

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特許検索スキル向上!【毎朝特許検索】シリーズ on Twitter(2020.6.29更新)

ふとした思いつきで始めた毎朝特許検索。 月~金の毎朝、身近なトピックを取り上げて、Twitterで特許検索式構築の考え方・コツを解説していきます。 利用するデータベースはGoogle PatentsとJ-PlatPat中心ですので、有料のデータベースを契約していない中小企業、ベンチャー・スタートアップ、特許事務所の方々にも役立つかと思います。 なお、イーパテントのYoutubeチャンネルでも特許検索のコツについて動画をアップしていますが、YouTubeと合わせてご覧いた

国際特許分類(IPC)の新設・改定状況を知る

今日のテーマはIPC・FI・FタームやCPCといった特許分類の中でも、IPCの新設状況や改定状況を知るための方法について解説します。 Derwent Innovationに収録されているマニュアルコードなどデータベース固有の分類体系を除けば、基本的にはIPC(国際特許分類)をベースにFIやCPCが改定されますので、本記事ではIPCの新設・改定状況を中心にお話していきます(なお、基本的にはと書いた通り、FIやCPCが先行することもあります)。 1. 国際特許分類の改定国際特

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海外特許調査・分析時の留意点とポイント

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(2022年7月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、海外特許調査や分析を行う際の留意点・ポイントについて習得していただければ幸いです。 はじめにグローバル化とは「資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつき

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特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニック【前編】-口内炎を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 4月になって新たに特許調査・分析やIPランドスケープの業務に従事されることになった方もいらっしゃるかと思います。また、知財部門に新人が入って特許検索を指導する立場になった方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、特許検索の基礎を学びなおすということで、口内炎対策技術を例に中でもキーワード・同義語の抽出テクニックに関する記事をまとめました。 ちなみに、なぜ口内炎なのか? 私は体調を崩す

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再公表特許廃止に伴う日本語PCT出願をJ-PlatPatで調べる方法

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許調査・分析業務に従事されている方はご存じかと思いますが、今年の1月より再公表特許が廃止されました。 日本の公開系特許公報には、 公開特許公報 公表特許公報 再公表特許 の3種類があります。ただし再公表特許は正式な公報ではなく、特許庁が利用者の利便性のために発行していたという経緯があります。 ちなみに公表特許公報と再公表特許の違いは何か?というと、 公表特許公報:日本語以外

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Google Patentsでサクっと無効資料調査

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 今回はご存じの方も多いかもしれませんが、Google Patentsを使った簡単な無効資料調査について解説します。 1. 無効資料調査とは?そもそも無効資料調査とは何でしょうか? メルマガ読者の方であればご存じの方も多いかもしれませんが、他者が保有している特許権を無効化するための先行文献を探すための調査です。 他社から警告状をもらった、自社の新製品・サービス市場投入前に他者の気になる

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特許検索式の作成にあたって用途キーワードで限定すると危ない?-スノーピークの出願を例に

新型コロナウイルス感染症対策として3密(密閉・密集・密接)を避ける1つの方法としてキャンプの人気が高まっています。 キャンプ・アウトドアというと、思い浮かべる企業があります。それが新潟県三条市に本社を置くスノーピーク。 今回はこのスノーピークの特許出願を例にして、用途キーワードで限定すると危険な点について解説していきたいと思います。 1. スノーピークの特許・実用新案出願状況まずは、J-PlatPat特許・実用新案検索でスノーピークの特許・実用新案出願について確認します

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【中編その2:海外特許検索編】特許が切れた手術支援ロボット「ダヴィンチ」関連の特許について調べて分析してみる

3回シリーズを予定していた「特許が切れた手術支援ロボット「ダヴィンチ」関連の特許について調べて分析してみる」ですが、前回無料データベースでの論理式検索の方法にてこずってしまい、4回シリーズに変更させていただきました。 ① 日本特許検索編 ②-1 海外特許検索編 英語キーワード・CPCを探す ②-2 海外特許検索編 無料データベースで論理式を構築する ③ 出願動向分析 前回は②-1で英語キーワード・CPCを探して特許検索マトリックスを作成するところまで解説しました。 今回

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