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Weekly 特許検索・特許分析

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#人工知能

コストの観点から考える知財情報の収集・分析のあり方

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「適正な知財コストの考え方と権利化、維持、放棄の決め方」(2024年5月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、後発参入時の特許情報や技術情報の収集・分析方法について習得していただければ幸いです。 はじめに知財情報収集・分析に限らず、コストパフォーマンス(コスパ)を追求することはビジネスを行う上で重要である。最近はコスパだけではなく“タイパ(タイムパフォーマンス)”

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ChatGPTの進化を確かめてみる-特許請求の範囲を書けるのか?-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 とうとうGPT4がリリースされましたね。 ChatGPTについてはリリース当初から有料で利用していたのですが、以前のバージョンの際に以下のような記事を書いていました。 今回はGPT3.5からGPT4に進化したということで、特許請求の範囲が書けるのか?を確認してみました。 ちなみに私は弁理士ではありませんので、特許明細書作成を行っていません。あくまでGPTの進化を確認するために同じ質問

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特許検索・特許分析にChatGPTを使ってみる

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 2022年11月に公開されたChatGPTに注目が集まっています。 私も少し使ってみましたが、なかなかスゴいです。以下はパテントマップについて聞いた回答です。 今回は特許検索・特許分析にChatGPTをこんな感じで使えるのではないか?という現段階のアイデア・トライアルについてご紹介したいと思います。 1 ChatGPTの特許検索への活用

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AIを活用した特許調査・分析の考え方と留意点

本記事は情報機構「特許調査へのAI導入と業務効率化および特許情報の有効活用方法」(2022年9月)に寄稿した論考です。 日本で初めてAIを用いた特許調査ツールである「Lit i View PATENT EXPLORER」(UBIC、現在FRONTEO)1)が登場したのは2015年秋であった。それから7年が経過して、現在は様々なAIを利用した特許調査ツールが各社からリリースされていると同時に、日本特許庁でもAIを活用した先行技術調査や技術動向分析の分類展開への検討を進めている

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ソニーとホンダの電気自動車(EV)での提携に関するシナジーを特許情報で確認する(その1)

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日、ソニーとホンダが電気自動車(EV)事業で提携し共同出資会社を設置し、2025年に両社で開発した電気自動車(EV)を発売することを発表しました。 ソニーはCES2020においてEV試作車両「VISION-S 01」を発表し、 CES2022において、2022年春に「ソニーモビリティ」を設立することを発表しました。 ソニー単独で電気自動車(EV)事業へ参入するかと思われていましたが

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特許分析を行う際の分析軸設定④-特許公報の独自分析軸への分類展開-

特許分析を行う際の分析軸設定シリーズも最終回となりました。 最後に、前回説明した独自分析軸に対してどのように特許公報を紐づけていくのかについて解説します。私はこの紐づけ作業のことを分類展開と言っています。 例えば独自分析軸の課題として「低コスト」や「小型化」、「軽量化」などの分析軸を設定したら、分析対象母集団に含まれる公報1件1件に対して、この公報は「低コスト」、この公報は「小型化」、この公報は「低コスト」と「軽量化」といった具合にフラグを立てていく作業です。 11.

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ピッタリの特許分類がない場合の検索式作成の考え方 その1

先行技術調査、無効資料調査、侵害防止調査・FTOや特許分析なり、何らかの母集団を形成する際には、キーワードと特許分類を組み合わせて検索式を構築します。 本日は検索式構築の際の特許分類の選び方の話になります。 調べたいテーマに対してピッタリの特許分類が存在するケースもありますが、様々な技術領域が融合してきた昨今ではピッタリの特許分類が存在しないケースも多々あります。 そのような場合の特許分類の選び方、キーワードとの掛け合わせ方について解説していきたいと思います。 1.

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人工知能・ビッグデータを利用した車両修理見積の効率化に関する特許を調べる

今日のWeekly特許検索は、「トヨタがAI・大量データ活用で車修理の見積もり時間8割短縮、販売店に提供へ」 を取り上げたいと思います。 現在は第3次人工知能ブームであり、様々な業務へ人工知能を活用した事例をニュースで見ることが多くなりました。そのような〇〇×人工知能といった特許を調べるための考え方やテクニックについて本日は解説していこうと思います。 1.調査対象技術を把握する-特許検索マトリックスと関連性マトリックス最初に調査対象技術を理解して、特許検索マトリックスへ

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【無料記事】特許検索式を作成する特許について調べる

AI特許類似文献評価システム『AI Samurai®』に自動的に検索式を生成するNINJAモードが搭載されるとのプレスリリースがありました。 本日は、こちらのニュースをもとに「特許検索式を作成する」を 毎朝特許検索 のテーマとしてお届けしたいと思います。 実はJ-PlatPat特許・実用新案検索メニューで”検索式”というキーワードで検索すると [検索式/TI] 50件 [検索式/AB] 519件 [検索式/CL] 704件 ヒットします、要約やクレームで検索すると思っ