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Weekly 特許検索・特許分析

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コストの観点から考える知財情報の収集・分析のあり方

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「適正な知財コストの考え方と権利化、維持、放棄の決め方」(2024年5月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、後発参入時の特許情報や技術情報の収集・分析方法について習得していただければ幸いです。 はじめに知財情報収集・分析に限らず、コストパフォーマンス(コスパ)を追求することはビジネスを行う上で重要である。最近はコスパだけではなく“タイパ(タイムパフォーマンス)”

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特許情報を用いた企業分析を行う際に、分析対象国の指定はどうしたら良いか?

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許情報分析を行う1つの目的として、競合他社の出願動向から既存事業の方向性を把握したり、新規事業・新規技術開発の兆候をつかむことが挙げられます。 そのような競合他社の特許情報分析を行う際に重要なのが、分析対象国(出願国または発行国)の選択です。 今回は「特許情報を用いた企業分析を行う際に、分析対象国の指定はどうしたら良いか?」というお題で以下私の考え方を述べたいと思います。 1 デー

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海外特許調査・分析時の留意点とポイント

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(2022年7月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、海外特許調査や分析を行う際の留意点・ポイントについて習得していただければ幸いです。 はじめにグローバル化とは「資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつき

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再公表特許廃止に伴う日本語PCT出願をJ-PlatPatで調べる方法

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許調査・分析業務に従事されている方はご存じかと思いますが、今年の1月より再公表特許が廃止されました。 日本の公開系特許公報には、 公開特許公報 公表特許公報 再公表特許 の3種類があります。ただし再公表特許は正式な公報ではなく、特許庁が利用者の利便性のために発行していたという経緯があります。 ちなみに公表特許公報と再公表特許の違いは何か?というと、 公表特許公報:日本語以外

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検索式だけで特許マクロ分析を行う

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 今日は私が分析プロジェクトで時折使っている分析テクニック「検索式だけで特許マクロ分析」を皆様にご紹介したいと思います。 1. 特許分析のパターン日々、特許情報をベースとした分析・コンサルティング業務に従事しているのですが、特許分析を行う際、以下のような3つのパターンに分かれます(ただし公報読込などを行わない場合)。 1)データベースから特許リスト(xlsx・CSV)をダウンロードして、

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特許以外の情報をどのように収集・分析するのか?-CiNii編【前編】-

特許情報は構造化されたビッグデータであり非常に有益な情報源ではありますが、ビジネスへ活用する際は特許情報だけではなくマーケット情報、企業情報、財務情報、論文・文献情報といった特許以外の情報と合わせて総合的に分析することが必要となります。 様々な特許以外の情報の収集・分析方法の例について紹介していく「特許以外の情報をどのように収集・分析するのか?」シリーズですが、前回はAmazonを取り上げました。 今回は学術論文や図書・雑誌などの学術情報データベースCiNii(サイニィ)

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【補足】有料の特許検索データベースを契約している場合にFタームを用いてパテントマップを作成する方法

これまで3回にわたって「J-PlatPatとMS Excelを使ってFタームから統計解析マップ作成」について解説してきました。今回はJ-PlatPatではなく有料の特許検索データベースを契約している方(Fタームを含むCSVリストをダウンロードできる方)向けの補足となります。 前編:Fタームを用いたパテントマップを作成する際の考え方 中編:J-PlatPatとMS Excelを用いてFタームを用いてパテントマップを作成する(方法1) 後編:J-PlatPatとMS Excel

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J-PlatPat特許・実用新案検索メニューの論理式をうまく使いこなそう

一昨日よりお盆休みに入った方も多いのではないでしょうか? 本日のトピックはJ-PlatPat特許・実用新案メニューの論理式です。 J-PlatPat特許・実用新案メニューのデフォルトは選択入力といって、各行の検索項目(キーワードやIPC・FIなど)を選択して、右側のブランクに検索項目を入力します。 各行の検索項目同士はAND演算されるのが選択入力で、これはJ-PlatPatの前身であるIPDL(特許電子図書館)時代と変わりません。 もちろん、選択入力でもそこそこの特許

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