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Reborn -Upcycle Milk Carton-

安濃古道具店での作品展、9/18よりミルクぱく子による作品展「Reborn」を開催します。昨年の企画展「White」にも出品頂きましたが、今回は単独での作品展として開催します。
牛乳パック・豆乳パックを使用し制作されたハイクオリティなアップサイクル作品を展示販売します。

Reborn|Upcycle Milk Carton
Reborn|Upcycle Milk Carton

Reborn -Upcycle Milk Carton-

日時|9/18(日)〜10/9(日)
12:00~18:00/Wed&Thu CLOSED
場所|安濃古道具店
https://www.instagram.com/anou_furudougu/
三重県津市安濃町東観音寺51-3 あのう温泉2F

ミルクぱく子

牛乳パックを丁寧に鞣し、ミシンで加工してポーチや小銭入れ・バッグなどを制作しています。牛乳パックの質感とそこに刻まれる縫い目やシワに魅了され、気づけばミルクぱく子になっていました。
現在は牛乳パックに加えて豆乳パックも利用しており、牛乳パックの白さと豆乳パックの輝きが大好きで毎日楽しく制作しています。
モノづくりの楽しさとパックたちの魅力、そして「もしかしたらゴミはゴミじゃないかもしれない !?」というワクワクを感じて頂けたら嬉しいです。
https://www.instagram.com/milk_packco1020/
https://twitter.com/milk_packco1020

ミルクぱく子_作品展「White」出品作品より

アップサイクルとは

本来なら捨てられるはずの廃棄物にデザインやアイデア等の付加価値を持たせることで、別の新しい製品等にアップグレードして生まれ変わらせること。自然環境に対する意識の高まり等から国内外で注目され、ファッションや建築・食品など様々な業界でアップサイクルな取組が広がっています。

アップサイクルという言葉は、1994年にレイナー・ピルツ氏がメディアに対して「アップサイクルとダウンサイクル」について語ったことが始まりとされています。しかし、アップサイクルの考え方自体はそれ以前から日本にもありました。
日本は資源に限りがあるため、古くから「資源を再利用する文化」が根付いていました。陶器などの割れやひびをつなぎ、継ぎ目を金や銀で装飾する「金継ぎ」の技法は室町時代から行われていたと言われています。使い古した布を裂いて織り直す「裂き織り」の文化は江戸時代中期の東北地方が発祥とされ、衣類に使用している綿や絹が高価であったことなどから「使い古した布を捨てずに新たな生地の一部にする」という技術が生まれました。
そして、これらの技法や文化の根底にある「もったいない」という言葉は、今や世界の共通言語にもなりました。

明治以降、徐々に大量生産・大量消費の社会に代わっていく中でこれらの技法や文化は少しずつ衰退していきますが、持続可能な社会への転換が求められている現在、改めてその価値や考え方が注目されています。

ミルクぱく子誕生と出会い

祖母や母の影響で小さい頃から手芸が大好きだった女の子が「ミルクぱく子」になるきっかけは、ある雑誌にあった「牛乳パックが革のような質感になる」という記事を見たこと。
早速試してみると、白くて綺麗な牛乳パックの「生地」が出来上がる。牛乳パックのシワ感やそこに刻まれるミシンの縫い目に魅了され、気づくと現在の活動につながっていったそうです。

そんな作品をInstagramを通じて発信されていたのを偶然見つけ「いつか機会があったらこの方の作品を見てみたい」と思っていましたが、私自身もまだ安濃古道具店をオープンする前で、現在のようなお店の構想すら固まっていない状態でした。
2021年に安濃古道具店をオープンし、古道具屋 兼 ギャラリーという形態でお店の営業をはじめていくにあたり、お会いしたことがないにも関わらず企画展の構想と作品の展示販売のお願いを連絡させて頂き、快諾頂いたことで企画展「White」の開催につながりました。

今年ようやくご本人にもお会いでき、その際に作品展開催のお願いを直接させて頂き、この度の開催が実現しました。
昨年の企画展でも、素材が牛乳パックであることを知ると皆一様に驚かれ、男女問わず多くの方々にお買い求め頂きました。前回は牛乳パックを使用した白の世界観を楽しんで頂きましたが、今回は豆乳パックを使用した銀色の世界観も楽しんで頂けます。

どうぞ直接見て触れて、その魅力や想いを体感してみてください。

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