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エシカる

8月の安濃古道具店は、エシカルをテーマにしたPOPUP【エシカる】を開催します!
エシカル・フェアトレード・ゼロウェイストなど「聞いたことあるけどよく分からない・どうすればいいの?」みたいな方にも、楽しみながら実践できる機会になると思います。アノウラボでは初となる量り売り販売にも挑戦します!


エシカる

エシカる Powered by SWITCH BACK

日時:8月26日(土)  15:00〜20:00(なくなり次第終了)
場所:安濃古道具店
津市安濃町東観音寺51-3 あのう温泉2F
主催:SWITCH BACK

▶︎量り売り販売(スパイス・ナッツ・ドライフルーツ・ドライハーブなど)
ご希望の量をお買い求め頂けます。ラインナップは20種類以上!
▶︎エコグッズ各種
ノンケミカルグッズや生分解性プラスチックを使用した商品・天然繊維を使用した生活雑貨など
▶︎アップサイクル商品
廃棄される予定の資材を使用した商品

持ち帰り用のマイケースやマイバッグをご持参ください。
(量り売り商品は持ち帰り用ビンも数量限定でご用意します/有料)

エシカる?

エシカルとは、英語で「倫理的な」という意味の形容詞【ethical】です。
単に「エシカル」と言われることも多いですが、消費者目線の言葉として「エシカル消費」という言葉が最近よく使われています。
直訳すると「倫理的な消費」少し堅苦しい印象もありますが、その意味は「人や地球環境・地域社会に配慮した消費やサービス」です。より具体的には「人や社会・地域・環境などに優しいモノ・コトを購入・消費する行動やそれを目指し実践するライフスタイル」のことを指します。
私達は日々の生活の中で、様々な「消費」を行っています。その消費行動が様々なことに影響しているということを考えてみたことはありますか?
アパレル業界では、2013年に起きたラナプラザの悲劇が大きな契機になりました。当時、世界中で大きく報道されたので、知ってる方もいるかもしれません。

ラナプラザの悲劇

ラナプラザの悲劇とは「ダッカ近郊ビル崩落事故」のことで、2013年4月24日にバングラデシュにある8階建ての商業ビル「ラナプラザ」が崩壊し、死者1127人・行方不明者約500人・負傷者2500人以上が出た大事故のことです。
事故の直接的原因はずさんな安全管理の中で繰り返された違法増築。5階より上のスペースは全て違法増築、そしてその建物内には銀行・商店・縫製工場が所狭しと詰め込まれていたそうです。
事故前日には危険な亀裂が見つかり使用中止の警告が出されていたにも関わらず、それを無視し操業し続けました。そしてそこに入る縫製工場の経営者は、従業員を返さずそのまま翌朝まで働かせ続けました。そして翌朝、ビルは轟音と共に崩壊し多くの人命が犠牲になりました。
事故調査により、大型の発電機と数千台にもおよぶミシンの振動が事故を誘因したとされています。そして犠牲になった人の多くは、この縫製工場で働いていた若い女性達でした。
事故後、この縫製工場は低賃金や長時間労働など劣悪な労働環境である「スウェットショップ(搾取工場)」であったことが明らかになります。
実際にこの縫製工場では当時、世界的に有名なファッションブランド27社からの受注を受けていましたが、それは違法で危険な職場環境の中、低賃金で強制的に働かされている人々のおかげで成り立っていました。そしてこの工場には、安価で楽しめるファストファッション系メーカーだけでなく、世界に名だたるハイブランド系メーカーも発注していたことが判明します。
この事故をきっかけにできた「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全性に関する協定」には、ユニクロやH&Mなど世界200社以上のアパレル企業などが署名しましたが、現在もこのような問題が全て解消されているわけではなく、逆にコロナ禍における賃金未払いなど新たな問題も発生しているのが現実です。

では、皆さんが着ている服はどうですか?あなたのお気に入りの洋服が、実は誰かの何かの犠牲になっているとしたら…
私たちの「何を買うか・買わないか」という選択は、様々な社会問題と密接につながっているのです。
エシカルファッション(商品の生産〜販売の過程において、地球環境問題だけでなく、働く人々の労働環境や人権にも配慮して生産された服)という言葉も、これ以降頻繁に聞かれるようになっていきました。

エシカるためにできること

SWITCH BACK

エシカル消費を実践するためにできること。
実は身近にもたくさんあるんです!

適切な労働環境で生産されたフェアトレード商品を継続的に購入することで、途上国における労働者の権利を守り、生活改善と自立を促すことができます。
環境や生物への負荷を抑えている製品(オーガニックなど)を継続的に購入することで、持続可能な自然環境につながります。また、エコバックやマイボトルなどを使用することで、プラスチック消費を減らしゴミも減らすことができます。
地産地消(地元で生産された商品を地元で消費する)は、過度なエネルギー消費(輸送・施設管理など)がないため環境に優しい消費行動です。また、地域経済の活性化にもつながります。
などなど。
そんなことを楽しみながら実践できるのが、今回の「エシカる」です!

実は安濃古道具店でも、オープン当初からリサイクルバッグ(不要になった紙袋など)を持ち帰り用袋として利用しています。でもお客さんの方から「袋いりません」と声かけてくださることもあります。これってどちらもエシカル消費のひとつ!なんです。
そして、普通にお買い物するだけで、誰かや何かを守れる仕組みが「SWITCH BACK」なんです。難しく考えずに、ぜひふらりとのぞいてみてください!

マイバッグやマイケース持参で遊びに来てくださいね。みんなで楽しくエシカルしよう!

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