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3人制バスケチーム「TOKYO DIME」が取り入れた複業採用戦略!プロ人材を採用し経営力を強化

3×3(3人制バスケットボール)は、東京2020オリンピックより正式種目として新たに採用されるなど、バスケットボールの新しい形として普及しました。TOKYO DIMEは渋谷区を拠点とする3人制プロバスケットボールチームです。

スポーツビジネスが難しいと言われる中でも10年以上事業を継続されてきたTOKYO DIMEはこれまで、少数精鋭の組織で事業推進してこられました。順調に事業が拡大する中で、やはり課題となったのが採用でした。

そこで今回は代表の岡田様と、複業クラウドを通して出会った複業人材の1人である橋本様にお話を伺いました。なぜ正社員ではなく複業という関わり方を選んだのか、どのような業務を複業で依頼しているのか等、詳しくお伺いしました。

※以下敬称略

エントリー数60超え!少数精鋭の組織に複業採用がマッチ


写真左から2番目が岡田様

ーーTOKYO DIMEではどのような課題を抱えており、複業クラウドを活用いただいたのでしょうか?

岡田:これまで積極的に採用活動はしておらず、求人サイトに掲載するなども行っていませんでした。採用する場合は基本的にリファラルで紹介していただくか、インターン生を採用していました。

一方で事業が拡大するにつれて、だんだんと業務の量も増え幅も広くなったため、複業クラウドを活用した採用に踏み出しました。

ーー人手が必要となった時に、正社員ではなく複業という関わり方を選んだのはなぜでしょうか?

岡田:TOKYO DIMEは、社員は私含めて2人、あとはインターン生という少数精鋭の組織です。そのため、いきなり正社員を採用するというのは大きな意思決定になります。まずは複業で関わってもらい、お互いの相性が合えば正社員として入社いただくという流れが理想的だと考えていました。

また、複業クラウドにはその領域のプロの方々が登録されている印象が強く、即戦力の人材を採用できるという点にメリットを感じました。

ーー複業クラウドでは最初に3求人掲載していただいたかと思いますが、反響はいかがでしたでしょうか?

岡田:最初はマーケター、秘書、スポンサーセールスの3職種で求人を掲載しました。
3求人の平均エントリー数は67と、反響は想像以上にありましたね。仕事でスポーツに関わりたい人はこんなに多いんだと実感しました。

その他にも、SNSのショート動画作成や、子供たちにバスケを教えるスクールコーチの求人も出しており、幅広い領域で複業人材の方にご活躍いただいています。

「複業でもいいからスポーツに関わりたい...」想いの強いプロ人材との出会いが実現

TOKYO DIMEが運営するスクールで幼児クラスのコーチを担当する橋本様

ーー複業クラウドを通して出会った中の1人が橋本様だったのですね。橋本様がTOKYO DIMEの求人にエントリーされたきっかけや背景を教えてください。

橋本:元々スポーツには興味関心がありました。大学~大学院時代はスポーツビジネスの研究をしており、新卒で入社した会社もスポーツブランドのマーケティング部署でした。現在は代理店で企業のマーケティング支援を行っていますが、最終的にはスポーツに関わる仕事に戻りたいと思っています。

どのような形でもう一度スポーツに関わるか、転職をするしかないのか、などと考えていた時に出会ったのがTOKYO DIMEでした。私自身も大学までバスケットボールをやっていたので、求人を見たときはビビっときましたね。スポーツチームの中に入ってお仕事した経験は無かったので、私にとっては貴重なチャンスでした。

ーー複業クラウドを通して素敵なご縁が生まれたこと、とてもうれしいです!TOKYO DIMEでは、いつ頃からどのようなお仕事をされているのでしょうか?

橋本:2022年9月から参画しており、関わり始めてから約2年が経ちます(取材時は2024年5月)。私が担当している仕事内容は、大きく2つです。

1つ目はオンラインで選手のマネージャーを担当しており、選手のスケジュール調整や経費の申請など事務周りのサポートをしています。2つ目は、TOKYO DIMEが運営するスクールで幼児クラスのコーチを担当しています。

ーー幅広くご活躍されているのですね。本業との両立は問題ないのでしょうか?

橋本:本業はクライアントワークになるので、イレギュラーな対応ができなかったり、なかなか日中に時間を取ったりすることが難しいです。そのため最初は岡田さんとも相談しながら、本業とのバランスも考えて調整していきましたね。

まずはルーティンワークから仕事に慣れていき、定着してきたら新しい領域にも挑戦してみるといったように、できる領域から手伝っていくという形でやらせてもらえているので、とても働きやすいです。

ーー橋本さんが感じる、TOKYO DIMEで働く魅力を教えてほしいです!

橋本:TOKYO DIMEは、3人制バスケットボールというまだ発展途上な競技を引っ張ってきたチームで、かつスクールの運営なども行いながら事業として10年間続けてきたという実績があります。どうスポーツビジネスを成り立たせるのかといった岡田代表の考えや行動を、そばで見ているだけでも勉強になりますね。

また、私以外にも複業メンバーやインターン生が参画しているのですが、密に連携をとりながら仕事をしています。現場に足を運んだ時には対面でコミュニケーションも取れますし、困った時には助けてもらうこともあるので、働きやすい環境だなと思います。

岡田:余談ですが、複業クラウド経由でジョインしたメンバーはTFC(チーム複業クラウド)と呼んでいます。最初に4名~5名くらい一気に採用をしたのですが、呼び名をつけることによって、コミュニティ感や仲間意識をもつきっかけになればいいなと思っています。

採用は代表自ら動く!複業期間に惹きつける工夫とは

ーー橋本様が参画されて、岡田様としては大変心強いのではないかと思います。

岡田:そうですね。一般企業とは少し違うプロスポーツチームの特徴として、利害関係者が非常に多いということです。ファンの方、スポンサー企業、地域、メディア、選手、コーチ、練習生といったようにステークホルダーの幅が広いため、社員2人だけではコミュニケーションがとても大変なんです。その中でも橋本さんには、選手との調整をすべてお任せできているので助かっていますね。

ーー平均エントリー数は67と、多くの方からエントリーが来ているとお伺いしました。選考活動は岡田様ご自身がされているのでしょうか?

岡田:メッセージのやり取りから面談の調整、選考まで全て自分でやっています。いきなり面談はせずに、プロフィールやメッセージのやり取りを通して良いなと思った方だけお話するようにしているので、そこまで大変ではないです。

選考ではスポーツに対して何かしらの情熱を持っているかどうか、という点を見ています。そして、数あるスポーツチームの中でなぜTOKYO DIMEなのかをヒアリングするようにしています。

自分で採用活動をやることで、スキルの見極めや組織との相性が分かるので、ミスマッチが少なく良い方と出会えているのではないかなと思います。

ーー代表自らが採用活動を行っているのは素晴らしいです。TOKYO DIMEでは、複業クラウド経由で多くの方を採用されていると思います。採用後のマネジメント面で岡田様が意識されていることはありますか?

岡田:複業人材の方は、もちろん本業があったり別の複業先があったりするんですよね。そのため、いかにTOKYO DIMEとの接点を増やし、複業人材の方の脳内シェアを高められるかを意識しています。たとえば試合やスクールの見学に招待したり、毎週必ず定例MTGを組んだりしています。

また、対面でのコミュニケーションも大事にしています。正直、仕事自体はリモートでもできるのですが、現場に足を運ぶからこそ伝わる熱量があると思うんです。スポーツは人に感動を届けることが仕事なので、現場にも来ていただいて、まずは体感してもらうことを大事にしています。

◆採用は代表自ら動く、意識的に複業人材の方の脳内シェアを高める、など複業採用における工夫が大変勉強になりました!TOKYO DIMEの今後の更なる発展とご活躍を、心より願っております!

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