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複業×学校で開かれた教育を実現!複業人材が教育業界に革命を

これからの時代において、自身の生き方を自ら切り拓いていく力が重要視されています。2022年度から全国の高等学校で、「総合的な探究の時間」の導入が義務付けられるなど、「自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成すること」が期待されているのです。

子供たちが社会と繋がりを深めるためにも、多様な専門性や経験を持つ大人と関わる機会を設けることは必要不可欠です。

Another worksでは「社会に開かれた教育過程」を推進すべく、教育機関に「複業クラウド for Academy」を提供することで、専門的な知識を持つ複業人材と教育機関をマッチングする支援を行っています。

今回の記事では、札幌新陽高等学校との連携により、子供たちと複業人材とをマッチングすることで、相互に良い刺激を与えられた事例をご紹介します!閉じた教育業界に「複業人材」は革命を起こしてくれることでしょう。

*複業クラウド for Academy 概要
複業人材が学校教員とともに学校課題解決に取り組み、教育改革の実現を目指すプロジェクトです。社会に開かれた教育課程が求められている今、 様々な専門性や経験を持った複業人材と、生徒や教員の協働を創出します。
お問い合わせ:https://cl.aw-anotherworks.com/user_contact
*札幌新陽高等学校 概要
札幌新陽高校は、北海道札幌市南区にある生徒数約700名の全日制普通科高校。1958年に女子校として開校し、1987年から共学に。スクール・ミッション「本気で挑戦し自ら道を拓く人の母校」のもと、いち早く探究学習を取り入れたり、コロナ禍をきっかけにオンライン授業を実施したりと、常に新たな改革を進めています。2030年に向けて新陽ビジョン2030「人物多様性」を掲げ、生徒と教職員が互いの個性を尊重し協働する学校を目指し、さらに挑戦が続きます。

札幌新陽高等学校との取り組みについて

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↑就任式の様子

2022年3月24日、札幌新陽高校が複業クラウド for Academy を導入し、3職種で複業人材を公募しました。

そして登用されたのは、学校紹介パンフレットのデザイナー1名、広報/SNSアドバイザー1名、在校生向けキャリア講演会アドバイザー7名の計9名です。

▼プレスリリースはこちら


▼特設サイトはこちら

すでに在校生向けキャリア講演会アドバイザーの皆様には、2022年5月2日に開催したキャリアガイダンスで講演していただきました。まずは参画していただいた複業アドバイザーの皆様の意気込みをご紹介します✨

キャリア講演会アドバイザーからのメッセージ

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Sさん/Webデザイナー・ディレクター
自分が高校生の時は、クリエイティブ職はハードルが高く、自分で勉強したり学習するための下地があまりなかった印象があります。また、個人的に興味はあるものの、どうやって調べたらいいのかわからない、という部分も大きかったと感じています。そんな学生さんの参考になればいいな、と思い今回登壇させていただいております。

Iさん/パラレルキャリア
会社員や公務員として働くことが仕事の全てではなく、自身の理想とする生き方や価値観を叶えられるような形の働き方を歩んで頂きたいし、選択肢として持って欲しい、という想いが根底にあります。

私が社会人となり十数年経過して感じていることは、子どもや学生の頃に、働くことを楽しみ、自身の理想を体現するような生き方をしている”面白い大人”に出会っていれば、会社員として就職する以外のことも選択肢として持てるのではないかと考えています。

現在、フリーランスや複業など多様な働き方をしている人が増えてきている中で、私が学生の頃よりも周囲に”面白い働き方”や”面白い生き方”をしている人は増えてきました。しかし、所謂「地方」といわれるエリアでは、このような人はまだまだ少ないのが現状です。

多少なりとも特殊な経歴を持つ私が、学生さんにお話しする中で、「こんな大人もいるんだな」や「会社員以外の選択肢があるんだな」という風に感じていただければ幸いと考えております。

Gさん/中小企業の業務支援など
オンライン活動が活性化したことにより、雇用形態の多様性だけでなく、個人活動にも影響を与えていると感じます。今この時代だからこそどこにでも繋がれる技術を活かして、色んなコミュニティに参加できる楽しさを知ってもらいたいです。そして自分のやりたいこと、好きなことを探して欲しいです。

キャリア講演会に参加した生徒からの声

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■札幌新陽高等学校 Aさんからのコメント

今回の講演で、「キャリア」という言葉は広い意味のものなんだ、ということを知ることができました。進路を考える時に、そこまで切羽詰まらずにいろいろな方面から考えていきたいと思います。自分の人生を「どうしていきたいのか」という点で捉え、そこから掘り下げていって進路を決めたり、またこれから「どういうことをしていけばいいのか」、そしてそれらを通して「これからの就きたい職について」考えていきたいと思いました。

■札幌新陽高等学校 Bさんからのコメント

「自分が他の人より少しだけ得意なことを探してみる」この言葉が私にとって印象に残りました。講師の方は自分の好きなことを仕事にしたいという考えをお持ちで、このような考え方もあることが知れて良かったです。

私は、いつも自分に自信がなく、「自分の好きなところ、得意なことは何ですか?」と聞かれたときにすぐに答えることができていませんでした。ですが、講話でお話を聞いて少しでも自分が好き、得意と感じたことに自信を持っていいのだ、と思うことができるようになりました。

また、結局は自分が決める、ということに共感しました。これまで、自分は心のどこかで環境や他人のせいにしてしまうことがありました。「自分の人生なのだから」、その決断は最終的には自分にあるのだと考えると、ひとつひとつの決断がすごく重いものだと思いました。これからの進路は自分の人生を変えるものになるので、自分が正しいと思う道を選んでいきたいです。

そのために、自分で正しい方向に行けるような決断力と判断力、そして時には選択した道を正しくする力を大切にしていきたいです。これからは「自分の選択に重み」を感じながら歩んでいきたいと思います。

■札幌新陽高等学校 Cさんからのコメント

講師の方の「年歳によって変わる価値観で、やりたいことを探しても良い」という言葉が強く心に残っています。高校や大学の学校を終えて働き始めたとしても、その道の途中でやりたいことを見つけたら、環境を変えてやりたいことに挑戦しても良いという選択肢がとても新鮮でした。今の自分は、進路に悩みがありますが、自分の未来のためにひとつ一つの物事を理解しながら進んでいきたいと思います。


赤司 展子 校長からのメッセージ

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↑連携協定式の様子

新陽高校は、「本気で挑戦する人の母校」というスローガン、そしてビジョン2030「人物多様性」を掲げ、生徒と教職員が互いの個性を尊重し協働する学校を目指しています。

生徒が学ぶ場の多様性をさらに広げてくれるのが外部の大人たち。これまでも地域や企業とともに生徒の「出会いと原体験」の機会を作ってきましたが、さらに多様な人材に関わっていただきたいとAnother works様との連携に至りました。

実際、先日のキャリア講演は「複業クラウド」を通した募集のおかげで、学校だけでは招聘できなかった業種や経験の方々から話を聞くことができました。また、広報関係の打合せ等では、プロに任せることで業務全体の質が上がることを実感しています。

ほかにも、学校の苦手な分野の業務を担っていただくことで教職員が生徒と関わる時間が増えること、そして、学校でも複業文化が醸成されること、などを期待しています。

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複業クラウド for Academyでは、複業人材を活用したい教育機関様を募集しています!まずはお気軽にお問い合わせください。


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