停滞のなか、時間だけは動く5年目
いつも2/28にその年のことを振り返るBlogを書いているのですが、今回(2020/03/01~2021/02/28)に関しては中々筆が進みませんでした。
※去年のはこちら↓
何でかって言うと、ほとんど何もなかったからですね。(;'∀')
いや正確に言うなら、人生で「前に進んでいる」と思えるような要素が・・・
そう思うと、この日の日記って自分がいかに前向きに頑張っているかを、外に発信するために書いていたのかもしれないなぁと思います。(それがいいか悪いかは別にして)
で、今年度は何について書こうか、そもそも書かなくても良いのでは?なんて思って今日(3/11)まで放置していたわけですが、
この日を10回目に迎えたあたり、少し気持ちの整理をしてみたくなったので、キーボードを叩き出した次第です。
なので、今年に関してはいつもと文体が異なることを受け入れつつ、思ったことを書いていきたいと思います。
1,不安が先に隣にいた
今年度はとにかく新型コロナウイルスが生活の中心でした。
職場では、2020年の4月以降露骨に仕事が減り始めたことをまず思い出します。
わたしが今働いているところは市民活動センターで、普段は週末も事務所が開いているのですが、
コロナにより土日は閉鎖。
平日も訪れる人はまばらと、人の流れに大きく影響を受けました。
内部の仕事もどんどんやる事が無くなり、隔日で職場に行くなどで出勤すること自体が減っていきました。
なんかじわじわと周りが悪くなっているように思えるにも関わらず、自身の危機感はどこか薄いまま。
このまま仕事が無くなったらクビかなぁというのが、4月末くらいの自分の感情でした。
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そんな漠然とした不安だけが続いていたので、どこか勇気を持って前に進み続けたいと考えていたのでしょう。
なんとかなりたい、しなければという思いだけはずっと頭に残り続けていました。
ただ現状は何もすることがなく、社会は変化を感じているのに、自分はぼんやりとした不安だけ持っている。
今にして思えば健全な状態だっただとは思いませんが、当時の自分には大きく環境を変化させたいという欲求は生まれ無かったので、現状維持が精いっぱい。
未だにこうする以外の方法で何かあったのか、思いついてはおりません。
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そして、GWが終わる頃になって社会の状況を受け入れる方向へ心が変化いたしました。
↑のBlogではキューブラー・ロスの「死の5段回説」を引用して、変化の受け入れの姿勢を示していますが、
わたし自身が新型コロナに振り回される日々をようやく受け入れてもいいと思ったのでしょう。
※変化の受容のプロセス
① 否定、混乱
↓
② 怒り、悲しみ
↓
③ 行動、取引
↓
④ 諦め、失望
↓
⑤ 受容
期間で言うと、2020年の2月~5月まで3か月くらいですかね?
人間が一つのことを諦めるのに早いか遅いかは別として、いったんコロナに対する心の姿勢はここで落ち着きました。
個人的には、変化が止められないことを受け入れられてよかったかなとは思います。未だに①や②の状態だったら、精神は保てなかったと思いますので。
2,体の変化について
心は落ち着きましたが、今度は体の方がおかしくなってしましました。
5月半ばに体調を崩し(ここではただの風邪)、
5月末には一旦元に戻ったものの、6月~7月の上旬までひたすら頭痛に悩まされる日々が続きました。
ほら、孫悟空が頭に輪っかを嵌められ、悪いことをするとそれがぎゅーっと締められるじゃないですか。ほぼ日中あんな感じです(苦笑)
初めはまた風邪がぶり返したかと思い、解熱剤をもらいましたが全然効果は出ず。
医者からは緊張型頭痛、姿勢が悪いから等を説明されましたが、いきなり改善するものでもないので、薬を変えながら様子を見るという日々が続きました。
その間仕事にも行かず、家の中で一人過ごす日々。
体も悪くなればやはり心も落ちて行くわけなので、6~7月は仕事を辞めてどうやって生きて行こうかをずっと考えておりました。
まぁ実際は病欠扱いでしたので、そこはとても感謝しております。(これまでが、1か月以上も仕事を休めば普通クビだろうという職場にしかいなかったので…苦笑)
・ ・ ・
と、ここまで今年度の前半部のことを書いてきましたが、何もなかったなぁと思う割と色々あったみたいですねw
やはり、整理のために過去を振り返るのは大事なことかもしれません。
3,興味のある方へ行く
7月~8月はまだ体調に不安がありましたので、少し前を向いていこうと思えるようになったのが大体9月になってからでしょうか。
その間やりたかったゲームしたり、
コミュニケーションの未来について考えたりしました。
・ ・ ・
秋口には新型コロナも若干の停滞期に入っていたため、どこかへ出かけたり、自分の将来のキャリアを他の人に相談したりするようになりました。
新しい職場や働き方を直に提案されるようなことはありませんでしたが、それでも物事に区切りをつけられるようになったし、興味ある事へ目を向けられるようになったのはいいことだったかと思います。
・ ・ ・
11月はスマホを数年ぶりに買い替えたり、
コロナ禍で考えていたことを文章化してみたりと行動していますね。
・ ・ ・
12月は個人的に慕っていた方へのメッセージを書いたり、
またはこれまでのことについて少し振り返ってみたりしておりました。
実はこの期間中親類を亡くすことを経験しているのですが、コロナが蔓延する状況の中ではずいぶん落ち着いた法要だったのではないかとおもいます。
生と死の捉え方は人それぞれでありましょうが、特に色々考える機会となりました。そのことについてはまたいつか
こんな感じで年が明け、2021年の1月~2月については特に大きな変化はなく、時間が動くのと同時に自分も動いていく感じ。
なんとも、主体的でなく受動的な年だったなぁと振り返って思います。
4,2011年から10年経ち、考えたことは――
ここからは、10年前のことをちょいちょい書き記します。
※なおこの先の画像は、地震で被害を受けた被災地の画像なので(昔のケータイで撮ったものを見つけました)、それなりにショックを受ける方がいるかもしれません。そこはご了承ください。
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自身が幼稚園入園前に浦安に引っ越してから25年近く、そのまま浦安に住んでいたわたしは、震災当時ニートでした。
2010年の10月に仕事を辞め、それからフラフラと家に籠る生活を送る日々だったと思います。
当日は家に居て、ネットで創作物を出すために準備をしていた時間でした。仕事への意識が向かずうだうだしていたのですが、どこかで気持ちを発散したかったのかもしれません。
自室の机はベッドの下にあるロフト的な感じのやつで、揺れが来たときはまず机とベッドを抑えました。
ただ1分後くらいして、揺れが激しいものに変わった瞬間立っていられなくなり、あ、このままだとベッドの下敷きになるかもとすぐに机の下にもぐりこみました。
その後自室は大きな被害がありませんでしたが、居間と和室がぐちゃぐちゃになってました。(補強の支えとか入れてなかったので当然ですが)
震災当日の和室の状況
その日は家の片づけをして終わりました。
ネットで他の被災地の光景を見て、これから先どうなってしまうんだ?と不安だったのを覚えております。
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それから1週間近く、ガスと水道が使えない日々を送ります。
風呂は入れないし、トイレの水も外から汲んでくるしかない。(しかもその辺の壊れた水道管から ^^;)
あのような経験をしたのは人生で初でした。
毎日自衛隊から水を貰いに行く
液状化で砂が噴出した地面
傾いてしまった電柱
当時SNSで連絡を取っていた人たち(主に都内在住)に安否を聞くと、揺れはあったが他は大したことのないとのこと。
なんか自分のいる環境とのギャップを感じましたね。(苦笑)
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その後は1週間くらいで無事インフラが復旧したので、一応日常は取り戻せたわけですが、その間とにかく行動をしておりました。
ニートだったのである意味暇でしょうがなかったのと、震災が起きてからずっと躁っぽい感じだったので、眠ってたエネルギーが一気に噴き出していたのでしょうね。(^^;)
さらに浦安は被災地でしたから、身近に困ってる人が多かった。
なので人生初となるボランティアをしに行きました。たしか泥かきと、各家庭に簡易トイレなどを配りに行った記憶があります。
ニートでセルフネグレクト気味だった自分が、行動を主体的に選択したという意味で大きな出来事だったかもしれません。
↓街の中はしばらくこんな感じでした。
泥や傾いた地面を歩くのに、登山靴が有効だと思えたのは発見でしたね~
表向き綺麗な街でしたが、中は崩れやすい卵みたいなもので、自分の中の防災の意識を高める経験となりました。
↓は海側の公園付近
震災を経験し、自分の力も何かの役に立てたいという思いが生まれたので、また仕事に就くことになります。
その後色々紆余曲折を経て今に至るわけですが、やはりターニングポイントとして記憶に残り続ける出来事となりました。
あれから10年経った今は、あの当時より多少まともに、そして自分の力を誰かのために少しは行動できたかなぁと確認できたことが、今回一番の振り返りだったかもしれません。
10年後は、もうちょっとマシな状態になっているよう行動し続けたいと思います。
おわりに
いつもは区切りもよく最後に書きたいことを書いて終わるのですが、今年に関しては全然結論が出てきませんでした。
たぶんコロナ等の影響が、未だ進行中だからというのもあるんでしょうね。
契約により、来年度はまた新しい仕事を探さなければならない年となります。(あぁメンドクサイw)
どんな年であれ、今年の立ち止まりが何らかの形で活かされるように行動できたらいいなと思います。
今回はコロナ禍であっても頑張ってきた皆さんと、自分に贈りたいと思います。
Happy Rebirthday to you (*゚▽゚)ノ
何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。