この私についてこい

悪の組織運営と理想の上司論

今日はこの記事を取り上げてみました。

マンガの悪役が理想の上司である10の理由

笑うメディアCuRAZY (2017/01/09)


まず第1に思ったのが、どう見ても戦闘力が53万ある例のお方ですね。わかります

まぁ長年愛される敵キャラゆえと言ったところでしょう。
後年そのカリスマ性からにすらなってるレベルだし。

それでは、彼のような悪がなぜ理想の上司であるのか?

10個挙げられていたので順に見ていきます。


1. ミスしてもなんだかんだ次のチャンスを与えてくれる

いきなりですが、これはどうでしょうねw?

ミスしたら1発アウトで、割と短気な人も多いような気もしますが…

しかし、悪のカリスマたる者
広い心も持たないとやっていけない訳ですね、勉強になります╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ 


2. 部下の手に負えない案件は自ら解決に乗り出してくれる

これはその通り

最終的に責任は上が取るというのが社会の常識です。

ってかラスボスがいきなり前に出てやられちゃったらどうなるんでしょうね?(笑)

部下が後を引き継いでも問題無いなら、組織として優秀だと思いますが。


3. 目的や手段がハッキリしていてわかりやすい

これも同意します

世界征服、人類滅亡etc

目的や手段がわかりやすいからこそ、人は着いて行きやすくなるというもの

ただし悪の集まりゆえ裏切りも日常茶飯事、世知辛い世の中ですね(´・ω・`)


4. リーダーシップもあるので、現場の部下たちに迷いが生まれない

3にもありますが、目的がはっきりしているので指示を出しやすい。

リーダーとしてビシッと判断を下せる余裕があるのでしょう。

逆に悪が葛藤していたら、どうなるか?

がっくりすると共に、見る側が同情してしまうというプラスの面もあるかもしれませんね。


5. スカウトに余念がない

これは作品や個人によって判断が分かれる難しいところ

初めから組織ができている場合もあれば、そのカリスマ性に惚れ勝手に部下が出来てくるというパターンも割とありそうです。

悪のオファーを受け入れた場合でも断った場合でも、それはそれでリスクが高そうですね。安易な判断は気をつけないといけないところです。


6. 意外と言葉遣いが丁寧で、誰に対しても敬意を払っている

これもそのキャラによりけりなところがありますが、その丁寧さが逆に恐ろしさを生んでいるとも言えそうですね。

余裕があると強そうですし。

カリスマとは自分の凄さを自覚しているがゆえ、相手に対しても敬意を払うということを忘れないのかもしれません。


7. 好き嫌いで序列を決定しない。完全実力主義

これは割と正しい

昔プレイしたRPGで、最初の雑魚キャラが実はラスボスだったというちゃぶ台返しな展開がありましたが、これは例外というもの。

基本的には「ボス=一番強い」というのが当たり前として成り立っている世界です。

だからこそ組織として集団行動を取りやすいのでしょう。それに頑張れば上に行ける可能性もありますし。


8. アメとムチの使い分けが絶妙である

褒める、叱る(超怖い)

どちらも疎かにはできない、それでいて難しい技術だと思います。

悪のカリスマから学ぶ人材活用術なんてセミナーが流行りそうですね。


9. 言葉が簡潔で超わかりやすい

「主人公を倒せ」

この一言で全てが通ずる

素晴らしいですねw

パワーポイントで延々と色々工夫してデータを作るのが悲しくなってきます。

是非とも直に学びたいところです。


10. 部下からの信頼がめっちゃ厚い

ここまでの理由をまとめれば、信頼しない部下はいないのではないでしょうか?

いつの時代においても、迷いなきリーダーというものは必要とされ、愛されるのだと思います。


悪のカリスマの魅力

悪のカリスマとはある種の人の願望を現した姿なのだと思います。

私自身、マンガやアニメを通して数々の悪というものを見てきました。

「悪」であるゆえ、人の倫理観や常識から到底受け入れることのできないものばかりでしたが、その力強さにはどこかすがすがしさを感じることがあります。

中には、悪の方が正しいのでは?と思わせるくらいカリスマ性を発揮しているキャラも沢山いました。

おそらく、そのキャラを生み出した表現者が、自分の願望というものをありったけ込めたからなのかもしれません。

正義は突き詰めると、どこか胡散臭くなってしまいますしね。

報われない悲しさを感じます。(-_-)


何が正しいことなのか、一々自分で判断するしかない難しい世の中です。

シンプルな強さや思想は受けやすいのでしょう。

それでも、私は流されるのではなく、自分の信じたものに向かって突き進む気持ちを忘れないでおこうと思います。

おそらく、悪のカリスマもそのような姿勢こそ評価してくれるでしょうか?

何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。