スライド1

言いたいことばかり言っててもダメ

はい

前回のblogと反比例するかのようなタイトルで始まりましたw。

もちろん本音で話せる環境は大事です。
今回は本音で話せる仲間を増やす方法として、話す側の姿勢について考えてみました。


簡単に言うと、

何でもかんでも素直に言っているからといって、それで共感が得られて仲間が増えるわけではないということですね。(言った本人の心だけはスッキリするでしょうが・・・ 苦笑)


今回はこれまでの自己反省を踏まえ、団体の活動で学んだことの内、

①初めて知り合う人に対して(特に直接関わりが無さそうな人)
②本当に情報を届けたい対象に対して(NPOなら支援したい相手、企業ならお客さん)

どうしたら情報が届くのか簡単にまとめてみました。

技術的な話ではなく、考え方の一つとして挙げてあります。
私の失敗を見ながら、皆さんにとって有益な情報となれば幸いです。



①(・_・?)。o0(結局、この人は何がしたいのかしら?)

初めて会う人に対して自己紹介のとき、自分やっていることとその意思が、一言で伝わることが最も理想と言えるでしょう。(話が上手い人は大体できている気がします)

話が終わった後に「結局何がしたいの?」と思われるようだと、うまく伝わっていないのでしょう。


自分の場合
「日本離婚の子ども協会の平賀です、親の離婚を経験した当事者が集まれる会の運営をしております。具体的には~」

名刺交換などの際、大体こういう流れであいさつするのですが、いまいち共感というか反応が悪いことがよくある・・・^^;(あくまで自分の感覚においての話です)

後から冷静に考えればわかることなのですが、これだけだと”何でこの会をやる必要があるのか”が伝わっていないですよね。

自分の言いたいことだけを言っていたので、相手の心に引っかかる部分が抜けていたというわけです。


私はいつも自分の目線で情報を発信していたので、自分の当たり前が相手にも当たり前だと無自覚に自己判断していました。

だからこそ、説明するべきことを省いて説明していたのです。


本来なら、そもそもどんな課題があるか知らない人たちがほとんどなのですから、

「1、家族についての悩みを抱えている当事者がいる。
→2、自由に話せる場所が無い。
→3、だからこそ自分たちで居場所を作ることにしました。
→4、具体的には~」

という流れで言わないといけなかったんですね。


「親の離婚などを経験して家族の悩みを持った人が、なかなか自由に話せる場所がなくて苦労している」という点が聞く人に感情を呼び起こさせ、共感してくれる(かもしれない)ポイントとなっていたのでしょう。

今後の改善点にしていこうと思います。

次は、届けたい人に対してどうしたらいいのかについてです。



②あなたに届いてほしいけど・・・(´ヘ`;)

HPを作ってみて

先日HP改善のゼミを受けていて、気付かされたことがありました。

団体のHPは自分で作ったのですが、その場の勢いで作った感が良く出ているなぁとw

自分たちについて何も知らない人と、自分が支援したいと考えている人の両方に向けて情報を出していますが、説明しているようでしていないという面が強く出てしまっている印象です。


◎HPの訪問状況(Google Analytics調べ)

去年の5月に作って、現在までに1000人ちょいの人に訪問してもらったようです。日本人だけで1億人以上いると考えるとまだまだですね。

しかし、直帰率5割は結構ヤバい(;´∀`)ゞ


このHPの目的は、ターゲットである「親の離婚を経験した当事者の方」に有益な情報を届けた上で、最終的に何らかのアクションを促させることであります。(メールでの問い合わせ、ミーティング参加、体験集の購入など)

今のところ、当事者本人からそのような発信はほとんど来ていないので、目的が達成させられたとは言えないでしょう。

ではどうしたらいいのか?

深く考えてみました。



当事者が知りたいこととは?

そもそも自分たちが届けたい相手って何を求めているのでしょう?

私も一当事者なので、まず自分のことを振り返ってみました。


苦悩してた当時、自分が欲しかったもの

・家族間のトラブルにおいて溜まった口に出せないストレスの吐き場
・家を出て一人で安定して生きられる方法
・一時的に逃げ込める場所
・両親がいがみ合わない方法
・両親がいがみ合う理由の冷静な解説
・本音を出しても、お互い気にし合わない人間関係

ざっと書き出してみるとこんな感じですが、端的にまとめると↓の2つを特に自分は求めていました。(おそらく人によりけりだと思います)

「我慢する必要無く、自由に考えたことを話せる場所」
「自立(独立)する方法」

HPを見ても、これらの情報は中途半端にしか載っていないか、もしくは全く記述されていません。

おそらく、苦悩してた当時の自分(18歳~27歳辺り)が見ても、あまり心に響かなかったのではないかと思います。^^;


説明に固執し過ぎてて、共感できる内容を削ってしまっていたのでしょう。

これは私の一例に過ぎませんので、この他にも当事者が知りたい情報って沢山あると思います。

今後は、これらの知りたかったことに対する答え(正解かどうかは別として)を集めた上で、一つ一つ何らかの形で載せていこうかと考えております。

HP作りにおいても、直接話す団体の説明においても、感情・心情に訴える伝え方というものをもっと深く考えなければいけないなぁと感じます。



最後に

とはいえ・・・

話し手として、何で今までこういう視点が欠けていたのかなぁと考えてみたのですが

やはり、ネガティブに関わることって言葉で説明し辛いからなんだろうなぁとしみじみ思います。

私自身、前回でも触れましたが、ネガティブな情報については”自分のことを可哀そうだと思うことも、聞く人に可哀そうだと思われることも嫌”なので、心にブレーキを掛けており、極力口に出さないようにしていますしねぇ・・・

この辺のジレンマをどう受け入れていくかは、成長によって学んでいくしかないのかなぁと思います。(誰か教えてくれませんかねw?)


今日はこんな感じですが、一先ず締めさせていただきます。

この情報が皆さんにとって有効に活かされれば、私の失敗なんて安いものです。どうぞ気軽にシェアしてください(笑)

それではまた │ω゚)ノ~~



何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。