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「やりたいことがない」という悩みを持つあなたへ

今日は一つとあることについて気付くことができたので、まずはそのきっかけとなる記事を紹介

ついに国連で講演へ!82歳プログラマーが語る「100年時代の思考法」——「人生は風見鶏でいい」(BUSINESS INSIDER JAPAN 2018/02/01)


記事の内容は80歳を過ぎて、iphoneのアプリを開発した若宮正子さん(82)が、2月2日の国連総会の基調講演に立つというもの。

この方については、去年か一昨年からちょいちょい名前を耳にしており、ずいぶんアグレッシブな人だなぁと尊敬をしていた。

だから今さらこの方のインタビューを読んで何か得るものがあるとは思わなかったのだが、つい最近別方面で疑問に思っていたことの答えに辿り着けた気がしたのでblogを書くことにした。

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私は、「人それぞれ様々な悩み事を持っていても、気軽に集まって話のできる場所」というコンセプトで運営されているところのボランティアをしているのだが(→ココトモハウス)、

その中で「やりたいことがない」という悩みを抱える人とたまに出会う。

趣味が無い
自分は何が好きなのか分からない

そのようなことを話して、好きなことを持っていない自分に対して負い目を感じている。

彼らが辛い気持ちを抱いていることは理解できる一方で、理解できない部分もあった。

それは、私自身にとってこれまで「やりたいことがない」という時期が無かったからだ。

いつも何か興味あることは存在していたし、今も様々なことに興味を抱いている。

これは伝え方によってはひどく傲慢に感じる方がいるかもしれないが、たまたま生まれ持った性分なのだろうと勝手に納得していた。

あることに対して興味を持つかどうかも、お互いの個性や価値観の違いでしかないのだろうと。(当然ながら、趣味が無いからと言って誰かを馬鹿にしたことなど無い)

しかし、今回のインタビューを読むと、少し違った感想も出てきた。

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記事の中で若宮さんはこれからの時代「人間力」を鍛えることが大事だと語っている。

少し説教くさいと取ることも可能だが、次の言葉を読んで納得した。

若宮:極めるべきことは何かと問われれば、「人間力」の一言に尽きるでしょう。一昨年のアプリ開発のコンテストで、認知症のおじいちゃんが歩き回っても大丈夫なようにと、靴に位置情報を調べる仕組みを入れたIoTツールを開発した高校生が優勝していました。あの作品は、おじいちゃんの徘徊で困っている家族をよく観察したからこそ生まれたんじゃないかしら。

東北のアプリ開発の専門学校の先生がぼやいていましたよ。「うちで学んでいる子どもたちは、数学も電子工学も勉強はよくできます。プログラミングの知識もあります。でも、そもそもどんなアプリをつくればいいかっていうことがわからない」と。だから、これからの若い人には是非、自分が「これは好きだ」という気持ちだったり、私はこう考えるという「自分の考え」だったりを育てていってほしいですね。

私は昔から歴史を知ることが好きだったが、それはいわゆる「世界の七不思議」の類の話を読むのが好きだったからである。

理由としては子どもっぽいかもしれない。しかし、結果的に歴史の勉強も得意になったので、これはまさに好奇心が成したことであろう。

例えばあなたは↓の画像を見てどう思うだろうか?

(画像は中東のヨルダンにあるペトラ遺跡の内の一つ)

インディジョーンズの映画で見たことある人もいるだろう。

この画像を見ていると、そもそも「何でここにこんなもの作ったの?」という疑問ばかり湧いてくる。(当然ながら死ぬまでに行ってみたい場所リストに加わっている。)

世界にはこれ以外にも、現代人には理解できていないものが沢山あふれているが、謎が謎のままなんてもったいなさすぎる。一つでも多く納得したいと思うのが本能に次ぐ願いである。

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興味や関心とは、常に何かに対して疑問を持ち、それを「知りたい」「解決したい」思うことから始まるのではないかと思う。

大げさかもしれないが、私は知りたいことがあるから今まで生きてこれたのかもしれないとも感じている。

今度やりたいことがないという悩みを持っている人がいたら、こう聞いてみたい。

あなたが今疑問に思っていて、知りたいことは何ですか?」と


何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。