本音を語り合うことについて
こんにちは|・ω・`)ノ
言いたいことも言えない云々と、かつて反町隆史氏は歌ってましたが(実は誕生日同じw)、今を生きる皆さんはいかがお過ごしでしょう?
やっぱGTOは名作やわ・・・(★ ̄∀ ̄★)
しかしみんな若いなw(調べたら、来年で20周年ですって・・・オウ)
今日のblogのテーマ、こちらの名曲と絡める訳ではありませんが、自分の本音が話せる環境の大事さについて書きたいと思います。
と言いますのも、先日所属している団体でミーティングがありまして、そこでネガティブなプライベート情報を含め色々とお話をしました。
その環境で過ごす中で、ようやく自分が考える人間関係の理想の状態を言語化できる気がしましたので、ここらで一つまとめてみます。
あくまで個人的な思いつきに過ぎませんが、人生を充実させたい方、会社や地域で場づくりを行っている方のヒントになれば幸いです。
前提
自分が本音を出せる環境と言っても、「個人×個人の要素」と「集団の中での要素」に分けられると思います。
ですので、今回は
・個×個のものを関係
・集団のものを場所
・両方含めるものを環境
という風に位置づけさせていただきます。
分かり難かったらスイマセンm(__)m
結論
いきなり結論から入ると、今現在あなたの本音を語れる環境の数が多ければ多いほど、ストレスを溜めすぎずに生きられているということです。
こんなこと当たり前だと思います。
今更言われるまでもないかもしれません。^^;
重要なのは数です。
あなたは現在周りにある人間関係において、自分の思っていることをどれだけ話せていますか?
奥さんや旦那さんといった近しい人から、会社の同僚や友人に全部本音を話せていますか?
それはポジティブなものだろうと、ネガティブなものだろうと同じです。
秘密とは抱えれば抱えるほど、負担は大きくなるものだと思います。
自分はこう思っているのに、「人に気を遣って言いたいことが言えなかった」というもどかしさを感じたことはありませんか?
これを解消するには、文字を書くにしても、声に出すにしても、どこかで頭の外に出して、自分がそう思っていることを認めなければなりません。
一人でやるなら今すぐできます。
ただ他者にそれを話すことを望むとしたら、ハードルが上がるでしょう。
受け入れてもらえると思っていなければ、本音なんて中々他人に言えません。
だってそもそも気軽に話せるのなら、こんなに苦しくなってないはずですから。
集団の中で望むのなら尚更です。
社会の中で、自分の本音を出せる環境を多く獲得するには、いくつかやらなければならないことがあります。
私自身が自分で居場所作りを経験したことから、その過程で大事なことをいくつか抜き出してみました。
本音を話せる環境の条件
これは初対面も、継続している現在の人間関係も同じです。
1、信頼できる間柄かどうか
当然のことですが、話し手は相手を信じていなければそうそう普段言えない本音なんて話せないと思います。
「あなたorあなたたち」だからと特別に打ち明けたことを、簡単にほいほい他人に話すような結果にされたら、どう信じればいいのでしょう・・・
では、話す側が相手を信頼できたと考える状態になるにはどうすればいいんでしょうか?以下に書き出してみました。
・否定されない
頭の中で思うのは自由ですが、「いや」とか、「でも」とかすぐ反論されるような間柄だと無理です。
・話すことにうなづいてくれる、目線を合わせてくれるなど
話す人は、聞く側のことを結構細かく見ています。
興味を持ってくれているか、話に飽きていないかという反応を全体から判断しているわけです。
聞いているのか聞いていないのか、はっきり示してくれないと、話す側は次第に不安を感じるでしょう。
・自信、自己肯定感を与えてくれる
自分が勇気を持って打ち明けた内容を肯定してもらい、「あ、これでいいんだ」と自覚できるときが、一番相手を信じられる瞬間だと思います。
最低限守るとしたらこのような要素です。
簡単にできることではないと思います。
一方的に話すのでは無く、それぞれが聞くことに集中しないといけないでしょう。
次は他の条件について。
2、共通項目が多い
生まれや、育った環境、趣味、目指している夢、何でも構いませんが自分に考えが近ければ近いと思えるほど、本音を出しやすくなると思います。
3、プライバシーがある程度守られているかどうか
人目を気にしないで良い所の方が、本音は話しやすいでしょう。
音や目移りするものが多い電車や路上では、まず落ち着かないと思います。
割と場所選びも重要です。
以前、とある喫茶店で本音を交えて仕事について語り合った経験がありますが、隣の席のおじさんにジロジロ見られているのをはっきり感じてしまい、心がどこか落ち着きませんでした。^^;
それでは次は、自分がネガティブなプライベート情報をある場所において、本音で話せるようになった経緯について触れたいと思います。
本音を表に出せるまで
自分が抱える本音の内、家族のネガティブなこと程、他人に説明するのがややこしいと感じています。
話し難さの原因として、自分が話すことで毎回ムカついた気分を思い出すのもあれですし、ネガティブなことを伝えて場の空気を冷やしたと感じるのも嫌でした。
具体的な内容をぼかすように書いているのも、やはり苦痛を避けるためだとご理解ください。(苦笑)
ただ、本当のところ話したくてしょうがなかった。
口から出たくてしょうがない獣を、いつも無理やり押さえつけているようなもんです。
だって他人と会話しているのに、表面しか出せないんですよ?
そうやって会話をすれば、相手の印象は自然と表面から見たものが中心になりますよね?
一部でしか判断されない人間関係を続けることは、結構めんどくさいです。
私は常々この壁をどうにか突破したかった。
紆余曲折の末、最も重く深い内容の本音については、自分たちで自ら場所を生み出すことで解決することにしました。
そうしてできた団体では、「親の離婚を経験した当事者が、お互い安心して語り合える居場所を作る」ことをミッションに掲げております。
元々家族に関わる本音を話したくて集まり出したグループですから、参加者が慣れた間柄になるとかなりグイグイ本音が出てくるようになります。
しかし、このような間柄になるまで、結構な時間を費やしました。
そもそも、私が家族に対しての本音を出せる場所を見つけるまで、悩みを持ち始めた段階から8~9年くらいかかってます。リアルとインターネットを彷徨い、SNSの中でようやく見つけました。→親の離婚を経験した子ども
そして、SNSのコミュニティに所属して、同じ立場の方と直接交流を始めてから今に至るまで5~6年程です。
頻繁に会う方とは、だいぶプライバシーを出し合える安心感は共有できているかなとは思います。
もちろんお互い親しいからと言って、趣味も生まれも異なりますから、言いたいことの全てを話すわけではありません。
だからこれから先、別の本音を別の環境でもっと自由に話せるようになりたいと感じております。
段々とそうして、自分の本音を出せる環境を社会の中に増やしていくことが、自分らしく生きるってことに繋がるのではないかと思いました。
今後本音で話してみたいこと(一例)
これから本音で話してみたい内容を適当に書き出してみました。
・好きな本の内容について
・大体7~8年の経歴を持つ人の、山登りの楽しみ方について
・世界史(特に中世ヨーロッパ)について
・事業のスタートアップ時における、金銭的な苦労の乗り越え方について(笑)
・人に愛を証明するには、どういうことをしたらいいのかについて
・どのように接すれば子どもは生き生きと育つのか、教育の仕方について
・日本の今後50年先の展望について
趣味も、仕事も、未来も、思想や哲学も全て並列です。
全部本音を自由に話す環境を得られれば、そこを区別する必要はないと思います。
これからの生き方について
自分の中に抱えるものが沢山あって苦しい場合、秘密の分散化をすればいいのではないかと思います。
これは別に証明したわけではなく感覚的なものですが、昔の人って現代人と比べてそこまで多くプライバシーを抱えていなかったのではないか?と思いました。
都市化や核家族化、個人主義、インターネットによる情報技術の発達などが、プライバシー意識を急速に高めさせたのかもしれません。
もしかしたら、昨今の生き辛さの答えにも通じるものがあるのかもしれませんね。
最後に
あくまで個人的な意見の一つとして、受け取ってもらえたらと思います。
そういえば、こないだ地域づくりのイベントに参加した際、講演者の方がこんなことを仰っていました。
地域づくりにおいて必要なことは
・メンバーがプライバシーを共有していること
・共通の活動、事業をしていること
であるということだそうです。
自分たちが団体をやっていることの理由と、そのまま重なる気がします。
言いたいこと言えてますか?(*´∀`*)ノ
何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。