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うつじゃなくなった私、うつになったことない人

よく見ていたYouTuberがうつになっていた。

この人の気持ちが手に取るように分かった。
うつになったときの気持ちを久しぶりに感じた。
やっぱり元気になったんだなと思った。

50冊近くにのぼる読みたい本リストの上のほうを見るとうつ病に関する書籍が並んでいて、そのどれも今は読む必要がないと感じた。
この本たちは必要なくなったんだ、少なくとも今は。

風邪や体の病気になるとみんな同じ症状を示すように、うつ病などの精神病もみんな同じようになるのが面白い(interestingという意味)。
このことが、心の病気になったことがない人にも伝わればいいのに。

私の職場は部署によって過酷だったりブラックだったりする。私は再発を恐れて、職場にうつの持病があることを伝えた。恋人はそんな私にずるいと言った。

恋人は激務で、うつ病になりたい、なれば仕事休めるのに、けど俺の性格上うつにはならないんだよね、なっても適応障害、と私に言った。激務でそういう気持ちになるのはわかる、けど私の前でそれを言わないでほしい、と注意したが聞き入れられなかった。私は大泣きした。

その元恋人から復縁を迫られていた。あのときかささぎはどれだけ傷ついただろうと言った。遅い。

「いいなあ入院、私もがんになりたい」と言う人はあまりいないのに、うつ病になったら仕事休めて遊べて云々、という人はなぜいなくならない。それはきっと、その症状や気持ちがわからないからだろうと思うのだけど(現に私も症状がピークだったときの気持ちはいつも忘れかけている)。
もっと科学的に解明されればいいのにね。そんなになりたいなら代わってよ。

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