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あるキュースポーツ競技者の記録。日々の考えなど。

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最近の記事

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 UIの一覧性、他メディア連携の簡便さ、今後の拡張性など、種々の機能的観点から従来のはてなブログからnoteに移動することにした。  2024年9月以前の記事は転載であり、それ以降はnoteにおける新規記事である。 【追記】無駄のない質素な部分が気に入ってはてなブログを選んだ背景だが。正直な所、noteの手取足取り至れり尽くせり感に違和感を感じられずにはいられない笑。「書きあげて、すごいです!」等、最初だけだと思うが小学生でもあるまいし少し何かするたびに褒められるのは何とも

    • 2014年7月~8月のパフォーマンスについて

       これまで記述してきた通り、引き続きフィジカルがすべてに優先するという仮説の元、様々な考察や施行を通して技術向上に努め、さらに今年からは本ブログを使った備忘録的なアウトプットにより知見の積み上げにも挑戦してきたわけだが、小規模なものまで含め直近のトーナメントの優勝率は3割程度まで伸ばせているし、最近の大規模な試合においても最後の方まで残っている状況である。  これまでの自分の競技歴の中で主観的にも客観的にも大きく結果が伸ばせていると断言できるし、少なくとも仮説検証のアプロー

      • 試合時のフィジカルのギャップとは

         トーナメントに参加し始めて数年、一部のトッププロやワールドクラスプレイヤーを除き、試合での実績含め勝ち筋自体が全くイメージ出来ないという事はある程度なくなってきたように感じる。  しかしながら、いざ試合時の自分の映像を見ると、勝ったとしても普段気をつけている事が全然出来ていなかったりと、頭の中のイメージや練習で出来ていることとの相違や不安定さが目立つのも事実だ。  出来ることが増えたり、結果がついてきたり、体の使い方が多少分かってきた事で理想が更に高くなっている事も否め

        • 錯覚のキューと見るべきキュー

           構造的に人間には目が二つあるため、焦点を合わせない場合実際は物が二重に見えている。ずっと二重に見えていては不便なため、普段は脳が自動的に右目で見た像か左目で見た像どちらかの像に映像を修正している(片方を消している)が、意識することでどちらも見えるようになる。実は、この脳の「自動修正作用」がビリヤードをする際に悪さをすることが多いのではないかと思う。  キューを見てスタンディングポジションからか前に入り、焦点を先玉や手球に合わせて構えに行く時、特に意識しないといつも通り自然

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          ビリヤードが上手くなる、のセンターピンは何なのか

           以前にも書いたが、ビリヤードが上達するために究極的には何が実現できればいいのか?果たして「上手くなる」の定義とは何なのか?何がセンターピンなのか?  入れやポジションは重要だろう、知識や勝負の駆け引きといった物も大切かもしれない。センスという言葉も様々なところで聞く話だし、その全部なのかもしれない。だが、要素分解していったときにロジックツリー的な物の一番下にくるのはおそらく、  「目的の位置へ、望むスピードと、望むスピンで手球を移動させる能力」ではないか。  それらの

          ビリヤードが上手くなる、のセンターピンは何なのか

          勝敗とはどういったものなのか

           我々は「負け」より「勝つ」ことの方が良いであったりとか、そこに対して意味づけや目的の付与といった過剰な解釈、結果に対して執着を持ちやすい。  一般的に勝利という結果に価値があるという事を、我々は疑いようもなく刷り込まれており、良いとか悪いとかの意味づけを、いわば思考停止的に受け入れて過ごしているため、普段それらに対し本質はいったい何なのだろうかという疑問、相対化した考えを持ち得ていない。勝=利。勝つことに利があるという解釈に骨の髄まで囚われてしまっている。  我々をして

          勝敗とはどういったものなのか

          ブレイクスルーとは何なのか

           ブレイクスルーには何が必要なのか。技術、意識、メンタル、技術、ゴール、KPI、等々、ブレイクスルーそのものを要素分解しようとすることに意識が向きがちだ。  どれも成分としては間違ってはいないだろうし、シチュエーションによっては正しいだろう。が、本質的性質として何かが存在するためには外部要因や対立概念が必要である。ブレイクスルーに対する、光には闇、自己には他者というような対立概念は何だろうか。それは壁である。壁があるからブレイクスルーが存在できるのであり、逆に言えば壁がない

          ブレイクスルーとは何なのか

          圧倒的な実力を手に入れるにはどうすればいいのか

           圧倒的な強さに対して何が足りないのか?テクニック、フィジカル、メンタル、経験、何が今の自分にとって必要なのか?結局目と体のフィジカルの割合が大きいのではと仮説を立てて取り組んでいるものの、突き抜けたプレイヤーになるための何か、そこへの道筋はまだ何も見えていないし実感もない。明らかに段違いに勝てるようにはなってきているし、その理由としてフィジカルや技術の向上、経験も何もかもベースアップはしていると思う。結果や記録も出ているがビックトーナメントでは結果が出ていないし、しかるにワ

          圧倒的な実力を手に入れるにはどうすればいいのか

          レスト側の腕の使い方について

           最近左手を伸ばすことを検証している。菱形筋の収縮と胸筋を伸ばすことで、肩甲骨をロックするというところまでは大前提だが’(腕だけ伸ばすと肩がズレて逆に不安定になる)、加えて左手を伸ばすことでグリップからレストまでの距離を一定に保ち、安定性が向上しないかという仮説だ。  また腕を伸ばすことに加えてレストハンドの向きをどうするか。手首を少し左側に向けたところ、オープンレストであればVゾーンがより正面に向くこともそうだが、肩甲骨がより柔らかく寄せられて安定感が増すことに気付いた。

          レスト側の腕の使い方について

          効き目、ビジョンセンター、フィジカルのアライメント矯正方法について

           両眼視の際見えている左右のビジョン(本当は常に二重に見えているのだが、あえて一つに見えるように脳が処理をしている)に対して、効き目で方で見た際のビジョンを違和感なく合わせていくために何が工夫できるかと考えた。  要は、常に正しい方の目を使った視界のインプットに対して、アライメント、ウォークインに加え、さんざん検証してきた筋肉をアウトプットしていくことにより、フィジカルの一連の正確さを極めて行こうという話なのであるが、引き算の理論で余計な情報をシャットアウトしてみるのはどう

          効き目、ビジョンセンター、フィジカルのアライメント矯正方法について

          ドーパミンと意欲の関連性について

           スタンフォード大学の教授がドーパミンの影響と振る舞いについて興味深い言説を行っていた。  要は、快楽や万能感にはどドーパミンが大きく関与しているものの、それらは常に続くものではなくシーソーのように逆の揺り戻しがあるというものだ。  しかも大きな多幸感のスパイクに対する揺れ戻しは、ドーパミン分泌レベルの標準値を大きく割り込み沈み込んでいくように作用するとのことである。さらに、ドーパミン分泌量が多い=より大きく長い幸福感であればあるほど、沈み込みのレベルも比例して大きく長く

          ドーパミンと意欲の関連性について

          2024年2月~3月のパフォーマンスについて

           直近ビジネスなど多忙が重なり記録がおろそかになっていたものの、年明け以降、以前書いた諸々のフィジカルに関する仮説検証、トレーニングの強化やコントロールの練習といったことは継続的に行っており、引き続き一定以上のパフォーマンスにつながっている。  試合で何回か連勝したのち、一回のRunner-upを挟んで直近また勝利できたりと、今のところ結果がついてきている状況だ。影響度として大きい順に振り返ると、まずはフィジカルの検証が上手くいっていることと、カイルン等を取り入れた等による

          2024年2月~3月のパフォーマンスについて

          意味、ゴール、本質について

           意味、ゴール、本質など、抽象性が高い概念であり、本人の哲学や世の中のとらえ方に大きく影響を与えるような話題はしばしば話に上るものの、純粋にどういったものか腹落ちするまで自分の中で問いを立て言語化させようとする機会は中々ないように思う。要は普段何となく雰囲気で使っているだけではないかという事である。  これは認識や意識領域のベースフォーマットに近い部分であるので、ビリヤードは勿論のこと仕事や人間関係など、人生のあらゆる在り方や幸不幸に関連する重要な問いであることは間違いない

          意味、ゴール、本質について

          なぜキューの軌道がずれるのか、真っすぐ撞くとはどういうことなのか

           日頃から敬愛するインフルエンサーであるSSOP教授。掲題について非常に体系立てて解説しているので備忘録的に載せておく。やはりこういった技術的な情報に関しては海外の情報にアクセスするかどうかがかなりの肝となるであろう。手前味噌ではあるがこれまで自分で試行錯誤してひねり出せているポイントとかなり近い内容が解説されており、思わず膝を打った次第。  壮大なオープニングミュージックをバックにした、ワールドクラスプレーヤー達の至高のスーパーショットの競演。そして突如自宅の映像に切り替

          なぜキューの軌道がずれるのか、真っすぐ撞くとはどういうことなのか

          スタンディングポジションの修正とカイルン練習実施について

           以前ブリッジハンドを利き目側(右手右目利きなのでより右側)に置く様にしたらよかったと書いたが、そもそものスタンディングポジションを左めに立つ事で結果的にブリッジハンドがより右にアライメントできるのではとの仮説。  検証した所、概ね仮説は正しそうだ。さらにコジりが少なくなったと同時に菱形筋がより効果的に使えている(筋肉を絞れるマージンが増えた)感覚であった。継続的に検証を進めていく。  カイルンは3時間ほど行った。コントロールそのものもそうだが、初心者なので定石や戦略とい

          スタンディングポジションの修正とカイルン練習実施について

          最近の試合についての分析

          ここのところ連続で勝利できているはいるものの、分析してみるとポジティブと同時に課題も多いことが分かる。 フィジカル ポジ 全般的なトレーニングに加え、プレイに必要な筋肉群の維持向上ができている。 コリや疲れがたまりづらく、概ねプレイが安定できている。 副次的にプレイのスピードが上がり楽ができることで、スタミナが温存できている。 こじり(フック)のメカニズムが理解でき具体的に対策した結果、ほぼ出なくなった。また、たまに力んだ時でフックしたときに感知でき、客観的な映像

          最近の試合についての分析