大企業の新規事業は何故うまくいかないのか〜社員のスキルがないから?編〜

「本日は大企業の新規事業は何故うまくいかないのか」というテーマで記載させていただきます。


社員の能力・スキルに問題があることがうまくいかない要因になるのか考えていきたいと思います。

結論、社員の能力・スキルに依存しやすいが、組織構造や個人のマインドが重要ではないかと考えています。

スキルセットの罠


0ー>1フェーズでは、特に個人の活動状況が色濃く反映されるため個々のスキルセットは重要と考えています。集団で行動する大企業で個のスキルを発揮して活動することは、そもそも人材開発の観点で求められてきいなかったため、0ー>1フェーズを突破できる人材が社内にいないし、育てることができない状態は自然なのかなと思います。そのため、分業制で進めていくことが現状となり、圧倒的な個が事業を牽引することは考えにくいと思います。

組織の罠

新規事業は時間が掛かります。ただし、合意形成の回数の多さや社内文化が向かい風となりタイムリミットを迎えてしまうことが多いのではないでしょうか。また、労働時間の制限など社会の規制もありうまく限られた時間を使い事業の種を育てることができません。1日8時間稼働し、顧客と向える人と16時間稼働できる人では1年間で事業成功の確度に差ができるのは当然です。仮に個のスキルが発揮できるとしても時間の制約や組織の異動があっては難しいですね。スキルというより活動の限界が引き伸ばしていくことがうまくいかないことになっているのではないでしょうか。

安全性の罠

個人の活動をモチベートする設計になっているでしょうか。人事評価やインセンティブがどのくらいあるか次第で、本人の活動量は異なりますよね。例えば失敗をすると責められるなど社内の文化がモチベーションを下げてしまうことや、そもそも新規事業を失敗してもその担当者は死なないので頑張るインセンティブが薄くなってしまうこともあるのではないでしょうか。
このようになっては、負の連鎖が進めてしまいかねません。

このような点が考えられるのではないでしょうか。
明日もまた考えていきましょう!
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