相変わらずの様子

まだ、炎上気味なんですね、野田秀樹さんの表明。
スポーツを貶めたとか、スポーツの客の不在がどうとか、アマチュアというプロスポーツでは違うとか、上下がどうとか。
あの文章から、よくそこまで話が広がるものだなと。
どこにも「スポーツは下」って書いていなくて、「スポーツの客という存在の低さ」を言説に入れていなくて、単に成立性の話をしているだけなんだが。
以前も書いたように、無観客試合というプロスポーツの状況は、プロという興行においては、成立したのか?と言われれば、それは評価は様々だし、それはプロスポーツとは言えないという言説を否定する気はない。以前も書いたように観客の存在がそのプロスポーツを構成する要素であることは事実だから。

だからこそ野田さんの言うスポーツに関する話は、単に競技としての成立、完結に対する言葉しかなく、それ以上に読み取ることは、本人が言葉を付け足さない限りは、ただの推論や受け手の持論であって野田秀樹さんの見解ではないのに。
そこまで対立する話なのか、どうにも理解し難い。

みんな、楽しみが減らされて、気が立ってるでしょ?

あと、野田さんやケラさんが、表明したことに対して、演劇側の人かな?金銭保証に触れていて、金持ちである野田さんやケラさんと、弱商の劇団では意味が違うとかなんとか、上から目線だとか語っているツイがあって、それよくこの二人に言えるなあと。
今のポジションできちんとした話ができるまで、こういった方々がどれだけもがいてきたと思っているんだろ。金がどうとかっていう話もそうだけど、この件は自粛要請とそこに対する演劇サイドの反応の問題。もちろん保証は大事だけど、野田さんが「演劇の死」と書いたのは、いろいろな解釈してほしいと想ったのかなと、これは勝手な憶測。

いろいろと言説がSNSで飛び交っているけど、コロナウイルスへの見えない不安と閉塞感が、どうも違う方向へと飛んでいるものばかり見えてきます。
相手はそっちではない。

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