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未来を複数化させるメディア〈anon press〉です。SF作家のshin・kyosuke・tyler、詩人のtake、マンガ家/グラフィックデザイナーのarata、プログラマーのrotten、編集エンジニアのsalva、翻訳のwhiteの8名で主に運営・更新しています。

マガジン

  • anon future magazine

    未来を複数化するメディア〈anon press〉のマガジン。SFの周縁を拡張するような小説、未来に関するリサーチ、論考、座談会等のテキストを配信していきます。更新頻度は月4回程度。過去記事もすべてご覧いただけます。

  • よいこのanon press award 2023

    15歳以下・大賞100万円のSFアワード「よいこのanon press award」の関連記事をまとめています。応募詳細や審査員座談会、おすすめのSF作品やはじめてのSFの書き方などなど。ぜひ目を通して、挑戦してみてください!

最近の記事

  • 固定された記事

『anon press best of the best vol.1』受注生産のお知らせ

anon press 初の physical matter となる『anon press best of the best vol.1』を限定受注生産いたします。 本書には、2022年6月から2023年5月までの1年間で anon press に掲載された作品のうち、編集部が厳選した11作品が収録されています。 anon press は2022年6月に活動を開始して以来、週1作のペースで、さまざまなジャンルの作品(小説・詩歌・漫画・座談会・怪文書etc……)を紹介してきま

    • ファッションレーベル〈QOTH〉より、2024AWコレクション「異常論文」が発売開始

      • 尼子猩庵「苦髪楽爪」

        ◆作品紹介  座布団に座るとたいそう埃が立った。 「――ひどいなこりゃ。おおい誰かいないかァ」  と、奥に向かって爪太郎が呼ばわると、 「誰がいるもんか」と爪次郎が言った。「とうとう婆やまで出て行っちまったんだから」 「あァそうだったそうだった」と爪太郎。「遂に一人もいなくなったんだった。そうでしたそうでした」  白々しい芝居だ。私は構わず庭を見ていた。 「……御留守かな?」と爪次郎が私をのぞき込んで言った。  舞い上がった埃のためにくしゃみが立て続けに出た。しかし手がこう

        • 吉田棒一「キルマンデイ」

          ◆作品紹介

        • 固定された記事

        『anon press best of the best vol.1』受注生産のお知らせ

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        • anon future magazine
          ¥500 / 月
        • よいこのanon press award 2023
          7本

        記事

          木澤佐登志「アメリカ」

          ◆作品紹介

          木澤佐登志「アメリカ」

          玉野勇希「第13話」

          ◆作品紹介

          玉野勇希「第13話」

          惑星ソラリスのラストの、びしょびしょの実家でびしょびしょの父親と抱き合うびしょびしょの主人公「オオタニ・ピープルの逆襲」

          ◆作品紹介

          惑星ソラリスのラストの、びしょびしょの実家でびしょびしょの父親と抱き合うびしょびしょの主人公「オオタニ・ピープルの逆襲」

          イシュマエル・ノヴォーク「『荒地』による主題と変奏」

          ◆作品紹介

          イシュマエル・ノヴォーク「『荒地』による主題と変奏」

          ニック・ランド、ホワイト健訳「ハイパーウイルス」

          ◆作品紹介  超現代性が記号の支配下に置くものは――それが何であれ、ポストモダニティはウイルスでもって破壊する。文化が部分的な=(自律的な生殖システムを欠く)機械へと移行するにつれ、記号論は感染症的技術に沈んでゆく。  001010101101110010110101010100110010001000101010111010000101011001010010100011001001110010001000000000100111111000100100101010101

          ニック・ランド、ホワイト健訳「ハイパーウイルス」

          anon press 2周年+『anon press best of the best vol.1』発売記念座談会

          (粘性のある大気はその流動の軌跡を空間に残し、距離感を失った闇に奥行きを思い出させていた。爆発の残像を灼きつけた網膜は吐き気のように記憶を再生し、それはある種の懐かしさへと変質していく。舞台中央から幽かな水の音が響き、巨大な湖の中にいることに気づく。気化したアルミニウムの風。沸騰する人工皮革が存在しない犠牲の夢を生成する。霧の甘やかな香りが流れ込み、それは闇の中で音と区別がつかなくなる。) ——なんか、すごい良い本とか読んだあとってさ、作者が生きている人だったとしても、死ん

          anon press 2周年+『anon press best of the best vol.1』発売記念座談会

          染水翔太「Gメン」

          ◆作品紹介

          染水翔太「Gメン」

          【結果発表】「よいこのanon press award 2023」受賞作品発表

          「よいこのanon press award 2023」は、15歳以下の児童が書いたSF小説などを対象とし、令和5年9月1日~令和6年2月10日まで募集を行いました。先日、下記の審査員4名により審査会が開催されました。 【審査委員】 青木 竜太(芸術監督・社会彫刻家) 渡邉 英徳(東京大学大学院 教授) 森 竜太郎(アノン株式会社 代表取締役) 樋口 恭介(SF作家)  つきましては、審査結果について、下記の通り受賞作品(2作品)及び選外佳作(6作)を発表します。 大賞(

          【結果発表】「よいこのanon press award 2023」受賞作品発表

          岡田麻沙「ムードメーカー」

          ◆作品紹介

          岡田麻沙「ムードメーカー」

          水町綜「グレイ・ウォールズ」

          ◆作品紹介

          水町綜「グレイ・ウォールズ」

          (Lemon-2℃)「ここで生まれたことがある」

          ◆作品紹介

          (Lemon-2℃)「ここで生まれたことがある」

          伊藤なむあひ「燃えていない小屋」

          ◆作品紹介

          伊藤なむあひ「燃えていない小屋」