サバイバー短歌紹介✨<KUUさん>
こんにちは✨
まだまだ暑さは続きますが、空の様子に秋の気配を少しずつ感じています。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか?
さて、恒例の"あの風"チャレンジの作品紹介です。
はや1年 色んな涙が出て行けど 得た物事の多さに気づく
作:KUUさん
KUUさんのサバイバー短歌です(*˙˘˙*)ஐ
短歌に込めた想いをお聞きしました。
入院当日も自分ががんだとは思っていなかった私。
手術が嫌で、入院初日に看護師に向かって「本当は入院も手術もしたくないんです」と泣いた。
術後翌日は数歩しか歩けず、泣いた。
1ヶ月後、抗がん剤治療が決まった…。
「ロングの髪が抜けるのか」と思うと、毎日涙が出た。
3クール目、鏡に映る痩せ細った薄っぺらい自分の身体を見て、また泣いた。そしてラストケモの点滴針が抜かれた瞬間も、不意に涙が流れた。
がんになってよかった、だなんて思わない。
でもこれは認めるんだ…
がんになって知ったことや理解できたことの多さ、
素敵な人々と知り合えたこと、
50才でも色んな可能性があることがわかったのは、私の人生に確実にプラスになっている。
そして、短歌と一緒にお送りいただいた桜の写真は、
写真の桜の木がある公園は、病室からいつも眺めていた公園です。
治療が終わり、今度は地上から病室を見上げる私。
「あの窓の側でよく泣いてたなぁ…」って。
今ここにいる私は少しは強くなれたはず、とピース(^_^)vしました。
KUUさん、貴重なエピソードをありがとうございます。
ご自身のことを「泣き虫」と表現されるKUUさんですが、その涙は、がんになったことをしっかり受け止め、次の一歩、また次の一歩と、踏み出すための力になっているような気がしてなりません。
辛い場面から逃げ出さず、涙をこぼしながらも確実に前に進もうとするKUUさんはむしろ強い方なのではと感じました。
そして、かくいう私も、
KUUさんとちょうど同じ時期に告知、手術したので、桜はとっても特別な花です。今年はのんびり眺められたなぁと、春にしんみりしたのを覚えています。
今後の人生でも、きっと毎年あの日のことを桜を思い出すのでしょう、桜を見ながら。
KUUさん、作品と貴重なお話をありがとうございました☺️
さあ☺️♪
いよいよ今週末、
岡野大嗣先生による短歌レッスンも、最終回を迎えます!
youtubeのアーカイブは9/5以降もしばらく残しておく予定ですので、気になるところはぜひ期間内に何度でも視聴していただき、短歌やたねもお送りください✨
まだまだお待ちしています(*˙˘˙*)ஐ
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