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「考える力」をつける本 轡田隆史

元ジャーナリストが書く新聞の読み方、読書法、仕事術

反省としてまず、作者を知らないまま読んでいたこと
筆者の轡田さんは朝日新聞のジャーナリストでニュース番組ではコメンテーターとして活躍された方
私は多面的に考える力をつけたくて、思考法のトレーニングだと思って手にとってしまったが、当初の目的とはずれた
この本は”元ジャーナリスト”による新聞の読み方・言葉の大切さ、深さを知る技法が乗っており記者ならではの仕事に対する心構えを勉強できると思う

この本から得たもの
・カナリアは有毒ガスに敏感なため、松本サリン事件でも連れていかれていた(初めて知って衝撃的だった)
・想像力の大切さを自覚しよう(想像力は楽しみの源泉)
・マナーの人であれ(礼儀こそ人間の基本である)
・自分自身を笑える人になろう(自分や組織を客観的に見て批判できるようになること。豊かな批判精神こそあらゆるものを救う精神となる。いつも同じ顔ぶれといるのではなく他の組織や違う人と交流することで客観的に見れるようになる。)
・詩を読む人であれ(言葉がもっとも美しく効果をあげるのは詩、人との付き合いも組織との付き合いも言葉によって成り立っている。”付き合い”を大切にする人は言葉を大切にする人)
・歴史を学ぶ人でありたい(自分の所属する組織の歴史を知り精通すべき。学生のころ、留学生と話していた際自分の国なのに伝統芸能や日本の文化について知らないことが多いと感じた)
・文章は「制約」がある方が書きやすい(例えば字数、時間など)

筆者が”元記者”という先入観も入ってきているかもしれないが、
元記者とあって豊富な人脈から著名人の言葉・本からの引用が多くあった。そして情報収集の大切さが分かる。
記者としての「考える」力は多くの正確な情報を素早く手に入れ、対象の言葉を分かりやすく伝えることなのかもしれない。

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