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気になる漢字

文章を読んでいるとたくさんの気になる漢字に出会う。意外な読み方だった漢字や、なんか形がかっこいいと感じた漢字だ。普段PCやスマホでしか文字を書かなくなったが、そういった漢字に出会うと紙に手書きしたいという気持ちが湧いて、繰り返し書いてみたりする。

そんな気になる漢字を集めて20問の漢字ドリルにしてみた。その言葉から連想する文章を問題文として作るのが、意外とおもしろい作業だった。自分の頭で連想しようと思ってもなかなか出てこないが、昔書いた文章や読んだ文章を検索するとその言葉を使っていることに気づいて驚く。このことに呆れた。というのも最近、今起きている問題に対して狭い視野で条件反射的にそれらしく考えたりコメントするが、新しい問題が起きるときれいさっぱり忘れて乗り換え、結局何も解決していないというような気がしてうんざりしているのだ。そのため今起きている問題について考えるときに、前提としての過去を偏ることなく横に並べて論じられることが、ある種の知性ではないかと思っていたのだ。過去の事例を並べて論じるためには連想できる必要がある。だから自力で引き出せたらいいなぁと思った。良い方法はあるかな?漢字の話に戻すと、漢字から問題文を作るときの頭の使い方はそれだ。だから問題文を作るのはちょっとしたトレーニングになるかもしれないし、言葉から連想した問題文には、ぼくの個性が出ているはずだ。では大人の漢字ドリルをどうぞ。

1. 彼は未熟だが(ためら)いなく気になったことをなんでも質問している。
2. (わきま)えるという言葉が好きじゃない。
3. 最近仕事ばかりしていて寝起きでも(けんたい)感を感じてしまった。
4. 政治家のミスをなぞロジックで(ようご)している。
5. スマホを(けいたい)せずに外出するとソワソワした。
6. (ひなげし)港が淹れるコーヒーはおいしそうだ。
7. 周囲にリラックスした空気を(かも)す人だ。
8. 無駄な行動の作る(あく)や雑味はその人の魅力になる。
9. (しんきゅう)院に行くと一発で腰痛がなくなった。
10. 自信がないから防衛本能で(じぎゃく)的になってしまう。
11. 相手がお見合いに普段着で来たことに(きょうがく)した。
12. 無濾過生原酒、一番(しぼ)り。
13. これは国連安全保障理事会に(はか)るべきだろう。
14. 映画の(たいはい)的な世界観に魅了された。
15. 自分の優位性を確認するために他人を評価する行為を(けいべつ)する。
16. 今まさに苦しんでいる人の心を(えぐ)るような表現だ。
17. なんとかパスワードを思い出せないか、(いちる)の望みに賭けた。
18. 疲れていて考えを(まと)める力が残っていない。
19. 報道番組にはポピュリズムを操る力があるという(ごうまん)がある。
20. 幼少期まで(さかのぼ)らなければ原因はわからない。

1. 躊躇い、2. 弁える、3. 倦怠、4. 擁護、5. 携帯、6. 雛罌粟、7. 醸す、8. 灰汁、9. 鍼灸、10. 自虐、11. 驚愕、12. 搾り、13. 諮る、14. 頽廃、15. 軽蔑、16. 抉る、17. 一縷、18. 纏める、19. 傲慢、20. 遡る

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