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映画「mid90s」 僕は次男坊


備忘録。超愚見です。

ジョナヒル初監督作品。
A24、有名どころは意外と観てたんだなと劇場を出てから気づく。恥ずかしい…


いつみても笑える。

ジョナヒルといえば、出世作のスーパーバッド 童貞ウォーズの印象が圧倒的。親友の母親の美乳に欲情するピザ童貞を好演。更には、自分の意思と裏腹に亀頭の絵を描き続ける謎の病に罹患。隣の席の女の子に青筋立った亀頭の絵を見られ、保護者面談では校長に"悪魔の仕業"とまで言われる。
あまりにもビターで切ない。

どんな役だったか海馬から丸ごと抜けているが、40歳の童貞男にも出演していたみたいだ。もう一度見返そう。
個人的にはマネーボールのピーター役が好きだ。デキるデブ。

最近では、ジョナヒルの妹であるビーニー フェルドスタインが主演を飾ったブックスマートも話題に。個人的に2020年メガヒット作。
彼女もまた、作中では処女だった。


そして、本作のスティーヴィー。





ジョナヒルは童貞の悪魔に魂を売ったのだろうか。





さて、本作の感想。

兄の部屋の服やCDや本棚を漁る感じ、たとえパシリでも歳上に気に入られた時の優越感など、次男坊あるあるが濃縮されてて自分の少年期とラップするシーンが多々あって胸がキュッとした。

誕プレで兄ちゃんにCDを渡すスティーヴィー。
兄ちゃんの「おめえ俺の知らねえやつ見つけてくんなよ…」の悔しい感じすげえ知ってるぜ。その顔見たことある。

歳上の女の子、エスティーに経験豊富と見栄を張るけど見透かされてからかわれるのも分かるよ。
僕は同級生の女の子にカマしてたからスティーヴィーはマジでパイセン。

シングストリートでは、最後に兄の役割を明言する激アツシーンがあったけど、対比して本作は言葉で交わさない行間に愛を感じた。ポケットからオレンジジュース2個出すところはベストアクト。


ただ兄ちゃん、スティーヴィーのこと言葉通り死ぬほどぶん殴るよね。寝込み襲ってラッシュで腹パンカチ込むのはマジでイカレてんのかなって思う。
陰キャ確定じゃん。

僕もまた兄貴とソファ横並びでスーファミしたいな〜FFⅤとかドラゴンボールZ 超武闘伝Ⅱ。




一方、全体を通して枠組みや主題は何だったのか少し頭を悩ませてしまい、若干楽しめなかった。

それなりにティーンの青春映画は見てきたが、本作は次男坊あるあるなどの目先の共感、要素としての魅せるカルチャーが先行しすぎて、主題となる"危うさ"と少し調和が取れてない気がした。

多分、当時の文化に精通した真の有識者こそ自身の思い出補正も含めてこの映画にバリューを与えるのではないか。

ここからはとんでもなく偏った私見だが、その認識を持たないと、その辺のシティー派がクラフトビール片手に"エモい"と騒いで終わってしまうような気がしてなんとも言えない…ガワだけを受け取ってしまい、ある意味で観る側の感性を停止させてしまうような。

そういえば、スケーターキッチンもハマらず途中で見るのやめてしまった。スケボーと僕は恐ろしいほど相性が良くないのかもしれない。




ただ、次男坊は全員見てほしい。ガンダッシュで兄ちゃんに追いかけられるあの絶望感を味わえるだけでも一見の価値はあると思う。



最後に、ファックシット。
マジでナポレオンダイナマイトにしか見えないし、ブックスマートのライアンにも激似で声出して笑った。

#あの沈

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