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独親子供の末路

こんにちは、小鳥遊あのです。
今回は独親子供の末路を話したいと思います。


私は専業主婦の母と自衛官の父のもとで生まれました。
精神疾患の母とDVの父の方が正しいのかもしれませんが


幼少期

この時期は自分の親が独親ということに気がついていませんでした。
というよりこの時期は独親という言葉もしらず、ネットもない時期だったので気がつくチャンスがなかったといいますか、
ただ周りの家族が妙に仲がいいなぁーと思ってたくらいです。
この頃は母親に「切迫早産になりそうで3ヶ月も入院した」「父親は子育てを一切しなかった」「あのが泣くと怒鳴りつけてた」「お母さんは元彼の方が好きなの」といわれていて漠然と「私のせいでお母さんが入院してた、すごいいやそう」「お父さんはわるいひと、なんでけっこんしたんだろ?」と思っていました。

今思うと専業主婦なら子育てに専念して、父は仕事に専念で良かったのではないのかと思います
母がなぜそこまで不満だったのか疑問です
そして父の給料だけではとうてい専業主婦などできなかったはずなのに不思議でたまりません

幼少期に覚えているのは父と母が私の誕生日に大喧嘩をして母が家を出て行ったことです
ご馳走を食べることもなく、おばあちゃんに電話をしてお母さんがいなくなった、おばあちゃんの家に行ったら教えて
お母さんどこに行ったかわかんないって
すごく泣いたのを覚えています
それ以来、誕生日は私にとって悪夢の日に変わりました
誕生日を迎えるたびに嫌な気持ちになり
私は生まれない方がよかったんじゃないかと思います
生まれてきてよかったと思える日がくるのかな


中学生時代

母親がパニック障害になりました
病気になったのは父のせいだと怒るのようになりました
この頃から父と母の関係は悪化していきます

母は父と離婚したいと言い始めました
父はよく怒鳴るようになりました
毎日父は怒鳴り私は毎日イヤホンをつけて音楽を聴くようになりました
家にいたくなくなり図書館に篭るようになりました
(そう思うと独親の子にとっては図書館って気軽に逃げれる秘密基地みたいですよね)
学校に朝早くから行き家にいる時間が減りました
たくさん本を読み本の世界に集中して周りの音が聞こえなくなるようにしました
毎日毎日勉強しました
 

高校時代

周りがスマホを持ち始めます
私以外は全員スマホを持っていました
私だけスマホを持っていませんでした
だから周りの情報も知らず娯楽もなく
ひたすら勉強するようになります

そして事件は起こりました

父親の弟(私からするとおじさん)が工事の音がうるさいと包丁を持って脅しに行って警察に捕まったと聞かされました

絶望しました

なんて非常識な人間が身近にいるんだろうと

そして母親に「将来父親と縁を切る予定だ」と言われました

さらに両親の関係性は悪化していきます

そして気づいてしまいました
「うちの家ってダメかも」

家族で外食もしたことない
旅行も行ったこともない
喧嘩の絶えない日々
いつのまにか夕飯から白米が消えました
お弁当はピーマン一色になっていました
母は父を嫌います毎日悪口を言います
元彼が好きだったものを身につけます

そして父と顔が似ている私を嫌い始めました
妹だけを可愛がるようになりました

大学は農学部に行きたいと言いました
私は高校時代までずっと勉強しかしてなかったので北大も行けるくらい頭が良くなっていました

でも母親はダメだといいました
大学院に行くような学部はダメ
妹に学費を使いたい
だから確実に受かるところに行ってもらわなきゃ困る
効率の大学に落ちたら就職してもらう

私はずっと憧れていた北大に入る夢を絶たれました
絶望しました
ずっとわがまま言わずに頑張ってきたのになんでまた
なんで

このままじゃ私がダメになる、家を出なければ
自分で稼いで1人で生きていけるようにならなきゃ
でも情報がない
どうしたらいいのかわからない
当てになるような親戚もいない

そして私が唯一噂で聞いたこと
看護師は給料がいい、手に職だ

そして私は看護師になることにしました
この家からでて自立して生きるために
そして私は公立大学の看護学部に受かったのでした


大学時代

辛すぎる看護学生時代
実習で寝れない日々
あの時北大に行けていれば
農学部に行けていれば
ずっと頭をよぎります
(奨学金の制度も知りませんでした)
悪化する家の環境
そして周りの人たちが「実習頑張ったから親がご褒美くれた!」とか仲良いのがわかるエピソードを話し始めます

ある日母に父親が私をレイプする夢を見たと言われました

そんなのどうしようもない
夢なんてコントロールできない
でも母はまた
私のせいで
精神疾患が
悪化して
また
私のせいで
私がいなければ

母が私と距離を取り始めます
母親がご飯を作ってくれなくなりました

私はバイトを始めました
バイトの廃棄をもらって食べてました

そして母は妹に新品の服を靴をプレゼントしました
ライブに連れて行き温泉旅館にも連れて行くようになりました

私はバイトから帰ると置き手紙だけ
「妹と旅行に行ってきます」

そして最後の一打
妹が私立の大学に通い始めました
私には学費出せないから公立か落ちたら就職って言っていたのに
妹は私立に
なんで
私は
私なんかした?
私が生まれたことが悪かったの?

そしてここから私自身が闇堕ちしていきます
「ワタシモホメラレタイ、アイジョウガホシイ」
そう思うようになってしまいました

井の中の蛙はずっと井の中にいれば幸せだったのに
周りに世界があることを知って不幸になった

私も知ってしまった
妹が愛されてて私が愛されていないことを
気づいてしまった
気づかなければこのままでいれたのに
でも私だけ愛されてない
なんで
ちゃんと勉強して真面目にすごしてちゃんと公立の大学に行って迷惑かけずに生きてるのに
なんで
何がいけないの
私も

アイジョウガホシイ

ほしい私も私も
愛されたい
私も私も私も
そして狂い始めます

そんな中さらなる悪夢が私を襲います
親友の裏切り
そして

レイプされました

なんで不運は重なるのでしょうか
せめてもう少し時期がずれていたら乗り越えられていたかもしれないのに
なんでよりによって同じタイミングに
なんで
どうして

そして私は壊れます
「私はもう汚れてしまった、汚い子だ」

壊れた私は色んな人に安売りしていきます
どうせ汚れてるのだから、これ以上汚れたとしても同じこと
私は汚い子なのだから

「アタマナデテ」「ダキシメテ」

そしてセフレになっていきます

今まで親にしてもらったことがなかった幸せを他人に求めます

そして相手のことを好きになるのに
相手はすきになってくれない
毎回都合のいい相手で終わります
自分でもなんでかわからない
今でもわからない
でも本命になれない
いつも使い捨て
でも

アイジョウガホシイ
ダキシメテホシイ

でも本命にはなれない
恋人ごっこはできても好きな人の好きな人にはなれない
自分がブスだから、デブだから、可愛くないから、私がダメだから
私なんて望まれた子じゃないから
親にすら愛されなかった子が他人に愛されるわけないんだ

そして闇堕ち完成
自殺未遂を繰り返すようになります



第二章に続く

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