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朝の連続短編小説「ひこぼしくん」⑥ 6/26
もうすぐ、七夕ですね✨(七夕まで残り12日)
今日の記事が、私的にはひこぼしくんの連載の中で一番納得のいく内容となりました。もうこれ以上、楽しい記事は作れません、あしからず。全てを出し切った理生です、おはようございます😊
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朝の連続短編小説「ひこぼしくん」⑥
揺れる胸を~、体中感じて~、このまま、埋も~れていたい~、In my Dream🎵
やば、そろそろ鼻血が出そうである。脳内には、揺れる歌が流れている。いかんいかん!!
「そうなんですね。おりひめさんは、お仕事大変なんですね」
オレは、唾を飲み込んでから、言葉を返した。
「ひこぼしさんは、難しいお仕事をなされているとか。父から聞いたのですが、どのようなお仕事をなされているんですか?」
おりひめさんは、机の上に置いてあるレモンティーをストローで飲んだ。その姿も愛らしい。彼女が上目遣いになるから、オレは彼女の目線を咄嗟に逸らしてしまった。
「僕は、SEと呼ばれているシステムエンジニアをしています。今はPysonでコード書いて、AIに関わるお仕事ですかね」
コーラが欲しいけれど、今は席を立てない。
「私、システムとかエンジンとか全くよく分かってなくて、何をおっしゃてるのか理解できていないのですが、なんだかとっても難しそうなお仕事なんですね。あの、農場はおやめになったのですか?」
おりひめさんは、相も変わらず、胸が揺れながら、にっこりと聞いてきた。天帝の爺さんに、話を聞いていたようだ。
「はい。両親が亡くなりましたので、農場はやめてしまったんです。今は、牛の花子と一緒に暮らしています。子どもの時から一緒に育ったので、僕の唯一の家族みたいなものなんですよ」
「花子さんだから、女の子なんでしょうね。可愛いお名前ですね」
「ええ、花子は僕のお姉ちゃんみたいな存在なんですけど、とても甘えたで、昔のことなのですが、ベンチに座っていたら、甘えて僕の膝に乗ってきて、僕の両足とベンチをへし折ってしまったのですが、そういうところが憎めなくて、可愛いんです。
あ、これ花子の写真なんですけどね」
オレは、スマホでおりひめさんに、牛の花子の写真を見せた。
「え、あ、えっと…花子さんは、大丈夫なんでしょうか?」
おりひめさんの様子が何かおかしい。
オレは、自分のスマホを見て驚いた!!
「は、花子が、花子が~!!焼肉に~!!」
オレは画面を見て叫んだ。
「ええっ、花子さんが、食べられて…」
おりひめさんは、両手で口を塞いでしまった。
「なんちゃって!びっくりしましたね。すみません、間違えてしまいました。こちらは、甘えん坊で牡牛座の女優のsanngoさんという方の記事なんです。
花子の写真はこっちでした💦」と、オレは頭を掻いて笑って、元気な花子の写真を見せた🐄
おりひめさんは、自分の胸に両手をあてて「あーびっくりした。女優さんがお友達と焼肉に行った記事だったんですね~、安心しました」って、とても安堵しているようだった。
しかし、オレが間違えてsanngoさんの記事を見せてしまった一件で、おりひめさんとの距離が急速に近づいた。
スリルは恋と勘違いさせるのである、意図していなかったが。
おりひめさんも花子の写真を見ながら、「めっちゃカワイイ~」と黄色の声を上げるようになって、二人でスマホの写真を覗きながら、沢山撮ってある花子の写真を仲良く指でめくっていた。
***
すると、おりひめさんの白いTシャツにある豊満な胸の片方が首元まで上がっていた…
「え、あの」オレは、驚いてスマホではなく、おりひめさんの首回りを凝視してしまっていた。
おりひめさんは、「あっ」という顔をしたその時、首元から机に何かが落ちた。
その姿を見て、「大ちゃん!!聞いてるだけって言ったでしょ!」
おりひめさんは、机の上で仁王立ちする動物に声を荒げた。
そこには、ハムスター🐹が、二本の後ろ脚で仁王立ちしていた。
「ええっと、ハムスターですか?」
オレはその状況に頭がついていかず、誰がどう見てもハムスターなのだが、確認せざるを得なかった。
「はい。すみません、ゴールデンハムスターの大助(だいすけ)です」
おりひめさんは、頭を下げてハムスターを紹介した。
「ハムスター、ああ、へー。可愛らしいですね!こんにちは、大ちゃん」
オレは、動揺しながらも、ハムスターに声を掛けた。すると、仁王立ちしていたハムスターは前脚を胸の前で組んで、言葉を発した。
「失礼なやっちゃなー!初対面でちゃん付けはあかんやろ!」
キョトンとして、オレは動けなくなった。
おそらく今、オレの両目はまん丸…
続けれそうになってきました~🙋(笑)
※皆様の記事を物語中に勝手に使用させて頂いており申し訳ございません。
ご不快の場合、即刻記事修正致しますので、ご指摘ください🙇
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うっしうっし、うっしっし😁
いつきさん、いつもありがとうございます✨
賑やかし帯は何でもありますね~!!
花子は食べていないようで良かったです😌
宝塚記念でも負けて散財しても、お友達に高価な品を送るという
優しさが、女優兼小説家のsanngoさんなのです!!
競馬で勝ってる記事をお見かけしたことないのですが…😂
骨皮筋衛門のお話、めちゃくちゃ面白いですよ😂
私は、集中力がないので、いつも小説読む時に
あらすじを斜め読みしちゃうんです!!
だから、骨皮筋衛門が、実はふくよかボディだったのに気付いたのは
最後の方でした😅
#なんのはなしです蚊
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