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【小説】風の花 しばし見交わす 恋の実を ★毎週、土曜日投稿

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高校生の女の子、廷上(ていじょう) 風花(ふうか)は、空を見るのが好きな1年生。自分の生まれてきた生い立ちが原因で、なんとなく毎日を過ごしていて、何事にも全く興味が無い少女。しか…
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#風の花

第9話 雲がない夜は、月も星も綺麗

◁前回のお話  そんなこんなで、琴実は、ずっと喋っていました。  私はところどころ、うわ…

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第8話 私に恋愛なんて出来ないよ

◁前回のお話  恐怖の静山坂の帰りも、恐怖。 だって、坂が急すぎて、走ったら止まらない・…

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第7話 テストって退屈じゃない?

◁前回のお話 「今日は、早いじゃん、ふう。しかも、朝起きてるなんて、何かあったの?」  …

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第6話 私の朝はいつも早い・・・わけないじゃん!早く起きれたらなぁ

◁前回のお話 ジリリリリ・・・ 今時、ジリリリって鳴る目覚ましもどうかと思うけど、目覚ま…

理生 -りお- 
2週間前
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第5話 嘘ってつくの苦手ぇ〜

「ただいま〜」  って、言っても誰もいないけど・・・と、思っていたら、奥から声が聞こえた…

理生 -りお- 
8か月前
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第4話 星がある公園だよ!

 雨が降ってるのに・・・何をしてるんだろう? と、私も柴犬を見て立ち止まった。  柴犬は…

理生 -りお- 
8か月前
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第3話 あれれ?晴れから曇り

前回のお話 「ほぇ〜」と、ため息をついた私。 午前中のテスト終了後に、先生に呼び出しをくらい、説教されてしまった。 明日、遅刻したらもっとうるさいだろうなぁ。 私は、自分の下駄箱を開けて、靴をとった。 さっきまで、晴れだった空が、曇り空へと変わっていた。 曇り空も好き。 なんか、この星が泣きそうだから。 なんか、寂しいのかな、って思う。 だから、曇り空は、泣きたいんだけど、泣けない、みたいな感情があるような気がするんだ。 でも、雨が降ってこないうちに帰ろ。 と、立っ

「風の花 しばし見交わす 恋の実を」第2話 信じてくれないよね?

前回のお話 「どうだった?テスト??」 琴実が、私に話しかけてきた。 琴実は、私が小学校…

理生 -りお- 
9か月前
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「風の花 しばし見交わす 恋の実を」第1話 あなたは柴犬?

今日も、空は青い。 白い雲が、途切れなく続いて、白の放物線を描いていく。 あの雲の上は、ど…

理生 -りお- 
9か月前
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