冬至は一年で一番昼が短い日だけど、どうして日没が最も早い日じゃないのか?
今日12月21日は冬至です。冬至と言えばかぼちゃを食べたり、お風呂に柚子を浮かべて柚子湯を楽しんだりする風習がありますが、みなさんはどうお過ごしでしょうか?(^^)
実は冬至がいつかは天文学的に決まり、太陽の動きに合わせて1年を24等分して決められる二十四節気のため、1日程度前後することがあるんですよね。ちなみに今年の冬至は12月21日ですが、来年は12月22日になります。
さて、みなさんご存じの通り冬至は北半球では1年で昼が最も短く、夜が最も長い日ですよね。しかしながら、なぜか日の出の時刻が最も遅くて、日の入りが最も早い日ではありません。
私はてっきり、冬至が一年のうちで一番日の出が遅くて日没が早い日だとばかり思い込んでいたのですが、これはどうしてなんでしょうね?
例えば昨年の東京では、日の入りが最も早いのは11月29日〜12月13日の午後4時28分。また、日の出が最も遅いのは今年1月2日〜13日の午前6時51分となっています。
私の住む長浜市はどうなんだろ?と思って今年の日の出・日の入り時刻を調べてみましたら、やっぱり冬至の3週間~10日前あたりの日の入りが最も早くて、年末~年始にかけてが最も日の出の遅い時期でした。
どうやら、これは「地球が太陽を回る軌道が少し楕円になっていること」が理由らしいです。
地球の自転する軸が傾いていることから、夏は太陽の高度が高く、冬は低くなります。太陽が低いほど日の出が遅く、日の入りは早くなるのですね。
ところが、それだけじゃなくて地球が公転する軌道が少し楕円になっているために、太陽の位置は東西方向にもずれて、太陽が真南にくる南中時刻から翌日の南中時刻までの時間が毎日わずかにブレるんだそうです。
ところで、近年の調査によると、冬至の日の1年で最も短い昼は、1世紀に数秒ずつ長くなっているらしいです。
なぜそんなことが起きるのか?どうやら「地球の軸の傾きと月の軌道の変化」という2つのことが関連しているそうです。詳しくはこちらの記事で。
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いや、これはホントに知らなかったなあ。