谷川史子の漫画に出てきそうな人になりたい
ファッションアテンダントさんと服を見に行って以来、クローゼットを整理したい欲に駆られている。
そんな時に読んだこちらの記事。
なりたい自分のコンセプトを見つけて、そのイメージに合った服を着よう!そしてそのイメージの行動もしてみよう!という内容。
記事内では「フラワーコーディネーターさん」が例に挙げられている。
このようなある種のごっご遊び的な感じで良いのなら、私には常に持っているイメージがある。
それは
「谷川史子の漫画に出てくるような人」
である。
この表紙絵たちで伝わるだろうか。
華奢で、透明感いっぱいで、観てるだけで心が綺麗になる女子のオンパレード。っていうか、読みたい。今すぐ読んで心を綺麗にしたい。
さらに細かく言うと、
「職業は図書館司書、ひとり時間が大好き、趣味は天体観測、学生時代は吹奏楽部と天文部を掛け持ち、芯は強いけど押しに弱い30台前半女子」になりたい。(谷川史子作品を読んだことある人には伝わるはず…)
もちろん過去も年齢も変えられない。職業もおいそれと変えられない。
あくまで「設定」である。
でもこのコンセプトがあれば、このようなイメージはできる。
こうして書き出してみると分かるが、
ずっとなりたかったという割に、全然そういう服を持っていない。
いざ服を買いに行くと、店頭に並ぶ流行の服の前に当初のイメージは掻き乱され、なんとなく試着して店員さんの誉め言葉を浴びるうちに見事に予定外の服をお買い上げである。
そもそも、シンプルな服を目指してるはずなのに、昔の自分の好みに引き摺られて原色だとかチェック柄だとかに惹かれがち。
あと根気が足りない。
妥協しない服選びにはそれ相応の時間がかかる。
その日に見つからなければそれでいいのに「せっかく来たんだから、何か買わなきゃもったいない」と、つい買ってしまう節がある。
そうではない。
本当にもったいないのは、本当に削られるのは、
「また妥協してしまった」と感じる自分の心だ。
自分で選んだ自分の服に心を削られるなんて、やってられない。
◆
高級レストランへ行く服は先日手に入れたので、次は毎日着る服を買いたい。
コーディネート丸ごと、なんて言わない。
まずはイメージが具体的な白いシャツを1枚。
急がなくていい。
まずはずっと気になっている、鎌倉シャツを訪ねてみよう。
◆
ちなみに続きはこちら。
鎌倉シャツは買いました!(2022.10.14)