【TRPG日誌】帰れずの館【クトゥルフ神話TRPG】
2024年度は、試験的に『TRPG日誌』という記事ではなく、
行ったTRPGセッションを1つずつ記事にすることにしました。
2023年度のTRPG日誌。
・遊んだ日 :2024年7月13日(土)
・遊んだ場所:ゲームサークルD_Plus定例会(兵庫県勤労福祉会館)
・使用ルール:クトゥルフ神話TRPG(6版)
・GM :Gonさん
この記事には、↓のシナリオのネタバレが含まれます!!
https://booth.pm/ja/items/2462002
●プレイヤーキャラクター
◆狭山さとる
NiKeさんが使用。
聞き耳、言いくるめ90%、経理50%のスーパー店員。
友人に、多額の借金の保証人にされた気がするので、金が欲しくて、今回の闇バイトに参加。
◆マニ藤くいな(まにとう くいな)
palm‐12さんが使用。
手斧バー「レッドマン」でアルバイトをするフリーター。
正気度が80%もある!
「1000万円の羊羹が喰える」と勘違いして、今回の闇バイトに参加。
◆赤根ズズ
謎人さんが使用。
自称1億21歳の、中堅以上のタレント。
歌が上手く、年収が900万円くらいある。
バラエティ番組の企画のノリで、今回の闇バイトを紹介されて、参加。
常にビデオカメラを回している。
◆山田・フレデリカ・エリカ
レベラーが使用。
ストーカー刑事(でか)の異名を持つ刑事。
犯罪の臭いがするが確証が無いので、潜入捜査的に闇バイトをすることに。
●セッションの流れ
脱出ゲームめいた、閉ざされた館を探索するシナリオ!
狭山、マニ藤、赤根、山田は「洋館廃墟で、お宝を発見すれば1000万円!」という闇バイトに来ました。
もっとも、マニ藤は「1000万円の羊羹が喰える」と勘違いして、ジャージ、羊羹、手斧の装備で来ました。
◆第一の犠牲者
狭山、マニ藤、赤根、山田とNPC数人は、洋館のホールに集まります。
いきなり、事件が発生!
奥から「主催者のミイラ仮面」が出て来て、文句を言ったNPCオッサンを殺して、死体を奥に持ち去りました。
オッサンの話によると「10年前も、同じ闇バイトが募集されて、オッサンの弟が行方不明になった」そうです。
最初から怪しい闇バイトでしたが、こうなると、もう、完全に黒です。
急な殺人でパニックになるNPC達!
赤根が、彼らを説得して鎮静化させます。
そして、マニ藤の提案で「主催者ミイラ仮面」を追って、奥に行くことに!
◆洋館の探索
死体の血痕は階段を上がっていましたが、2階まで来たところで途絶えていました。
というわけで、洋館の探索を、2階から始めることに!
聞き耳が得意なストーカー刑事山田が室内の気配を探り、狭山、赤根、マニ藤が、内部のモノを目星で探索する流れです。
2階の使用人部屋の床をぶち抜くと行ける地下拷問部屋やら、針を8時15分にすると鍵が出て来る柱時計など、仕掛けが一杯でした!
巨大コウモリ5匹が出る部屋もありましたが、巨大コウモリたちはマニ藤のマチェーテ(手斧)の露と消えました!
さらに、狩猟室には犬ゾンビ!
赤根が部屋の入口1mの位置に張っていたロープを潜り抜けて、突進してきます!
赤根は、作戦を切り替えて、昇竜拳(拳)で犬ゾンビを撃破しました!
それによって、犬ゾンビがしていた首輪とタグを手に入れます。
探索の結果、洋館のいたるところで、メモが見つかりました。
内容をまとめると、以下のような感じでしょうか?
(私のまとめ方が間違っているかもしれませんが。)
・村に元からある伝説
元々水源が少ない村で、水不足が起こり、新しい井戸を掘ろうとしたら神様の怒りに触れて、元々あった数少ない水源もなくなった。
・新しく村に来た領主視点?
家族と一緒に、新しい領主として村の洋館に来たぞ!
洋館の元の持ち主の一族とは出会わないなぁ。
嫁のためにブローチを、子どものために仔犬を飼ってやった。
留守の間に、家族を殺された! 村のヤツ皆殺しだ!
池に家族の墓を作ったけど、そこに怪物を住まわせようとする敵がいる!
許せねぇ!
・領主のメイド
お嫁さんと子どもを失って以来、領主さまのご様子がおかしい。
家の中で変な音がするし、枕で耳を塞いでも変な音がするし怖い。
つまり、主催者のミイラ仮面は、この記述にある領主の敵なのでしょうか?
◆最後の部屋!
探索の結果、狭山、マニ藤、赤根、山田は、3階の奥にある領主の部屋にたどり着くことが出来ました。
柱時計の中から出て来た鍵が、領主の部屋のものだったのです!
領主の部屋には怪しい金庫が!
狭山が机の隠しスペースにある鍵を発見したので、開けられます!
マニ藤が金庫を開けると、なんと! 紙を握った手首が入っていました!
赤根が、軍手をして紙を取ると――動いた!
切り離された手首が、赤根の手を掴みます!
赤根は、軍手を外して手首の掴みから逃れ、手首は山田が袋に入れて持ち歩くことに。
赤根が取った紙は、領主のメモの続きのようでした。
メモの内容は――「敵が強い! こうなったら村の呪いを利用して封じ込めるしかない!」。
つまり、この手首は、領主の手首?
ミイラ仮面が敵ならば、一応味方なのでしょうか?
狭山、マニ藤、赤根、山田は、鍵が掛かった階段から4階に行きます。
まさか、最初のホールに鍵が隠されていたとは……。
KPがペンダントからヒントを出してくれなかったら、分からなかったかもしれません。
そして、ついに本当に最後の部屋!
聖堂部屋です!
そこには、主催のミイラ仮面が待っていました。
「私も実は、領主に捕まっていたんだ」というミイラ仮面。
果たして信じて良いのか?
「その手首を渡せば、約束通り1000万円を渡そう」
信用しましょう。
1000万円のケースは、実際に見えていますし。
こうして、山田は、領主の手首をミイラ仮面に渡してしまいました。
これは、レベラーのロールプレイの失敗だと思います。
申し訳なかったです。
ノリで渡してしまいましたが、刑事の山田が、人を殺しているミイラ仮面が欲しがるものを渡してはいけませんよね。今までのメモを見るに、ミイラ仮面が「池にヤバいモノを住まわそうとしている悪」っぽいですし。
言い訳としてプレイヤーの事情を言いますと、このとき私が帰宅しないといけない時間が迫っていて、焦っていました。
しかしそれなら、手首を渡さずに、ミイラ仮面を袋叩きにした方が良かったですよね……。
案の定、手首を受け取ったミイラ仮面は「封印が解かれた!」と大喜び!
喜々として4階から中庭に跳び下ります!
そして、中庭の池で「我が神を迎える儀式」を始めてしまいました!
池だから、グラーキとかでしょうか?
マニ藤が、抜群のコントロールでミイラ仮面に手斧を命中させます。
しかし、倒すには至らず。
そして、ここでレベラーの帰宅時間が来て、帰宅。
「厄介な状況を作ってそのまま帰る」という非常に申し訳ないことになってしまいました。
しかし、今回もTRPGを楽しむことが出来ました!
※追記!
謎人さん(赤根のプレイヤーさん)から、その後の展開について教えてもらいました! ありがとうございます!
あの後、ミイラ仮面と戦闘になり、赤根が6点もダメージを受けて、気絶寸前になったそうです! 本当に申し訳ない!
しかし、マニ藤による、お返しの6点ダメージで、ミイラ仮面は、無事倒されたそうです! 良かった!
マチェーテ(手斧)を失っても、道具部屋の鎌を武器に臨機応変に戦うマニ藤! タフな男!
ボス撃破後、手首から先の無い領主のゾンビに、奥さんと子どもの思い出の首輪とペンダントを渡したところ、家族そろって昇天したようです。
最終的に、山田は刑事として、館事件の事後処理。
赤根は、館で撮ったビデオは色々問題がありお蔵入りに!
狭山は、彼を保証人にした友人が自力で金を返すめどが立ったので、借金地獄に堕ちずに済む!
そして、マニ藤は、バイト先の手斧バーに帰り、店長から羊羹をもらうことが出来ました!
がんばった探索者達は、ひとまず、日常に帰ることが出来たようです!
良かった!
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以下:単語説明
TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク)
セッション(みんなでTRPGのシナリオを遊ぶこと)
ゲームマスター(GM。TRPGセッションの進行役)
クトゥルフ神話TRPG(TRPGのルール。ホラー系。人智を越えた神話生物やその眷族を前に、探索者が何とか生き残ろうと頑張る話。外部リンク)
クトゥルフ神話(元々はアメリカ人が作った、創作神話。外宇宙から来た、理不尽で理解不能な旧支配者が特徴。シェア・ワールド的手法で作られており、色々な人が設定を追加し続けているし、誰でもクトゥルフ神話の世界観で作品を作って良い。外部リンク)