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【TRPG日誌】デート・ビフォア・ジェラシー【幻想ナラトグラフ】

 2024年度は、試験的に『TRPG日誌』という記事ではなく、
行ったTRPGセッションを1つずつ記事にすることにしました。
  2023年度のTRPG日誌

 今回は、レベラーGMで、2024年6月2日(日)に行った、幻想ナラトグラフのセッションについて!

 この記事には、↓のシナリオのネタバレが含まれます!!

https://note.com/annkara1402/n/n8b056c1c871c


●プレイヤーキャラクター

・霧雨魔理沙


 空音さんが使用。
 今回の個性スキルは、ご執心(しゅうしん )。
 導入フェイズで1回、指定したキャラクターへの絆を得ることが出来る。
 この異変で、絶唱のタグと弾幕スキル「プリキュア」を得る。
 珍しく、パチュリーにご執心の様子。彼女をデートに誘った。

・パチュリー・ノーレッジ


 謎人さんが使用。
 今回の個性スキルは、用意周到(よういしゅうとう)。
 探索フェイズの再保に、任意のアイテムを1つ得ることが出来る。
 このセッションで「プリキュア」のタグを得る。
 魔理沙にデートに誘われるという異常事態に耐えるために、酒に走った。

●セッションの流れ

 ヴァレンタイン・デーのシナリオ!
 デートとミニゲームが中心です!

◆導入フェイズ 


 
ヴァレンタイン・デーの少し前から、幻想郷ではデートが大ブーム!
 しかし、ブームの裏で、妖怪が暗躍しているというウワサ
もあります。
 
心を操る妖怪が人々をデートブームに駆り立てている――らしいのです。

パチュリー「おかしいと思った。あなた(魔理沙)が私に執着しているのは、本のためだもんね」
魔理沙「そんなことは無いんだぜ(壁ドン)」

 そんなわけで、魔理沙とパチュリーはデートしながら、デートブームについて、調べてみることにしました。

◆探索フェイズ


 魔理沙とパチュリーの最初のデート場所は、人間の里です。
 デート中に魔理沙が、人助けをしてお酒をもらいます。
 なので、パチュリー共々、飲酒デート
になりました!
 ある意味、東方Projectらしいですね!
 
 その後、魔理沙はデートイベントの「障害物競走」をします!
 弾幕フィールド上で、【弾幕】を避けながら特定のマスに向かいます。
 パチュリーが待つ陸番マスに向かおうとする魔理沙に、障害として【弾幕】が撃ち込まれます!
 しかし! 
 【弾幕】は、肆番マス、伍番マスだけに集中!
 魔理沙は、弐番マスと参番マスを通って、スムーズに陸番マスに行くことが出来ました!
 魔理沙は「茶番だな」と余裕の表情!
 
その魔理沙とパチュリーに、周りのデート客が嫉妬深い視線を向けます。


 次にパチュリーと魔理沙が向かったのは、マヨヒガ。
 パチュリーは、マヨヒガの猫を可愛がることで【やる気】と魔理沙への絆
を得ます。
 お互いに絆を得たということは、パチュリー×魔理沙は両想いということでしょうか?(多分違)

 マヨヒガにあったデートスポットは、ブロック崩しのようなゲーム
 弾幕フィールドの各マスにあるハニワを壊すことで、魔理沙のメッセージの対応する文字が、公開されてゆきます。
 公開された文字を元に、魔理沙のメッセージを答えられれば成功です!
 魔理沙が用意したメッセージは「家族になろう」
 パチュリーは、ホーミングも駆使して6文字中、5文字を公開させることに成功!
 その結果、公開された文字は――「族になろう」!
 
偶然にも、すごく面白い文字列になってしまいましたw

パチュリー「部族になろう? 魔理沙は、一緒に大陸に渡りたいの?」
     「いや、華族になろう? ――大正ロマン?」

 
 色々悩むパチュリー
 それでも、何とか「家族になろう」という愛のメッセージを当てることが出来ました!

 次に魔理沙とパチュリーが向かったのは、パチュリーの実家の紅魔館(こうまかん)!
 
家族になるためのアイサツ――ではなく、魔理沙が移動ハプニングで強制的に3マス進んだ結果です!
 魔理沙の不運は、メイド体験でも続きます。
 何と、運んでいたお皿を「異空間に」落としてしまったのです!
 時空を操るメイド長、咲夜(さくや)が回収しましたが、とんでもない不運です!

 紅魔館のデートスポットは、恋愛占い。
 
しかし、ここでも魔理沙の不運は続きます。
 金髪、緑眼、エルフ耳の占い師(外部リンク)の力で、パチュリーに嫉妬したり、イマジナリー酒を飲んだり、頭にアルミホイルを巻いたりしてしまいます。

 パチュリーは、錯乱する魔理沙を霧の湖に連れて行って、落ち着かせようとします。
 釣りで手に入れた「残機の欠片」
を魔理沙に渡したり、一緒にヤギにエサをやったりしました。
 これによって、魔理沙の嫉妬心も、少しは和らいだようです。
 (なお、この時のパチュリーの移動ダイスは、ダイスが3つもあったにもかかわらず、全部、出目1でした!)

 魔理沙とパチュリーは、再び、人間の里に戻ります。
 魔理沙は、お店巡りをして、2つ目の「残機の欠片」を得ました。
 さらに、バグと裏技を駆使して「記念写真用の顔出しボードに、半分めり込んだ写真」を撮影してもらいます。
 そして、ここでも、周囲のカップルからの嫉妬の視線を浴びます。

 パチュリーは、引き続き、占い師の影響で錯乱気味の魔理沙を、落ち着かせようとします。

パチュリー「知らない占い師の言葉は信じるのに、どうして私の言葉は信じないの」
 
 パチュリーの言葉によって、魔理沙は正気に戻ります。
 
そして、人間の里で人助けに成功したことにより、3つ目の「残機の欠片」が手に入ります!
 
「残機の欠片」3つで、魔理沙の【残り人数】が1アップです!

 その後、パチュリーと魔理沙は、里の外れにある木で、大量の「呪いのワラ人形」を発見。
 
どうやら、交際相手に嫉妬しているカップルが、たくさんいるようです。
 
ここでパチュリーは、本で読んだ情報を思い出します。
 
呪いのワラ人形には、本当はヒトを呪う力はない!
 嫉妬の女神、水橋パルスィが、嫉妬パワーを集めるために呪いのワラ人形を広めている。
 さらに、パチュリーは、紅魔館で魔理沙を占った占い師が怪しいことにも気づきます。

魔理沙「確かに! あいつ(占い師)と会ってからの記憶が無い!」
 
 占い師とパルスィへの疑惑が強まりますが、もう夜なので、一旦、それぞれの家に帰ります。

◆クエストシーン

 翌日。
 魔理沙とパチュリーは、とりあえず「人々の心を操る妖怪」から調べてみることに。
 人々の心を操る妖怪と言えば、能面妖怪、秦こころ(はたのこころ)です。ヴァレンタイン能楽が行われるヤグラの上に隠れて、こころを待ち伏せします。
 
 予想通り、こころは現れましたが――どうやら、洗脳されて、他の誰かに利用されている様子。
 こころを利用していたのは、なんと、嫉妬の女神パルスィです!
 昨日、怪しいと思っていましたが、その疑惑は正解だったのです!
 パルスィと、仲間である天邪鬼のサグメは、人々の嫉妬心をかきたてて、幻想郷を嫉妬郷にしてしまうつもりでした。
 計画は最終段階に来ているらしく、サグメがうそぶきます。
「幻想郷に、我々を止められる者は、1人もいない」
 そこに、ヤグラの上で聞いていた魔理沙とパチュリーが割って入ります!
「「いるさ! ここにな!」」
 スペースコブラ+プリキュアっぽい決めセリフを言って、ヤグラの上から登場!
 
パルスィが、敵を倒すために、嫉妬罪袋(しっとつみぶくろ)を呼び出します!
 しかし、魔理沙とパチュリーは「全く同じ出目」で判定に成功して、嫉妬罪袋を撃退!

◆決戦フェイズ

 ボス戦は、部下を倒されたパルスィとの直接対決です!
 
(サグメは「まだ、私の出る幕ではないわね」と帰りました)
 パルスィは、幻想郷中の嫉妬パワーを吸収したことで、かなり強いスペルカードを持っています!
 しかし!
 お互いに絆を得ている、魔理沙×パチュリーの敵ではありませんでした!
 パルスィの魔理沙への攻撃が、1発も当たらない!
 12個もダイスを振っているのに、魔理沙のいる伍番マスには、1つも【弾幕】が置かれません!

 魔理沙の反撃!
 魔理沙のスペルカード「スターダストレヴァリエ」に、パチュリーの「ロイヤルフレア」の力が加わった合体弾幕!
 スターダストフレア!

 パルスィの【残り人数】を1つ削った上で、ラウンド終了時に、広範囲に【弾幕】を置きます!

 パチュリーの方も、好調!
 【弾幕】3つで目標6の難しい回避判定に、成功
します!
 さらに、お返しとばかりに、ホーミング能力で、パルスィのいるマスに【弾幕】を3つ置きます!
 トドメは、パチュリーのスペルカード「賢者の石」に、魔理沙の「マスタースパーク」が合体した技!
 「賢者スパーク」!!
 
名前はアレですが、とても強い効果です!
 「ランダムに【弾幕】5つを置いた後、その上下のマスにも、【弾幕】を2つおく」というもの!
 パルスィは、自分のマスに【弾幕】を4つ以上置かれて、回避不能に!
 パルスィの【残り人数】が無くなったので、魔理沙とパチュリーの勝利です!

 こうして、嫉妬の女神パルスィの、幻想郷嫉妬化計画は失敗に終わりました。
 魔理沙とパチュリーは、デートの最後に、間欠泉地下センターの温泉に行きました。
 月見酒を飲みながら、疲れを癒す、2人。
 結局、魔理沙がパチュリーをデートに誘ったのは、心を操る妖怪のせいだったのか?
 それは、各人のご想像にお任せします。
 「月がキレイね」とパチュリーが言って、セッションは終了です!

 途中がギャグ全開だった割に、最後はキレイなシーンで終われました!
 そして、レベラーが久しぶりのGMだったため、パチュリーとパルスィの名前を、途中で10回以上間違えて言っていました!
 本当に申し訳なかったです!
 そんな反省点もありつつも、今回もTRPGを楽しむことが出来ました!

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以下:単語説明

  • TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク

  • セッション(みんなでTRPGのシナリオを遊ぶこと)

  • ゲームマスター(GM。TRPGセッションの進行役)

  • 幻想ナラトグラフ(TRPGのルール。東方Projectのキャラになって、幻想郷を散策したり、小異変を解決したり。外部リンク

  • 東方Project(少女の形をした妖怪と人間が、戦ったりホノボノしたりする作品群。シューティングゲームとか、マンガとか。2次創作が盛ん。外部リンク