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0912_息をする

【140字小説】
とにかく休憩がしたいと、彼女は言った。頭の中が一杯になって他になにも考えられなくなってしまうと私は壊れる、だからその前にとも言っていた。休憩をしたところで変わるだろうかと思ったけれど、目の前でとてつもなく穏やかな彼女の顔を見るとそれが正解なのだと思う。私も温かいカフェラテを飲む。

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