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アルコール依存症のだんなさんと、子どもを置いて出張に行く際のとりくみ②

今回は気持ち編。
たぶん、こっちの方がてこずっている。
どんなに準備しても、沸き起こる不安に時々飲み込まれてしまうし・・
でもそれは、誰にとっても良い影響がないと感じています。

【気持ち編】


家庭人である旦那さんを信じると同時に、病気であると認識する。

だんなさんは家庭人としてのスペックはかなり高く、しかも責任感も強い人です。なので、そこを信じる。
あわせて、うまくそれが機能しない時は
「病気なんだから・・・お互いに無理のない対応を選ぼうよ」
と、自分に言い聞かせています。

病気って誰しも起こりうることで、予測困難なこともあるわけで、どんなに準備しても足りないこともあるもので。
だんなさんが病気の時は、みんなで乗り越えるぞ~という気持ちでいられるよう、自分にいろいろと、選びながら語り掛けます。

前にアルコール依存症の方は、自分のアルコールでの失敗(?)をとってもつらく思っていると聞いたことがあります。
そもそも病気と思えば、期待することも、責めることも的外れかなと思うし。

だんなさんのお酒に私が振り回されないように、気を確かに持つ。

だんなさんの問題はだんなさんの問題、私は私・・・
と思うのですが、そこに子どもが存在することで、切り分けがむつかしくなってしまうことが多いです。
今でもよくわからなくなってしまいます。

わからないながらに今考えているのは、だんなさんの飲酒行動で他の家族の行動を制限したり、スケジュールを変更したりしないぞ・・・と思っています。

このスケジュールを無事成し遂げるためにはどうしたらいいのか・・・と考え、キャンセル等は最後の最後の最後の手段に持ってくるようにしています。

「誰々のせいで、私は何々を我慢した・・・」という自分がひょっこリ出てこないように、徹底的に予防線を張っているのかもしれません。

模索に模索を重ねて、いまここ。

瞑想をする

不安が強い時もそうですけど、普段からも瞑想を練習しています。
(やってみてわかったのですが、瞑想って練習すると上達するんですよ!)

次々と沸き起こる不安から距離をとり、まるで何か小説を読みながら右往左往している登場人物を見るような感じで自分をみたり、ちょっと距離のある所から大きな視野で現状をとらえられるような気がします。

出張先でも瞑想の時間をとって、帰りの飛行機や新幹線の中でも瞑想したりして、帰宅後に何が待っていても穏やかでいられるようにと心掛けています。

感謝する

みんな無事に出張期間を乗り切れたら、感謝の気持ちを伝えるようにしています。だんなさんにも、子どもにも。
たとえ家がどんな惨状となっていたとしても、みんなが無事ならそれでOKだ~ありがとう!がんばったよね!みんなも私も!

(正直、出張から戻ってからの盛大な家事や片づけは、本当に遠い目になりますが、片耳だけイヤホン入れて、瞑想の音声や、オーディブルで読みかけの本、好きなボイシー聞いたりしながら、「あわてない、あわてない」と言いきかせながら、ひたすら手を動かし続けます。)

アラノンの本を読む

以前、アルコール依存の問題のある家族や友人を持つ人のためのグループ、アラノンに通っておりました。(今は近隣に日時的に都合のよいグループがなく、お休み中です。また行きたい。)

ここで購入した本が、とても支えになってくれています。
家族が酒を飲んでも飲まなくても、私の幸せには影響しない・・・という事を思い出させてくれます。

「私たちはこの体験から何を学ぼうか」と呪文のようにつぶやく

同じ体験でも、「失敗」ととるか、「学び」ととるかで世界は違って見えるし、気持ちに及ぼす影響もぜーんぜん違うと感じています。
頭が心配や不安に大きく浸食されて、ネットサーフィンが止まらなくなってきたら、はっと思い出して「この体験から何を学ぼうか・・・」とつぶやいています。

まとめ


気持ち対策を振り返ってみると、いかなる状況でも、それによって湧き上がる気持ちに、私が持っていかれて、不本意なアウトプット(怒るとか、不機嫌とか・・・)につながらないように・・・というのが、ベースなんだなと思いました。
怒りたいんじゃない、責めたいんじゃない、みんなで愉快に、年相応に健やかに、人生を満喫したいから。

次回は子どもに関することをまとめて書いてみようかなと思っています。


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