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22歳女がひとりでヒッチハイクをした話

先日ヒッチハイクをしようと思った理由を投稿しましたが
女ひとりでヒッチハイクをした話
今日はそのヒッチハイク体験記を投稿します。


持ち物
・リュック
 着替え、化粧品、シャンプー類、ヘアアイロン、タオル、合羽、折り畳み傘、消臭剤、ボディシート、飲み物、スケッチブック
・ウエストバック
 財布、乗せてくれた方へお渡しするキャンディ、マーカー(黒、赤)

寝る場所はサービスエリアの椅子かなと思っていたので、折角乗せて下さった方の気分を害さないように匂いには気を付けようと、重たくなりますが色んな種類の消臭剤を持っていきました。
結果は全く必要なかったです(笑)

必要最低限のものしか詰めていないつもりだったのですが、なかなか重たい荷物になってしまいました。

さて、朝から急いでそれらを詰めて用意し、家を出発したのは11:30
1時間かけて近くのインターチェンジまで歩きました。
とはいえ、ここのICはとても近所
知り合いもいるこの土地でスケッチブックを掲げるのは少し勇気が要りました。
恥ずかしさを紛らわす為にイヤホンで音楽を聴いて気分をあげながらスケッチブックを掲げてみる・・・

「おい‼  おい‼」
イヤホンをしていたので聞こえなかったのですが後ろからお兄さんが声をかけてくれました。スケッチブックを掲げて2,3分後の出来事でした。

お兄さんはリフォームとかの社長さんで今までにもヒッチハイカーを何回か乗せたことがあるとか。
優しい好奇心旺盛な強面のお兄さんに乗せてもらいすんなり高速に乗ることができました。

大阪の近くのサービスエリアで降ろしてもらうとそこのサービスエリアにはなんと
ヒッチハイカーの姿が!
すかさず話しかけに行くと
ヒッチハイカーさんは福岡から東京まで行くとのことで、大阪で1泊していたらしい。
ヒッチハイクは2回目で、以前は友人としたので1人でヒッチハイクをするのは初めてとのことだったが、慣れている雰囲気。
「私も東京まで行くんですよ、良かったらお隣いいですか?」と
図々しくお兄さんと並んで掲げること10分
優しい雰囲気のお父さんが声を掛けてくれました。
「草津までなら」とのことで少し先の草津サービスエリアまで。
お父さんとお兄さんと3人で楽しくお話ししているとあっという間に草津に着きました。

草津サービスエリアに着くとお兄さんは私とは離れたところでバラバラに探すことに。
またひとりでスケッチブックを掲げてみます。
「どこまで行きたいの?」
声を掛けてくれたのはサングラスをかけた髪の毛の明るいお兄さん
「東京方面に行きたいです、あっちにもう一人ヒッチハイカーが居るのですが、2人乗れますか?」
「いや、荷物が多いから1人しか乗せられないね」

見た目も1人しか乗せられないとの言葉も怪しいなぁと思いながらも
「ま、大丈夫でしょう~」
楽観的な私はお兄さんの車に乗ることに決めました。
先ほどのヒッチハイカーのお兄さんと挨拶をしハイタッチしてお別れ

再びひとりで3台目の車に乗り込みました。

見た目は少し怪しめなお兄さん2人組はドア屋さんでした。
建設においてドアは別で専門の方がいることを初めて知りました。

お兄さん達は仕事終わりで名古屋に帰るところだったらしいのですが、名古屋まで行ってしまうと東京方面の車は少ないんじゃないかなど色々考えて下さって少し手前の大山田SAで下してもらいました。

ここからヒッチハイクの難しさを痛感することになります。


大山田PAで下してもらってすぐ
「ここのパーキングエリアから東京方面に行く人は少ないよ」
と売店のお母さんに声を掛けてもらいました。
「もしかしたら反対車線の方が東京方面の車があるかもしれないから裏道通って反対に行きな~」
何もわからない私は言われるがまま反対方向に向かうことにしました
「あ‼ちょっと待ってな‼」と言いお母さんは売店からわざわざ出てきてくれてソフトクリームをくれました
やさしい~~

反対車線に着くと、またすぐに
「おんなのこひとりでヒッチハイクかい、珍しいね~」
とこちら側の売店のお父さんに声を掛けてもらいました。
「これでも食べて頑張りなさい!」と、近江牛のコロッケを頂きました。
本当にやさしい~~‼
その後何とか北に行きたい私はスケッチブックを掲げるのですが
来る人来る人に
「そっち方面の車は無いんじゃないかな」と声を掛けられる始末。
ずっとスマホの地図と睨めっこしてどういうルートで行けば無事東京にたどり着くか私にアドバイスをしてくれ、タピオカミルクティーを買ってきてくれたお父さんもいました。
タピオカチョイスがかわいい。本当にありがたいです。
あまりにも東京へ行くのは難しいのではないかと皆様に声を掛けられるので悲しいけれど行先変更。
京都近くの大きなサービスエリアまで戻ることを決意。


先ほどコロッケを下さったお父さんのもとに戻り、作戦会議
「どこのサービスエリアだったら東京方面の車が多そうですかね」
「土山サービスエリアは上り下りが同じ敷地にあるから大きいよ」
「じゃあそこにします‼」
スケッチブックの文字を
「土山サービスエリア」に変更し掲げるとすぐお姉さんに声を掛けていただき無事乗車
お姉さんの車の中でなぜ乗せてくれたのか話を伺うと、娘さんが海外でヒッチハイクをした経験があったそう。
やはりヒッチハイクに何かしらの縁がある人は乗せてくれるんだな、私も車を運転するようになったらヒッチハイカー乗せたいなどと楽しいお話をしていたらあっという間に土山に。
大山田PAのお父さんが言った通り土山SAは広い!
観光バスなども多く止まっているこのSAでスケッチブックを広げると、バスから降りてきたおばちゃまたちが
「あらぁ、かわいい顔しているのにそんなことして大変ねぇ」
と皆様そろって声を掛けてきてくださいました。
軽く会釈をし、挨拶しましたが
大変だと思ってたらヒッチハイクなんてしませんよ‼
楽しいからやるんです♪と。心の中ではそう思ってました。

土山で掲げ始めて5分程で声を掛けてくれたのは大きなバンに乗ったお父さん
なんと埼玉まで行くそう‼
後部座席に乗るように言われたので言われた通り助手席ではなく後ろに座りました。
ですが、大変申し訳ないことに後ろからだとお父さんの声が全くと言っていいほど聞こえない‼
朝から準備して、歩いて、立って…疲れていた上にお話ししてもお父さんの声が聞こえないのでお話することを止めてしまった私はなんとそのまま車で寝てしまいました


後半は次回の投稿で

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