旬杯 勝手にみーくっく賞(短歌)
旬杯、とても楽しく拝見しています。ホストの旬くん、クルーの皆さまありがとうございます。
私なんかが「勝手に賞」をお贈りしていいのかな…と思ったのですが、
前回の「ライラック杯」の時にいただいてとてもうれしかったので、
エイヤっと投稿します。
短歌一覧から素敵だなと思ったものを、掲載順にご紹介します。
作者は見ていなかったので、「ああこの方だったのね」といううれしい驚きもありました。
🐳 佐竹紫円さん
ふたりで並んだ一体感と、それぞれの花火という対比が素敵だと思いました。
この後ふたりはどうなるんだろう?という想像が膨らみます(ちょっとドキドキ‥)
🐳 Sen-singさん
中島みゆきの「誰のせいでもない雨が」と、カーペンターズの「Rainy Days And Mondays」を思い出しました。
最初まったく似てないと思っていた曲でしたが、共通点があるようなないような?ちょっと考えさせられる短歌でしたので、素敵だなと思いました。
🐳 林白果さん
最初は借りられない本であれば、ちょっと寂しい本なのかも思いました。
ただ、「文字がさやけし」だと日焼け対策がきちんとされている図書館にいて、蝉時雨がわずかに聞こえる場所であれば書庫ではなく開架コーナーにいるのかも。なんて想像が膨らみました(多分作者の意図とだいぶ違う気がします)。
🐳 これでもはははさん
「ひらく時―。」の表現が、素敵だと思いました。短歌でこういう表現もありなのだと。
「君の」とあるので子供に向けた歌なのかもしれませんが、人生の節目にある私自身にとっても応援歌になりました。ありがとうございます。
🐳 見据茶(みすてぃ)さん
「熱き」が素敵です。あの日の朝も、きっと子供たちの無邪気な声がしていたのでしょう。
そして今もあの日と同じように子供たちは無邪気に遊んでいます。そういう日がずっと続いてほしい、という気持ちが鳩の羽ばたきと重なり、素敵だなと思いました。
🐳 花風さん
映画のワンシーンのようです。夕立の様子が二人の心模様を表している、そしてその夕立に助けられている二人と読みました。
そして、私事ながら、夫との最初のデートも夕立があり、まさしくこんなことがあったなと思い出しました。
🐳 だいなさん
実は、私も逆さに持っていた花火をテーマに短歌を作りたいなと思っていました。でも、説明的になってしまい挫折(笑)。だいなさんの短歌を拝見して、素晴らしいなと思いました。
花火の持ち手以外にも何かに気づき始める夏なのでは、と想像が膨らみます。
🐳 リコシェさん
「わたしだけばかみたい」と平仮名になっているところが印象的でした。
そして「甘く冷たい」ではなく「甘く冷たく」とされているところが、より沁む感じがしました。
「甘く」「冷たく」の意味を色々と考えることができそうで、素敵だなと思いました。
🐳 ぽこまる(外村ぽこ)さん
暑い中、素麺を茹でている様子が目に浮かびます。鍋の中でうねっている素麺を見て、淡々と自分と向き合っているような気がしました。
じつと見てゐる「だけ」とありますが、本当は「だけ」ではないのかもしれない、いややはり「だけ」なのかも、と考えさせられました。
🐳 茉叶☆Makanaさん
最初、自分の子供はまだ小学生・未就学児なので、まだまだ肩の荷物は下りないかなと思いました。
でも、本当は母親として荷物を下したくないのかもと思い直しました(過干渉はよくないですね)。
考えるきっかけをくださってありがとうございます。
🐳 そらさん
「そんなことより明日の会議さ、」と会話が続いていく様子が目に浮かびます。そして、さらっとなかったことにされる様子の描写が素敵だなと思いました。
作者本人が短歌に登場しないのに、存在や心情が分かるのは素晴らしいです。
🐳 あぷりこっとさん
家族が花火を見上げている情景が目に浮かびました。花火が「丸く」とあり、家族の幸せな気持ちが表れていて素敵だなと思います。
しだれ柳やハート形の花火などではなく、オーソドックスな丸い花火というところで、良い意味での「普通の幸せ」を見た気がしました。
皆さま、素敵な短歌をありがとうございました!