見出し画像

30代でも甘えたい泣きたいぐずりたい。

文句も愚痴も、泣き言も強がりも、年齢を重ねるたびに口が噤んで、なにも言えないからヘラヘラ笑って、酸いも甘いも飲み込んで食あたり。
喉元の、そのまた奥で、引っかかりながら、出ることも入ることも許されない腐敗した感情だけが、ぶらんぶらん。
大人だから。妙齢の女は、母親ばりの包容力を求められるのかな。

ほんっと。
うるせえなって思う。

君は愛想がいいねえって。
褒めてると思ってるのかな。
呪詛だよ。

もういっそ、喉元の境目あたりを掻き切ってほしい。
そしたらきっと、大声出せる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?