見出し画像

フリーランスからANNAIへ ーチャレンジングな環境を求め続ける開発部長の10年の軌跡ー

今回インタビューを行うのは、ANNAIの中でも在籍年数が最も長い社員であり、現在は開発部の部長として品質管理やエンジニアのリードを行っている今 匡太郎です。

ANNAI株式会社 開発部 部長 今匡太郎

チャレンジできる環境を求めて

10年ほど前からANNAIにジョインされている今さん。まずは、これまでのキャリアの選択や変遷、その意思決定の背景を伺ってみました。

Q.これまでのキャリアを教えて下さい

20代は家業の設備業で働いており、30代になってからはNPOの業務に携わっていました。NPO業務に関わりながら元々好きだったIT関係の仕事を徐々にやるようになり、個人事業主のSEとしてweb制作などの仕事をするようになりました。またフリーランスの仕事とは別で、Drupalの勉強会を行っており、そこの繋がりで2014年に京都でANNAIが実施したDrupal campに参加して、ANNAIの代表・創業メンバーに会い、会話を重ねる中で、業務委託として参画することとなりました。その数年後に正式に社員として入社して今に至ります。

元々はIT業界からは離れた業界にいらっしゃったことに驚きました。2014年頃にANNAIのメンバーに出会って業務委託として参画したとのことで、当時のANNAIは現在よりも更にスタートアップという状況の中で飛び込んだきっかけを聞いてみました。

Q.10年前にスタートアップに参加した理由や背景は何ですか?

フリーランスとして個人でやっていくには営業力が必要で、特に札幌で仕事を受けるのはなかなか大変でした。私は開発をすることが好きな人間で、営業をするよりも開発に集中できる環境を求めていました。ANNAIは当時からDrupalにおいて確立された地位も持っていましたし、官公庁との取引も既に実施している会社だったので、開発にコミットできるという意味で私にとって非常に適した環境だと思い、まずは業務委託としてのジョインを決めました。

Q.その後ANNAIに入社された決め手は何ですか?

きっかけは共同創業者の方に「社員として入らないか」と声をかけていただいたのが始まりだったと思います。個人でやるか、会社に入るかの選択肢があった中で、ANNAIという環境に惹かれました。私は同じことを繰り返すのが苦手なタイプで新しいことにチャレンジすることが好きなので、仕事を受ける際にもチャレンジングなものを求めていました。そのような挑戦ができる環境がANNAIにはあり、それが入社を決めた理由のひとつです。また、フルリモートで働ける自由な環境も非常に魅力的でした。

Q.入社前に感じていた期待や不安を教えて下さい。

不安な事は特になかったです。逆に抱えていた期待として以前の仕事と比べてよりチャレンジングな仕事ができるのではないかという点でした。実際、今でも各プロジェクトで違うお客さんや仕事に恵まれていて、異なるタイプのプロジェクトに関わることが続いています。そのため、今の環境は非常にチャレンジングだと感じています。このように、ずっと変わらない挑戦が続いているという印象です。

いきなり難しいプロジェクトが降ってくるということはなく、少しずつ慣れながら進めることができました。入社してからは確かに仕事が難しくなってきていると感じますが、それでも適切にまとめながら、チャレンジを楽しんで進めていける環境に感謝しています。

ご自身の求めているものとANNAIの環境がまさに合致していることがよく分かりました。入社移行様々なプロジェクトに関わられているとのことでしたが、少し現在の業務に関して深掘りしてみたいと思います。

「チャレンジ・チームプレイ」のプロジェクト

Q.ANNAIでの現在の業務内容・役割を教えて下さい。

現在の役割としては、品質管理に関わる業務がメインです。幾つかのプロジェクトに携わっており、それらのプロジェクトの必要な段階を確認したり、完成したものの品質をチェックしたりしています。また、新しいプロジェクトの調査や開拓も私の役割の一部です。現在進めているプロジェクトでは、全体の仕様決定を行い、そのプロジェクトをリードしています。時間があれば、開発業務にも関わることがありますが、基本的には品質管理や確認作業を中心に行っています。依頼があれば、その都度対応しながらタスクを進めている状況です。

入社後複数のプロジェクトに携わり、徐々に難しい仕事にチャレンジされてきた今さんだからこそ出来る業務だなと感じました。そんな今さんがANNAIに入って10年間の中で印象的だったプロジェクトや業務は何だったのか気になったので聞いてみました。

Q.ANNAIでのこれまでのキャリアの中でのターニングポイントは何ですか?

特に印象的だったのは2018年から2020年にかけての時期で、jGrantsという経済産業省向けの補助金申請システムの開発に携わりました。初期の段階では、メインプログラマーとして開発を進めており、後期には数人のメンバーが加わって一緒に取り組みました。プロジェクト管理は他のメンバーにサポートをもらいながら進行し、開発は自分がリードして行ったのですが、システムの複雑さにもかかわらず、特に大きな問題もなく完了できたため、非常に学びも多く、貴重な経験が出来た仕事でした。

Q.この10年間での自身の変化・成長はどこだと感じますか?

ANNAIに参画する前の個人事業主としては、できる仕事に限りがあると感じていました。特に規模の大きな仕事や、省庁関連の仕事は会社としてでなければ受けられない案件が多いからです。そのため、 色んな人と関わりながらチームプレイで仕事を進める必要があり、以前に比べて仕事の進め方は全く違うものになっていると思います。やりづらさを感じる部分もありますが、それは成長に必要なことだと理解していますし、必要不可欠な変化だと思います。全体としてはより大きな責任を感じながら仕事を進めている状況です。

チームで大規模なプロジェクトに関わるようになり、これまでとは異なる力が必要になってきてその点も鍛えられているということですね。
また、別の角度で、IT業界の第一線で働かれている中で感じる世の中の技術の変化に対して、エンジニア目線でどのように捉えているのかを気になったので深掘りしてみました。

Q.この10年のIT技術、クラウドの変化をどう感じていますか?

個人的な考えとしては、コアな部分は良い意味で変わらず、それに新しい技術をどう取り入れるかが大きな変革をもたらしていると感じています。この10年でIT技術は目まぐるしく進化してきた(AGIなど)ものの、基盤となる部分は変わらず存在しています。新しい技術やサービスを視野に入れ、その可能性を活かすことで、より多くの価値や革新的なプロダクトを創出できると考えています。

変わらないコアを基盤に新技術を取り入れることが、継続的な革新に繋がる事がよく分かりました。この10年間IT業界のスタートアップに身を置きながら技術の進歩や変化を感じてきた今さんに改めてANNAIの魅力・強みを伺ってみました。

「考えるを楽しめる」環境

Q.ANNAIの魅力と強みは何だと感じますか?

ANNAIの最大の魅力は、チャレンジ精神に溢れている点だと思います。私自身、チャレンジすることが好きで、新しいことに取り組む際のワクワク感や楽しさを感じています。現場では常に新しい挑戦に向き合う機会があり、その挑戦が自分を成長させてくれると感じています。また、悩むのではなく、考える楽しみをエンジニアとして味わうことができる環境だとも思っています。自分の提案やアイディアを出すことでより良い開発に反映されるため、アウトプットしていく楽しさを味わうことができます。もちろん、全てのアイディアが通るわけではなく、価値のあるものを考えなければなりませんが、そういったプロセスもまた楽しいものです。最初は「悩む」という感覚が強かったのですが、慣れてくると考えること自体が自然になり、普通の作業として受け入れられるようになりました。考えることの楽しさを見出すことができる人には、ANNAIは非常に合っていると思います。

Q.営業、として今ANNAIにジョインする魅力は何だと思いますか?

amazee.ioというPaaSは他サービスと毛色は大きく異なります。ANNAIには競合に勝てるだけの技術があり、営業としても推進できる環境(amazee.io事業を自分たちの手で拡大できる)だと思うので、チャレンジングで新たな領域を開拓できます。PaaSサービスの全体のパイは限られているが、スケールできるチームの強さ、技術力、独自性などの材料は整っていると思います。

「Drupalをここまで研究している会社はない」と今さんもインタビューの中で仰っていましたが、ANNAIだからこそリリースできた新規事業の営業に携わる事が出来るのは非常に面白みのある挑戦だと言えますね。
在籍年数が社内で最も長い今さんですが、在籍し続ける理由やその裏側を聞いてみました。

Q.10年も在籍し続ける理由、ANNAIのどこに魅力を感じていますか?

ANNAIに10年以上在籍し続ける理由は幾つかありますが、1つ大きいのは常にリモートワークの環境です。入社して少し経った後、私は英語を勉強したいと思い、海外旅行に幾つか行きましたがそこでタイに魅力を感じて、タイに1年ほど前に住むことになりました。リモートワークを活用して働き続けることができたのは、ANNAIの柔軟な働き方のおかげです。また、ANNAIでの仕事は常に新しい挑戦に満ちており、そのチャレンジングな環境も私にとって非常に魅力的です。これまでの10年間、挑戦し続けることで自分自身も成長できましたし、そういった環境があるからこそ、ANNAIで働き続けることができていると感じます。

Q.リモートワークで働いてきた中でライフスタイルへの影響はありますか?

札幌からタイと、常にリモートワークをしながら働いている点は変わらないですが、海外に住むということができたのは大きな変化かもしれません。現在は、日本と2時間ほどの時差がある地域に住んでおり、早起きをして早めに仕事を終わらせるライフスタイルを続けています。リモートワークを最大限に活かし、生活環境と仕事のバランスをうまく取りながら働いています。

リモートワークとチャレンジが出来る環境が重要なキーワードだと分かりました。この10年間はリモートワークが中心で働かれているという事で、ライフワークバランスの観点や両立のコツなどを伺ってみました。

Q.仕事とプライベートのバランスについての考え方を教えて下さい。

リモートワークのおかげで、通勤時間などの余計な時間が削減されて非常に助かっていますが、その分仕事とプライベートの時間の境目が曖昧になりやすいという課題もあります。以前はそのバランスに気を使っていましたが、最近はあまり神経質にならず、なるべく時間が空いたときにはリフレッシュするよう心がけています。体調を崩さないよう、適度な休息を取ることを意識しています。

メリットは大きく感じつつも、難しいと感じる点については工夫をされて効率的に働けるようにされているとのことでした。
最後に、今後のビジョンや何をやっていきたいのかについて今さんの将来の部分を伺ってみました。

Q.今後の展望やビジョンは何ですか?ANNAIで果たしたいことなど

現在、amazee.ioという新しいサービスを立ち上げたばかりなので、基本的にはそのサービスに集中しています。今は他のことを考える余裕がないほど、このサービスの成功に注力しているので直近はこのゼロからの挑戦を成功させることですね。
他に考えている事としては、昨年あたりから効率化に向けたプログラムを普及させてきたこともあり、効率化を進めたいという思いがあります。特に、ウェブサイト制作全般において、新しいツールや手法を活用して効率化を図る局面が多くなると感じています。新規サービスとして業務効率化に向けたSaaSやシステムの開発は視野に入れております。

目の前のチャレンジを楽しみながらも、次のステップやアクションまで見据えられており素晴らしいな感じました。常に変化やチャレンジを楽しみながら仕事に向き合い、成長し続けている今さんだからこそのビジョンだと感じる回答でした。

タイに住みながらフルリモートで働くというのはかなりレアなケースであり、ANNAIの魅力が詰まったポイントでもあったと思います。働きやすいな自由な環境でありながら、業務は常にハイレベルで挑戦が続けられるという刺激的な場所であることがよく分かりました。

我こそはと感じる情熱ある方、チャレンジングな環境を求めている方、ANNAIで少数精鋭の一員として大規模なプロジェクトを動かし、社会にミラクルを起こしていってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?