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新しい扉を一つずつ、一緒に開いていく。

2月、3月と2ヶ月連続で行ったPOP UPが全て終了しました。
あっという間の数日間で、今回もたくさんの学びがありました。
まずは期間中お越しくださった皆様、そしてPOP UPという機会をいただいた百貨店の皆様に感謝です…!

POP UPでは期間中ローテーションで店番をするので、
スタッフたちとたくさんいろんな話をします。
今日のnoteでは今回のPOP UPで一番印象的だった話を、記録として残します。

日本語が上手だし読み書きもできるから、工場意外のもっといい仕事にも就けるはずなのに、なかなかチャンスがない。

3月のPOP UPでは普段からSOL LUNAで働くスタッフの従姉妹が助っ人として働いてくれました。(急病のスタッフが出て大ピンチだったところ、彼女をはじめスタッフみんながシフトを増やしてくれてとても助かった.. !)

従姉妹の彼女は、日本語もスペイン語もとても上手。読み書きもほとんどできますが、これまで「接客」という仕事に就いたことがありませんでした。
親戚のスタッフはいつも、「彼女は日本語が上手だし読み書きもできるから、工場意外のもっといい仕事にも就けるはずなのに、なかなかチャンスがない。」と話していました。

いつも少しシャイな彼女。けれど打ち解けるとたくさんお喋りをしてくれるとっても明るい性格持ち主です。
今回はSOL LUNAのスタッフとしてお店で接客してみないかと話したところ、快諾してくれました。

今まで経験がなかった仕事に挑戦することで、新しい・違う世界が見えるかもしれない。

いざ当日。彼女は緊張しながらも周りのスタッフに教えてもらい、少しずつ「いらっしゃいませ」などの声出しを積極的にしていました。
初めての接客はどう?と尋ねると、「今までやったことがなくて緊張するけど、楽しい!」と満面の笑顔で答えてくれ、SOL LUNAのスタッフとして参加する決意をしたきっかけを教えてくれました。

従姉妹のお姉ちゃんが、「日本語が上手いんだから接客を経験してみない?日本語でもスペイン語でもフォローしてくれるサポートもあるし、今まで経験がなかった仕事に挑戦することで、新しい・違う世界が見えるかもしれないよ。」と言ってくれたんです。今までもっといい仕事に就きたいとずっと思っていたけれど日本語に自信がなくて挑戦できなくて、でも子供のためにも頑張りたいと思っていたので、機会があってすごく嬉しいです。

挑戦することで、新しい・違う世界が見えるかもしれないという彼女の言葉に、私はハッとさせられました。これまでもSOL LUNAを通じて彼女たちに活躍の場を生み出すことを目標としてきましたが、そのことで彼女たちはこれまでと違う、新しい世界を見続けてきたのだと。彼女たちをエンパワーメントすることは、新しい世界への扉を一緒に開けることにも繋がっていると感じました。

外国人支援などの現場では、日本語などのサポートをすることでこれまで上れなかった階段を一つ一つ登るような支援のイメージを持っていました。難しい課題を当事者と一緒に乗り越えていくような、あるいは背中を押すようなイメージです。

けれど今回、彼女の言葉を聞いて私が思ったのは、これまでのイメージとは少し違った、SOL LUNAを通じてのサポートは彼女たちがこれまで開くことができていなかった扉を一枚一枚、一緒に開いていくようなイメージでした。
まさに社名の由来にもなっているAdelante(アデランテ、スペイン語で前に進む)という意味合いの言葉にも通じます。

そうか、これまで私たちは新しい扉を一緒に開いてきたんだな、と腑に落ちると共に、心が暖かくなるような気持ちになりました。

まだまだSOL LUNAにできることは少ないです。
けれど、スタッフ全員がより多くの外国人女性たちのサポートに繋げたい、そのためにブランドを大きくするんだと力を合わせて奮闘しています。

定期ミーティングでは新商品のアイデアを出し合ったり、現在ある商品のリニューアルを提案したり、SOL LUNAを拡大するためにたくさん話し合います。
そうしてみんなで力を合わせるからこそ、これまでの飾り付けアイテムのブランドにはなかったユニークな商品作りと、ソーシャルなバックグラウンドを大切にしながらブランドを成長させることができていると感じます。

これからも外国人女性やその子供たちの新しい扉をどんどん一緒に開いていく、そんなブランド、会社にしていきたいです。

今年であっという間に6年目。
ぜひSOL LUNAを見守り、応援し続けていただけると嬉しいです。

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