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「自分にとって本当に結婚って必要?」メリット・デメリットから判断してみて

こんにちは、夫婦カウンセラーの佐藤アンナです。夫婦の方々や、婚活中の方々のご相談に乗っておきながら、こんなタイトル。「?」と思われたかもしれません。でも私は、婚活業界に踏み入れる前から、ずっと「結婚はしてもしなくてもどちらでもよい」と思っています。もちろん個人の自由でしょう、という思いがベースにあるからですが、ただそんな単純なものではありません。

結婚で得られるメリット・デメリットについてきちんと把握したうえで「自分にとって本当に結婚って必要かな?」と問いかけてみてほしいのです。感情はいったん脇において、まずは私が考える結婚のメリットからお伝えしていきますね。

私が考える結婚におけるメリット

・経済面、生活面で支え合うことができる
・子供を持ちやすくなる(統計的に結婚したカップルは子供を持つ可能性が高くなるそうです。当たり前といえば当たり前ですが…)
・(人によっては)安心感を得られる
・配偶者控除などの税制優遇や、企業によっては家族手当がある
・(まだ)結婚による社会的信頼度が得られる

もちろん、おひとり様で住宅購入をする方もいらっしゃって「すごいな」と思うのですが、車や住宅といった大きな買い物を精神的にしやすくなる、ということもあるかもしれませんね。

では逆にデメリットも考えていきましょう。

私が考える結婚におけるデメリット

・家族が増えることで出費が増える
・家族づきあい、親せきづきあいが増えるため人間関係に気を遣うことも
・一人で過ごす時間は激減
・夫=妻で、一心同体に見られてしまう
・転勤や転職などキャリアの変更に左右される
・恋愛時と違い、別れたいと思っても簡単に別れられない

結婚しても独身と同じような生活で!とはならないのが、結婚生活です。生活を営んでいく以上、家事の負担も増えることになります。
結婚は一長一短、どこの部分に目を向けるかで、その意味合いは大きく異なります。

結婚はしない、と決めた45歳女性の友人

ここで生涯結婚は絶対にしない、と決めている私の友人を紹介します。彼女は45歳でアルバイトを掛け持ちしながら、猫と一緒に暮らしています。
ボーイフレンドはいるけれど、彼氏も夫もいらない、という彼女は「とにかく縛られたくない」と言います。

会いたいときに会う。あとはすべて自由に過ごす時間に充てたい。そうきっぱり話す彼女は、もう若い頃から結婚はしないと心に決めていたそうです。周りが結婚、出産しても「わたしはわたし」とうらやましくも、みじめにも一切にならなかったんだとか。ここまで自分の決断がきっぱりしていれば、むしろ生きやすいだろうな、とさえ私は思ったのです。

現在彼女は悠々自適の一人暮らしで毎日をエンジョイしています。確かに旦那さんや子供のことで悩むこともありません。その分、家族に支えてもらうつもりもないのです。

さて、みなさんはどう思いましたか?

結婚には向き不向きがある。当たり前だけど結婚しなくても、充実した生活は送れる

私は結婚してよかった、と思っていますが、だからと言って友人に「あなたにも幸せになってほしいの!だから結婚しなよ!」ということは絶対にありません。自分の幸せは当然ながら自分で決める。

シングルにはシングルの幸せも孤独もあります。それは結婚していても同じだと本当に思うのです。もちろん、結婚してみたけど私には向いてなかった、といって結婚を解消したっていい。だけどそれはなかなか難しいかもしれませんね。

私は彼女から、自分に正直に生き続ける大変さと、尊さの両方をいつも感じ取っています。「周りがみんな結婚しているから」という理由ではいつか苦しくなってしまうはず。自分の正直な気持ちを聞く、婚活はそんな時間でもあると思うのです。

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