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手紙は人をあたためる栄養剤 絵本を配り終えて感じたこと。

 4月1日をもちまして休校中のこども達に絵本を配る「おうちが図書室」という無料サービスを、全て終了いたしました。
この一ヶ月、絵本を選び、手紙を書き、そして函館中を走り回りました。

3月1日。北海道では緊急事態宣言が出され、小学校は休校になっていました。そんな中、何か私たちも小学生になにかできないか?と考え、わらじ荘にある絵本を配ることにしました。

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沢山の方々のおかげで、55名の子どもたちに、115回本を選び、おうちにお届けしました。

しかし、この状況の中、実際に相手に会うことはできません。

そこで、本だけではなく、お手紙やなぞなぞを同封することにしました。

3週間前といえば北海道では、こどもたちが外出していることに白い目を向ける人が多かった時期でした。

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家に閉じこもってしまいがちな子どもたちに、少しでも外部との接点や、人の「あたたかさ」を感じてもらえないかと、手書きにこだわりました。

でも、会ったことのない子どもたちに手紙を書くのははじめての経験。
想像力をフル稼働。書いた手紙は約50通。そんなお手紙に、本の回収の際お返事が一緒に届いたのです。
下の写真は、本の回収の際、絵本と一緒についていたお手紙や折り紙などです。いくつか紹介します!

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届けた絵本のイラストがかわいい!!

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この卵のからを上にあげると「ありがとう」の文字が

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前回は、「あんな」が「おんな」になっていたのに!

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素敵なお母様からのお手紙

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貸した本をご購入までしていただいたみたいです

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手作りの「おれいのえほん」と題してつくってくれました

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ドアノブに貼られていて、感動しました

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色の使い方とか、本当にかわいい。

ここにあげた手紙は、ほんの一部なんです。

すごく、心が、あたたまりませんか?
私はすごくあったか~~~くなりました。

一つ確認ですが、会ったことないんですよ。わたしたち!
どんな子なんだろうと想像しながら書いた手紙に対して、
誰か分からない人からのお手紙に返事をかく子どもたち。

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会ったことのない私たちのこの関係。そんな関係でも、どんなお手紙も心温まるものでした。
私たちも忙しくて心が狭くなっている時、お手紙を読むととっても幸せな気持ちになれました。

毎日、手紙を通して幸せが行き来していました。このデジタルな時代に、人に手紙を書くというアナログなことをするのはめんどくさいけど、暖かいものでした。どれだけ辛くても、手紙さえみれば回復しました。栄養チャージ!

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まさに手紙は生きるための栄養剤。
直接、会えなくても、人のぬくもりは伝えあえるのだと思います。

スマホでのやりとりも早くて便利でいいんです。
でも、手書きで書くことのめんどくささや、気持ちの伝わり方は手紙のほうが圧倒的です。

ところで、なんで手紙ってうれしいの?

手紙自体もうれしいのですが、やっぱり、
手紙を書いてくれているという時間がうれしいんだと思います。

手書きは、めんどくさい。そう、とてもめんどくさい。
ペンと紙を用意してくれた時間。
封筒に入れてシールを貼ってくれた時間。

そのめんどくさい時間を想像するから、より胸が暖まりますよね。

根拠はないし、理論ではなく、ただただ暖まるもの、それが手紙なのかもしれません。

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こんなにも沢山のお手紙、工作、本当にうれしいです。どうもありがとうございました。

こんな状況だから手紙書きませんか

そして言いたいことはひとつ!こんな状況だからこそ、大切な人に手紙を書きませんか?手紙で送れるものは文字だけじゃないと思います。お元気ですか?その一言やそれじゃあまたね、の一行が誰かの励みになること。そして書いてみるとわかるのですが、自分の心の落ち着きにもなるんです。今はこんな時代。こんな状況。人と会えない。だからなんだと、私たちにはお手紙があるではないかと。胸を張って生きてみませんか?


といった私も、今回はSNSに支えられました。

多くの方のご支援をいただき、本日最終日を迎えられたことをこの場を借りて御礼申し上げます。

本当に沢山の方かたご支援いただきました。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

本当に、多くの方々に助けられました。
ここだけの話ですが、かなり辛いときもありました。沢山のご家庭の連絡先や住所の整理、メディアへの露出への配慮など、時には疲れすぎて、心が狭くなってしまうときもありました。

自分は一体、なんのためにやってるんだ
なんで、こんなに時間と心を費やさないといけないのか

なんて考えることもあったのですが、投げ銭と共に送っていただいた、コメント、ツイッターやフェイスブックでの応援コメントが、私たちを支えてくれるものでした。本当に本当にありがとうございました!!

【本を寄贈してくださった方】
つつみさま、みゆきさま、いしばらさま、すがわらさま、ながさわさま、さとうさま、ふじさわさま、かわさきさま、しょうじさま、えのもとさまおかのさま、大学生協がっちゃさま、なつきさま、澤田さま、
みなさんのおかげで1週間に貸し出せる本が、1人5冊に増やすことができました。

【寄付して下さった人】のとぽさま、ぼこさま、えあいぱさま、
JUN さま、だいさま、Yugo suzuki さま、タオパイさま、Nori さま、Kashiko Sudo さま、こんのさま、さとうさま、つちださま、庄司さま、ともちんさま、ささきさま、山口さま、イベント情報局さま、ビイエフネットさま、(有)中山板金所さま、コトツムギさま、小平健太郎さま、阿部光平さま、ひとこさま、NAOKINGさま、lunatic.nostalgiaさま、ゆきまるさま、えびおさま、るいままさま、ガリルママさま、さなみさま、Ryuseiさま、こうちゃん758さま、りえいゆさま、菅原さま、くにおさま、高坂さま、ななさま

皆様のおかげで
ガソリン代、除菌用ふきん、クイズぬりえの印刷代、スタッフの交通費などに当てさせていただきました。本当にありがとうございました。

【ご協力してくださった方】
まつみーさま、かめさま、もーりーさま、あおいさま、しゅんすけさま、ふうかさま、かなうさま、まりんさま、たかはしさま、岩本さま、

みなさんが、私たちの手が回らないところをフォローしていただいたので、活動へのモチベーションを保つことができました。ありがとうございました。

【物資提供してくださった方】
710キャンドルしおりさま、やぶした生花店さま、オスカー商会さま、江口さま、ななつぼしさま、
皆様のおかげでより良い状態で子どもたちに本を届けることができました。

【広報をお手伝いしてくださった方】
函館新聞飯尾さま、北海道新聞堺様、NHK網さま、HTB喜多さま、函館市でたくさんシェアしてくださった皆様、Twitterでリツイートしてくださった皆さま
みなさんのおかげで、より多くの方に周知され、必要な方に情報を届いたのかなぁと思います。

関わってくださった皆様、本当にありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

最後におうちが図書室、愛の相関図をメンバーの一人が描いてくれたので、載せておきます。

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今後も、自分達なりにいいなって思うことを表現し続けていきたいなと思っています。
どうかうっすらとした目で見守ってください!!






いただいたものは、全て大切なひとに、そしてまちに、使わせていただきます。