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ヘルプマーク商店街 お題:ヘルプ商店街

本文

ヘルプマークを持った人物だけが入れるという商店街がある。
そこに入ればほしいものが手に入る……という保証はない。
それでも当事者が抱えている悩みは、必ず解決する。
これがヘルプマーク商店街だ。

知り合いがあそこに行ったので、断片的だがメモを取っておいた。

  • ヘルプマークを持っている人物である

  • 悩みを抱えている状態で路地裏に入る

  • 路地裏は行き止まりであることが条件

  • 行き止まりであるはずなのに、深刻な問題を抱えたヘルプマークの持ち主はヘルプマーク商店街に行くことができる

とのことらしい。

そこでの経験は、自分の悩みが一瞬で吹き飛んだことだったという。
もうこんなところには住んでいられないとも言った。



だが、知り合いは例の商店街の裏を知ることはないだろう。








あの商店街は、いわば弱者の強制収容所みたいなものだ。
弱者を入れて、皆殺しにする気なのだろう。




何で知ってるかって?

そりゃあ、公務員だからね。
あの場所を作ると決めたら逆らえないんだよ。


参加企画

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