マガジンのカバー画像

大学入試「自由英作文」の深淵

10
受験産業の世界の「自由英作文」というアヤシイ商品。その闇を知った応用言語学者・実務翻訳者・大学教員が大学受験生のために、科学的なライティングのメソッドを考えました。
運営しているクリエイター

記事一覧

大学入試「自由英作文」問題の深淵3.2.1

対比と類比 3.2では大阪大学の問題を使って、換言法でパラグラフを構成する方法について考察…

ANLL
2年前
4

大学入試「自由英作文」問題の深淵3.2

論理展開の型 前回の3.1.1.2の記述の中で、パラグラフの構成法を次の3つに分けました。 も…

ANLL
2年前
4

大学入試「自由英作文」問題の深淵3.1.1.2

今回は問題4の解答編です。 問題4 事実を書く問題 この問題は事実を踏まえて、good/not g…

ANLL
2年前
3

大学入試「自由英作文」問題の深淵3.1.1

カタカナ語の深淵 カタカナ語は外来語‥‥という印象がもたれています。もとになっている外国…

ANLL
2年前
4

大学入試「自由英作文」問題の深淵2.2.3

問題[3] これも事実をもとに答案を書かなければならない問題ですが、一般常識の範囲ではプロ…

ANLL
2年前
4

大学入試「自由英作文」問題の深淵 2.2.2

問題[2] 意見ではなく、事実を書く これも「あなたの意見を‥‥」とありますが、あなたの個…

ANLL
2年前
4

大学入試「自由英作文」問題の深淵 2.2.1

さて、前回の問題の答から。 [1]はⅢ型、[2][3]はⅡ型です。 問題を再録しておきますね。 気をつけてください。argue とか「あなたの意見を」とか give your opinion とか書いてあっても、個人の勝手な考えを書いてはいけません。 [1]は「70歳定年制を導入すべきである(または、導入すべきではない)」を導くことのできる適切な理由を述べる問題です。当然、この理由に相当するものは、あなたの勝手な予想ではありません。理由として良いものは2種類。第一に、常

大学入試「自由英作文」問題の深淵 2.1

第2章 尋ねられたことに答える問の型 自由英作文対策と銘打った受験参考書には2つの特徴があ…

ANLL
2年前
2

大学入試「自由英作文」問題の深淵 1

第1章 プラチナ万年筆「プレスマン」(笑)Mechanics 答案を見るときに、最初に採点者がざっ…

ANLL
2年前
5

大学入試「自由英作文」問題の深淵(序章)

序章ライティング問題のこれまで かつて大学入試においてライティングの問題はあたかも無法地…

ANLL
2年前
4