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20191226 甲状腺治療とわたし

いきなりですが、私、甲状腺機能を患っております。ずっと経過観察が必要なので、今の状態を観察し、日々の体調管理を記録することで、自分の体を意識していきたいと思い、どうせならnoteに記録しちゃえ!ということで、記事を書いてみました。

【経緯】
3年前に(というよりもっと前からだけど)更年期症状と思しきほてりやイライラがひどくなり夫に当たり散らす日々。自分でも制御が効かず異常だという自覚があったし、夫婦関係にも亀裂が入ってきたことから、これはもう手を打たねば!と更年期障害を疑って婦人科へ行きました。

婦人科行って検査したら、女性ホルモンはもう閉経とわかっただけでなく、まさかの甲状腺機能異常が発覚。大きな病院でさらに検査をしたら甲状腺機能亢進症と診断され、服薬治療開始。

甲状腺機能についてちょっと説明しますね。
甲状腺ホルモンは「やる気ホルモン」と言われていて、やる気や新陳代謝、体温調節、心臓や胃腸の活性化などを司っています。脳から送られてくる甲状腺刺激ホルモン(TSH)が体内のバランスを保つよう働いてくれるのですが、なんらかの原因で暴走してしまうとあら大変!

甲状腺が亢進しすぎると一日中マラソンしている状態になり、夜も眠れなくなるし体力も精神的にも消耗します。頭は回るようになるので仕事が早くなるというメリットもありつつ、ひどくなると思考が止まらないのでイライラがひどくなりますし、それが尋常じゃないのでストレスも半端ないんですよ。心臓にも負担がかかりますし、放っておくと死に至ります。

逆に、甲状腺が低下するとやる気がガクッとなくなります。肌は乾燥するし抜け毛がひどくなる。性欲減退、極端に疲れやすい、やたらと眠い、体が冷えるなどなど、ダメ人間まっしぐら。とにかくやる気が出ない。今よりももっと絶不調だったときは家事はおろか、歯磨きやお風呂も途中で嫌になるくらいなにもできなくて大変でした。メリットがあるとしたら怒りの沸点が低くなってイライラが減ったこと。怒るってエネルギーいるんだなと初めてわかったくらいです。

鬱だと思っていたら甲状腺機能が低下していたということもあるので、鬱かな?と思ったら甲状腺の検査もしたほうがいいですよ。

で、亢進症に対する服薬治療でメルカゾール、プロパジールを服用するも副作用で肝機能が悪化したため、アイソトープ(放射線薬を飲む)にて甲状腺を一部強制的に壊すという治療を行いました。それによりひとまず亢進状態は治まったのだけど、今度は甲状腺ホルモンが自力で出にくくなるので、今度は甲状腺機能低下症に。現在はチラーヂンという甲状腺ホルモンを補充する薬を服薬中です。

アイソトープで強制的に壊すと、もう一生チラーヂンを服薬しなければいけないと言われ、人によってはまれに薬が要らなくなる人もいるそうですが、こればかりは私もわからないので、ずっと付き合うつもりで覚悟は決めています。

そのため2~3ヶ月に1度、血液検査のため通院が必要で、数値によって薬の増減を調整していきます。これも人それぞれで、早くに定量が決まって半年に1回くらいの通院で済む人もいれば、私のように不安定で通院頻度が高くなる人もいる。早く定量が決まればいいのだけど、アイソトープの元は放射性物質ですからね。体にどう反応を起こすかは人それぞれで読めないとのこと。

【現状】
しばらくは25mg/1日服用し、ゆっくりゆっくり数値が基準値めがけて上がってきて、ここ1年でやっと少しずつ働き始めようという意欲も湧いてきたので、徐々に体調も気力もいい感じになっているつもりでしたが、先月末にあまりにも具合が悪くなり、急遽薬を50mgに増量。1ヶ月経った昨日、検査と診察を受けたら、いきなり基準値に入ってびっくり! という昨日の通院。

この1ヶ月、薬を増量してみて感じたのが、チラーヂンの説明にある血糖値上昇のしやすさと食欲増進、焦燥感。基準値とはいえ、ワタシ的にはまだ低いと感じているので、食べすぎ注意だなぁ。

よく、低下症になると太りやすいいう声を聞くのですが、たぶん意欲低下で運動習慣が持てず、そこへ薬の副作用で血糖値上昇と食欲増進がやってくるので太るんだわ。私、この1ヶ月でいつも履くパンツがパツパツになってきたのを実感したので注意せねば。糖尿病のリスクもあるしね。しばらく薬増量で様子見になったけど、やはり血糖値の上がりやすさと焦燥感に不安を感じるので、今日から1週間くらい量を25mgに減らして様子見。これは体感を記録して今後どうするか判断し、先生にも事後報告するとしよう。

今日はこんな感じ。

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