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娘がギフテッドだと判明した?日(WPSSI III 検査結果)

2022年5月某日、
年中なりたての4歳の娘が先日

ウェクスラー式のWPPSI-III知能検査(ウィプシスリー)

をうけ、約1ヶ月待ったのち検査結果を聞きにいきました。

【ギフテッド疑い?
何故発達検査を受けようと思ったか
については後日書きたいと思います。】

自治体の発達相談センター?支援センター?のような所で、1年数ヶ月プレイセラピーのために通っている所での実施です。

報告書の「主訴」には
・かんしゃく
・母子分離不安が強い
・やりたくないことをやらない
と書いていただいていました。
検査日のひとつ前の相談日に伝えた困り感たちでしたが、もう一つ
・完璧主義からくるこだわり
という点は書かれていませんでした。
(まぁここはどうでもいいです)

結果

●ウィプシはウィスク4(WISC-Ⅳ)と違ってワーキングメモリーの指標がでませんので、それ以外の3つの下位検査
(=以下にあがっている、言語理解や目で見て判断する知覚推理など、それぞれの分野の検査)の凸凹がわかります。
さっそく結果から…

全検査IQ(FSIQ)147

言語理解指標(VCI)126

知覚推理指標(PRI) 123

処理速度指標(PSI)137

凸凹はそんなに大きくないですが、
報告書には
「15%有意水準で、言語理解・知覚推理<処理速度」とあり
心理士さんも
「言語理解も知覚推理も平均よりは上ですが、それよりも処理速度が優れているため、
ここの乖離からくる困り感は少なからずあると思います。」とのことでした。


私的には
「下位検査のIQ数値より、総合のIQ数値がぐんとあがっているが、
何が加算されてこんなにあがったのか?」
がめちゃくちゃ気になりました。

心理士さんに
「ウィプシもウィスクも、全検査IQは
単純に(◯+◯+◯)÷3と足して割って平均をだしているわけではない」
と確認はしましたが、
何がそんなに総合を底上げしたんだろう…
採点基準というか何に基づいて出たものではあるというのは分かるんだけど、一体何が…??!!と…
検査の結果の出し方を知らない以上、これ以上詳しく知ることはできないのでしょうが、すごーーーく気になります…ξξ

→→→

ここについて臨床心理士でウィスク検査もできる友人に聞いて確認しました。
いわく「偏差で数値を求めてるからかな。全体でみたら高くなったんだと思う。なにか加算してるってことはないはず。」
「偏差値と仕組みが同じで、50点の人が多かった場合と、90点の人が多かった場合、満点だった人の偏差値って変わるでしょ?各下位検査、全検査、それぞれで分布が違うから、数値も単純比較できないのだよ!」
さらに「全ての下位検査が全て揃って高いことはまれだから、その分FSIQは高くなりやすいんだって!」ということでした。なるほど!



●所見や今後の指針としては以下のようなアドバイスをいただきました。

・「頭ではわかっているけど気持ちはついてこない」知能と情緒のアンバランスさを、理解してあげるような対応を。
つまり非同期発達ですよね。

癇癪対応は、もう少し私が「実年齢より低そうだ、もっと甘えが必要な脳だ」と認識して受け止めるような方向性でいくのがもしかしたら良いのかもしれません。
これからまた試行錯誤です。

・慣れない環境や新しい事柄に不安を抱くので、見通しをもたせてあげる。スモールステップをふむ。

これは検査前にギフテッドはなんぞやと勉強していた時から、特にママ友からアドバイスをいただいたりして知ってはいたのですが、
これからはより強化していきます。


やはり検査でわかった特性や傾向から、どういう対応が合いそうか、という客観的なアドバイスをいただけたのが非常に大きな助けになるものだと感じました。
1日に何度もある感情爆発、癇癪をなだめながら、「一体この子はどうしてこうなの?何がそんなにいやなの?」と頭暗闇迷路になって親も鬱々としてしまう状態から、
客観的理解の光がさすことはどれほど…

かんだたが地獄の底からお釈迦様の垂らした蜘蛛の糸に気づいた時のような気持ち…とは言い過ぎですが笑
検査結果は変動する、完全なももではなくヒント・手がかりとして受け取るべきとは分かっていても、やはり得るものの多い経験となりました。


ファーストインプレッション


●処理速度凸………●

娘は小さい頃から語彙も豊富で3ヶ国語わかるし、算数では図形問題も得意なので言語と推理が凸だろうと思っていたのに、
ここが「1番」出たか!?と正直驚きました。

そして事前にSNSなどで「処理速度凸は珍しい」と聞いていたので、ハードルあがったな…orzずーんorz感がすぐにやってきました…

検査の事前に相談していた私の手記から

・処理速度は凸っぽい

・頭の回転は早いのに
言語化や手の動きなどがそれについてこないことによるフラストレーションがありそう

・すぐ手が出る、やりたがる
複数の指示(料理、実験、ゲーム手順など)が通らない
言ったそばからすぐやりはじめてしまうから指示が聞けない耳に入らない

という予想などは書いていたので当たっていました。母の勘は強しですね。
”あ る 程 度“高そうだとは思っていましたが…


傾向として「テスト問題など、パパパーっと速く解いてしまうがケアレスミスが多いので正確性に欠け試験に落ちたり受験にむかない」なんて話も聞いたのでひぃ!(恐怖)と思う気持ちもいなめず。

珍しい分、サポートしてきた方や先輩ママさんも少ないだろうし体験談やノウハウなど触れられるかな、うまくサポートしていけるか…(不安)という気持ち。


●総合IQ数値が高い…●

事前に見ていたギフテッドの分類からみると
「ハイリー」に該当し、全人口?全体?の3%どころか0.1%ということでたじたじっと恐れおののいてしまった。

それらが頭をぐるぐる回りながら、心理士さんの説明ー総合初見や今後の指針を聞いていたのでした。

番外編 小話

語い総合得点(GLC)110

ウィプシのみある「見たものの名称がことばで言える、語彙を理解する力」の検査です。
それでも「平均〜平均の上」ということですが、状態がよろしくなかったのでおまけで書いておこうと思います。

まず一つに、「もうやりたくない、もう帰る」とずっと言っていた最後にやった検査だったこと。
そして、検査に同室していたので親の目からはっきりと読み取れたのが、英語が出てきてしまって困惑してからのち答えられなかった、ということがありました。

途中でやかんの絵が出てきて
「tea pot! あ、tea…」
と(恐らくtea kettleと )言い直そうとして

「あ、この人は日本語の人だから英語でいっちゃだめだ」

と先生を上目使いに考えた顔をして、口をつぐみました。
次にピエロの絵がでてきてすぐに
「c…」
(英語でクラウンの最初のcの発音をした)
と言ったあとすぐに、あだめだ!という顔をして。

〔娘は状況や人で言語を使い分けます。
※おうち英語をしている日韓ハーフです。
私的には環境によるものだと思っていましたが、
この人は英語しかわからないから、この人は韓国語しかわからないから、この人はこれとこれなら通じるからどっちかやりやすい方使おう、とか。
思えばこの能力が高いのも、言語理解凸と知能の高さが起因していたのかもしれません。〕

その後からは扇風機など確実にしっているものがでても全て「わかんない」で答えて絵の冊子が終わりになりました。

語彙力が高いのは普段からわかっているので、この下位検査で特に何か分かりそうとは思っていませんでしたが、
まぁこんな所も娘らしい一面が現れて、見れたなと思いました。

終わりに

夕食時、夫と検査結果を聞いて感じたこと
(:娘に聞かれてもあまり支障のない話の中で、
特に単語なども難しかったりごまかせるような話題
:韓国語のみ)
を話していたら、娘が突然気まずそうに

「ごめんね…」

と。

「え!?突然どうして!?(驚)」

「今までいっぱい泣いて…」

ぶわっっ(´;ω;`)

1番弱い韓国語でどこまで聞き取っていたかはわからないけど、
「(他の子と比べて)自分が1番泣く」
「(今回娘は凸凹差がそんなに大きくなかったけど)差が大きくて大変な子もいる、人それぞれ」
みたいな話の内容の言葉の端々を聞き取ったんだと思う。

もう私も夫も一気に涙があふれて3人で抱きあって
「いいよ!泣いていいよ!」
「今まで辛かったよねぇ!?」
「そのままの娘ちゃんでいいよ!
そのままの娘ちゃんが大好きだよ!
心配しなくてもいいよ!」
と泣きました(´;ω;`)

でも落ち着いた後こうも付け加えました。

「でも娘ちゃん、嫌な気持ちになったり爆発したりするの、好き?気持ちがいいこと?

(返事がううんだったので)
そしたら気持ち悪い状態にできるだけならないように、練習していこうね。
減らせるように努力しよう。
その努力はやめないでいこう。

そしたらもっと気持ちがいい状態が長くなるよ。

ずっと一緒について頑張るから、
パパもママもいるから大丈夫だよ」
と。


(そしたら
今すでに練習ではない、本番だ💢とか言いはじめたので
本番でも失敗しながらやっていっていいんだ、こないだみたフィギュアスケートの人も本番中に転んだけど、皆、ジャンプよく挑戦したねって拍手わーってしてたでしょ?皆失敗するんだよしていんだよ
…という話に繋がり、
まぁいつものことだけど
「間違えちゃいけない、失敗しちゃいけない、ダメなことやっちゃいけない」みたいな
ある種軽い強迫観念みたいなのにまた付き合うはめに。。。。(トホホ)

いつものことなので、親の伝えたい価値観(失敗マンセー)を言い続けるしかないと思っています。)

これからの母の課題

これからとりあえず

①心理士さんに薦められた、発達外来の予約をいれる
病院通いはじめる
スペクトラムなど何か発達障害がないかも診断してもらう

②ギフテッド関連本を読み進める
すでに読んだ本も読み直す

③通級?情緒級?について調べる
小学校どうするか考えていく
ギフテッド教育のある海外移住の情報もみる

④幼稚園の先生に伝えるかどうか考える
(特殊な幼稚園なので、特殊な事情あり)

こんな感じで情報収集や脳内整理などを進めていきます。

そして、
夫とも話し合った
「とにかく、それでも幸せに楽しく仲良く生きる!」
「娘ちゃんが好きなことやりたいこと/それを探す サポートをおしみなくしていく!」

ことを
とにかくやっていきたいです!


長文をお読みくださりありがとうございます。
またギフテッドチャイルドについて、
困り感や特徴、私が今まで頑張ってきた育児や子育ての軸について、記事を書けることを楽しみにしています。是非またお越しください。

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